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PATM(パトム)とは?症状や原因と治し方!本当の苦しさは○○にあった

投稿日:2018-03-04 更新日:

患者に説明する医者

あなたは、PATM(パトム)という症状を知っていますか?

ほとんどの人は知らないと思いますが、実際に苦しんでいる患者が意外に多い症状です。

PATMとは何か、その症状や原因についてまとめました。

PATMの症状

 

PATMとは、People Allergic To Meの略。

つまり、人が私アレルギーである、ということです。

 

PATMは、自分がいるだけで周りの人がくしゃみをしたり、喉に違和感を感じます

つまり、自分が周囲の人たちにアレルギーを引き起こしているような症状です。

しかし、ほとんどの場合本人には全く症状が出ないので、最初はPATMに気づきにくいです。

(人によっては、異常な体臭が出てくる人もいます。

「古い家の臭い」とか、「焦げ臭い」と言われることも)

 

ただPATMに気づくと、強いストレスになることが多いです。

そりゃそうですよね・・・

自分が存在するだけで、その周りの人たちにアレルギー症状を引き起こしてしまうのですから。

人といるのが怖くなっちゃいますよね。

自分が原因でなくても、周りにマスクをしている人も見ただけで

「自分が近くにいるからマスクをしているのか?」と思っちゃうこともあるそう。

本人には症状が出ないのでそんなに深刻に思えないのですが、

人間関係が上手くいかなかったり、人と一緒にいるのが怖くなったりするので

精神的にかなりくる病気ですね。

 

また、私は今回PATMについて調べるまで、この病気について知りませんでした。

私だけでなく、ほとんどの人が知らないと思います。

知名度が低いので、周りに理解されにくいのではないかな。

周りに理解されないと、「なんでもっと人と関わらないの?」て思われちゃいますよね。

それもこの病気の辛さだと思います。

 

PATMの原因

 

ちょっと不思議な病気であるPATMの原因が気になりますよね。

しかし、PATMの原因はまだ解明されていないんだそうです。

 

え・・・・

私のような一般人に認知されていないのも当たり前で、

医学界でもほとんど認識されていないのです。

なので、PATMだと自覚した患者さんが病院を受診しても相手にされないことが多いのだとか。

ただ、PATMの症状が出ているのはいるのです。

 

PATMの治療として有名な大阪府の小西統合医療内科には、

毎月40~50人のPATM患者が訪れていると言います。

これだけ患者さんがいると、PATMを「気のせい」とは言えませんよね。

確かに存在する症状だと言えます。

早く医学界で認知されるといいですね。

 

原因として考えられるのは、本来体内で解毒したり、体外に排出されたりするはずの物質が

上手く排出されずに、肌から発散されるということです。

PATM患者の肌からは、化学物質が普通の人よりも多く出されているそうです。

小西統合医療内科では、どのような物質が自分の肌から出ているのか検査:皮膚ガス検査ができます。

他にも様々な検査があるのですが、どれも3万円前後!

検査は5つあるので、全てやると15万円近く!

やはり高いですね(´Д` )

 

皮膚ガス検査の結果、PATM患者からは

石油化学物質「トルエン」が高く出ていることがほとんどだそうです。

この「トルエン」は、シンナーのような臭いがすることがあるとか。

臭いに敏感な人がこれを感じて、アレルギー反応を起こすことがある、と考えられています。

なので、全ての人がPATM患者によってアレルギー反応を起こすわけではありません。

PATMの治療法

 

残念ながら、現在PATMの確実な治療法はありません

ただ、本来蓄積されるはずのない物質が体内に溜まっていることが原因である可能性ということから、

デトックス機能や腸内環境を改善することが大切です。

これにより、老廃物を体外に排出させやすくできます。

 

PATMの本当の苦しさ

 

この度記事を書くにあたり、実際にPATMで苦しんでいる方のブログを読みました。

そこには彼の様々な苦しみが書かれていました。

こちらのブログです。http://mienaiteki.seesaa.net/

 

職場で、自分がいるだけで周りが咳をしたり、喉に違和感を感じる。

そうすると、だんだん「”彼”が原因ではないか」と周りが勘ぐり始めます。

周りに特定されると、だんだん職場に居づらくなりますよね。

職場の人間がPATM患者を避けるようになってしまいます。

しかも、PATMが認知されていないので、「彼がいるだけで喉がやられる」と、

伝染する病気を持っているのではないかと思われてしまいます。

 

また、病院に行っても理解されず、医者にあしらわれてしまいます

そのため、また違う病院に行き、理解してくれる医者を探さなければいけない・・・

このような、私たちには想像もできないような苦しみが述べられていました。

 

まだ認知されていない。

 

一般の人にも、医者にまでも認知されておらず、

「気のせいだ」とか「伝染性の病気持ち」だと思われてしまう。

 

PATMの本当の苦しさというのは、ここにあると思います。

 

まとめ

 

今回私はこの記事を書くまでPATMを聞いたこともありませんでした。

しかし、それがこの症状の問題なんだと思います。

まだ認知されていないこと。

まだ知られていないから、周りに理解者が少ないし、研究者も少ない。

もっとPATMが知られるようになり、研究する人も出てくれば、PATM治療の研究も進むのではないかと。

まずは、PATMをもっと広く世間に知ってもらうこと。

それが解決の一歩になるのではないかと思います。

 

別の記事で、改めてPATM患者の苦しみを考察しています。

PATM(パトム)治療が早く進むことを願って。患者の苦しみを考える

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