海外に留学中に心配になるのが、お金のことだったりもします。
実際は留学前に想定していたよりもお金が多くかかった、なんていうことも聞く話です。
今回はカナダに留学している場合に、アルバイトが出来るかどうか、日本との違いなどについてお話ししていきます。
カナダ留学中の時、高校生がバイトできる条件とは?
「カナダで留学」とひとくくりにいっても、ビザがまったく違うことがあります。
まずはいわゆる「観光ビザ」といっても、ビザなしでカナダに入国することです。
日本のパスポートで入る場合は、半年は滞在可能でその間で短期の留学ができます。
次に「学生ビザ(就学許可証)」で留学している場合、あとは、ワーキングホリデープログラムで入国している場合。
これは18歳から30歳までで、一年間限定。しかも、一生で一回限定のプログラムで
「海外で働きながらの長期休暇を!」というコンセプトのプログラムです。
一応就学もできますが、半年以下までです。
発行数は限られているので申請してもとれないこともありますし、締め切りもあります。
これらのビザうち、働けるのが学生ビザとワーキングホリデープログラムです。
ワーキングホリデーは、どちらかというと「短期間の勉強もできるよ」という程度です。
学生ビザですと、「フルタイムの授業を受けている」という条件ではありますが、
オンキャンパスの仕事やオフキャンパスでも、週20時間以内ならバイトができます。
なので、放課後のアルバイトとかもできます。
夏季休暇や冬季休暇なら、週40時間のアルバイトも可能です。
ですが、条件が変わることの多い項目ですので、その時の条件を自分でも調べることをオススメします。
(上記は、2018年12月現在の状況です)
なお、語学学校に留学している場合は、アルバイトは不可能です。
カナダでの就労は、英語で意思疎通が可能なことが必須条件とされています。
語学留学で来ているのであれば、この条件を満たしていないと判断されるためです。
もし、観光ビザで留学していて、しかもカナダ政府が認定した学校でフルタイムに通っていて、アルバイトがしたいならばまずは学生ビザをとりましょう。
観光ビザが切れる前に入学許可証明とビザ延長申請、財務証明をカナダ国外のカナダ大使館に提出し、
届いた通知書をもって再入国して学生ビザに切り替えましょう。
ただし、かなり難しい手続きのため、誰かに助けてもらいながら申請することをお勧めします。
手続きはとても面倒ですが、あまり経験できない社会経験としてやってみるのもいいと思いますよ。
やる場合は、早めに動きましょう。
あと、カナダでアルバイトをしたいならSIN(Social insurance number: 社会保障番号)がいります。
アメリカにもありますが、日本でのマイナンバーのようなもので、申請書を提出する必要があります。
住んでいる州の窓口で確認してください。
ところで、アルバイトでも面接のためにレジュメを作る必要があります。
レジュメは日本での履歴書のようなものですが、大きな違いがあります。
特に決まった書式はなく、年齢、国籍、性別は必須ではありません。
写真も必須ではありません。家族構成もいりません。
大切なのは自分の強み、PRしたい経験です。
日本の履歴書とちがって、自分の能力を存分にアピールするようなものを作成しましょう。
私からしたら、アルバイトのためにそんなに自己PRって大事か・・・て感じですが・・・
でもこれ、カナダだけでなくフランスでもそうなんですよね。私のフランス語の先生も、フランスでのアルバイトには履歴書が必要だと言っていました。
「志望動機なんて、そんなのお金のために決まってるじゃん」と言っていましたが^^;
また、同時にCOVER LETTERも必要です。
これはレジュメを読んでもらうための表紙のようなもので、
レジュメを出す目的や希望する職種、自分の能力、連絡先、そして「自分を雇うメリット」などを簡潔に記したものです。
これを担当者は数十秒で読んで、レジュメを読むかどうかを判断します。
なのでここで手を抜くと、レジュメを読んでもらえません。
気合いをいれて作成しましょう。
カナダのバイト時の時給と特徴(日本と比較して)
カナダのアルバイトの時給ですが、州で定められた最低賃金は守られます。
最も低い州は、サスカチュワン州で 時給10.96カナダドル、高い州はアルバータ州で時給13.60カナダドル
大体 時給11カナダドルくらいが、相場でしょうか。
アルバイトの種類としてはレジ打ちや、ホテルやレストランなどの接客やサービス業など、日本でもおなじみなものもあります。
1番人気は、学校の近くでできるレストランでの給仕。募集も多いようです。
日本との大きな違いは、チップの存在です。
時給は、場合によっては9カナダドルと最低賃金を割ることもあるそうですが、
これはチップで上乗せすることができるからなのでしょう。
接客が好きでしたら、結構稼げますね。
カナダでは他にはLandscapingといって、いわゆる庭仕事も人気です。
これは、日本ではあまり経験できないアルバイトですね。
草刈りやガーデニングなどの体力仕事で、時給は12カナダドルです。
長期休暇のアルバイトですることが多いです。
カナダの文化を味わう良い機会でしょうし、なんなら違う視野が開けるかもしれません。
体力に自信がある方は、いかがでしょうか。
あと、カナダで人気のアルバイトはレジ打ちです。
時給は最低賃金ぐらいですが、時間の自由がきき、休みもとりやすいからです。授業後にやっている学生が多いです。
色々な仕事を探したいなら、クラシファイド(Classified)という情報掲示板や
カナダ政府のウェブサイトなども見てみましょう。
カナダ留学高校生のバイト:まとめ
カナダの留学時にアルバイトをすることは学生ビザがあれば、あるいはワーキングホリデープログラムであれば可能です。
日本ではできない経験もたくさんあるでしょうし語学力強化もかねて、やってみるのはいかがでしょうか。
あと、Co-opプログラムというカナダの専門学校で行われる就労ビザも同時に取れるプログラムもありますが
アルバイトとはちょっと別の話になりますので、興味がある方はそちらも調べてみてください。
ただし、稼ぐことがメインになると忙しすぎて学業が疎かになることもあります。
せっかくのカナダ留学なのに、勉強ではなくアルバイトばかりに集中しているのは勿体無いですよね。気をつけてくださいね^^
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