「クレイジージャーニー」への出演で広く世間に知られることとなった写真家のヨシダナギさん!
そのミステリアスな風貌から、実際どんな方なんだろう?と気になってしまう方も多いかと思います。
そこで、今回はそんなヨシダナギさんの写真家としての特徴やファッション、プロフィールや写真集情報などについて情報をまとめていきますね。
目次
写真家・ヨシダナギの撮影法や考え方が興味深い!
ヨシダナギさんが写真家として世間に知られるきっかけとなったは、TBSで放送されていた番組「クレイジージャーニー」への出演。
番組内でアフリカで暮らす少数民族のもとを訪れたヨシダナギさんは、積極的に現地の人と同じものを食べ、同じ衣装に身を包み距離を縮めていきます。
たとえその衣装で肌や胸をさらすこととなったとしても躊躇しません!
そんな姿が番組のファンにウケ、徐々に人気が上がっていきました。
写真家・ヨシダナギの考え方
実はヨシダナギさん、かなりの人見知りでアフリカに言ってもあまり喋らないうえ、もともとは英語もほとんど話せなかったんだとか。
しかし、それだけでは現地で少数民族とコミュニケーションを取れませんし、写真を撮ることも叶いません。
ですので、コミュニケーションのため「四六時中笑顔で過ごす」ようにし、苦手な食べ物を勧められても「現地人を上回る量を頬張ってみせる」そう。
そうすることで現地の方に「お!こいつは自分たちと仲良くなる気があるな?」と思ってもらえるみたいです!
確かに、「クレイジージャーニー」でも “よだれ味のお酒” や “コウモリの肉” などを躊躇せず口にする姿がたびたび映し出され、現地の方と信頼関係を築いていました。
また、少数民族に受け入れてもらうために民族衣装をまとう際も、下着をまったく付けずに裸になり、相手を驚かせたこともあるそう。
さらにアフリカを訪れた時には日焼け止めクリームは塗らず、日焼けして皮がむけてしまっても気にしないままでいるそうです。
どうしても日焼け止めクリームを塗ると現地の方が「肌が黒くなるのをこの人は嫌がっている」と感じてしまうので、相手にそういう気持ちを抱かせないためにも肌は黒くなるに任せている……と「宝島オンライン」のコラムでも書いていました。
そういった小さな積み重ねが、ヨシダナギさんとアフリカを繋いでいるんですね!
写真家・ヨシダナギの撮影方法!
実はヨシダナギさん、本格的に写真について学んだ訳ではないそうです。
そのため詳しい撮影方法やレタッチ方法は人に説明できないんだとか!
当初はアフリカの旅の記録をするためにカメラを持って行っただけで、「アフリカをかっこよく撮りたい!」という気持ちだけだったとご本人も宝島オンラインのコラムで言っていました。
そしてこんな風にも……。
「私は、フォトグラファーという職業(肩書)は“アフリカ人から貰ったモノ”だと思っている」
こちらの写真をご覧いただくと、そんなヨシダナギさんの思いが伝わってくるようです。
ヨシダナギ写真展"Suri Collection "、今日からです!ヨシダの在廊日: 19, 20, 21, 23, 26, 27日(15時以降)お気軽にスリコレの会場に遊び来て下さいまし!http://t.co/m6LHyBuzsz pic.twitter.com/E2KiecOX4w
— ヨシダナギ / nagi yoshida (@nagi_yoshida) September 19, 2015
ちなみにカメラはNikonから提供されたものを使っていて、マネージャーからは「ヨシダさんはカメラに興味をもたないでください!」と言われているほど。
どうやら熱しやすく冷めやすい性格から、あえてカメラや撮影方法などにのめり込まないようしているそうです。
▶︎使用機材
- カメラ:Nikon D80
- レンズ:不明
- ストロボ用ソフトボックス:不明
▶︎レタッチ
- Adobe Photoshop Lightroom
- Adobe Photoshop
また少数民族の方たちを撮影する時間帯は、肌の色がきれいに映える「日の出から約1時間半」と「日が沈み着るまでの約1時間半」のみ。
どうしても日の光や天気によって肌が赤みがかったり黄色がかったり。時には紫色や青色に写ってしまうこともあるそうです。
カメラや撮影方法に詳しくないながらも、約2年半かけてこの “ゆらぎ” が出ないようベストの時間帯を見つけたため、この計3時間に集中して撮影を行っているとコメントしていました。
ちなみにレタッチ加工のことでよく「HDR(ハイダイナミックレンジ)の加工方法は?」と質問を受けるそうですが、ご自身では自分のレタッチ加工がHDRなのかどうかも分かっていないそうです。
自分の求める写真にするために試行錯誤しながら行なっている加工が、“結果的に” HDR加工になっているのかもしれませんね!
(※HDRとは:明るさの違う画像を何枚か合成して作る加工のこと)
ヨシダナギのファッションはなぜ黒ばかりなの?
ヨシダナギさんと言えば、そのファッションも魅力の一つ。
日本にいてもアフリカにいてもファッションのスタイルは変えないそうで、ヨウジヤマモトの服を愛用されています。
ヨウジヤマモトと言えば黒!
過去には原色のファッションも楽しんでいたそうですが、ある時黒い服を着た自分が「理想としていた女性の姿」に思えたことから黒ばかり着ているそうです。
その「理想としていた女性の姿」に近づいた、キリッとした印象を与えるために黒を愛用されているだけなく、もともと黒が単純に好きだったこともあるんだとか。
また、アフリカにいる時は目立つと危険かな?と当初は考えていたそうですが、現地の人から「きれいな方が守ってもらえる」「そのほうが目立っていつも気にかけてもらえるから安全」と教えてもらったそう。
だからアフリカでも好きな服を着てメイクもバッチリ!で過ごされているんですね!
ヨシダナギのプロフィール
生年月日:1986年7月6日
出身地:東京
身長:165㎝
血液型:A型
幼少期、テレビに映ったマサイ族の姿に「かっこいい!」と心惹かれ、大きくなったら絶対アフリカ人になりたいと思っていたヨシダナギさん。
その後は14歳でから不登校、掲示板に書いた文章からネットアイドルランキング1位を獲得、芸能事務所に所属しグラビアアイドル……とさまざまなことを経験。
しかしグラビアアイドルに向いていないと気が付いたヨシダナギさんは、絵が得意だったことからイラストレーターの道へ。
この頃、初海外のフィリピンで写真を撮るためカメラを購入。
その時の写真をブログに載せると周りから褒められたそうなんですが、ヨシダナギさん自身は「世界観が変わるような体験」を感じられず、小さな頃に憧れていたアフリカへ行くことを決めました。
銀座のスナックで働きながらお金を貯め、2009年にアフリカのエチオピアを訪問。
その後は定期的にアフリカを訪れ、その際に撮影していた写真がブログでも評判となりました。
2012年にカメルーンのコマ族と出会った時にやっと少しの英語が通じるようになり、「自分も同じ民族衣装を着たい」と服を脱ぎ始めます。
そのとき写真が反響を呼び、2015年9月10日にTBS「クレイジージャーニー」へ出演が決定。
2017年の「日経ビジネス」では、日本に影響を与える “次世代を創る100人” にも選ばれました。
ちなみに「ヨシダナギ」は本名ではないので、漢字をカタカナに変えたという訳ではないそうですよ。
ヨシダナギの最新写真集が2020年5月25日(月)に発売!
ヨシダナギさんというと「アフリカ」のイメージが強いですが、今回あらたにドラァグクイーンにスポットを当てた「DRAG QUEEN」という写真集が発売されました!
2,3年ほど前から「新しいものが見たい」という声もあったそうで、今まで好きでアフリカや少数民族の写真を撮っていたヨシダナギさんは少し悩んでいたそう。
そんなとき、かつて見た映画「プリシラ」に登場するドラァグクイーンに心惹かれたことを思い出し、新しい被写体としてドラァグクイーンを撮影することを決意。
アフリカの少数民族もドラァグクイーンも、どちらも立ち姿がとてもかっこいい!という共通点も見つけたそうです。
果たしてどんな写真集になっているのか?とても楽しみですよね!
ちなみに今回発売される写真集以外にも、ヨシダナギさんは2冊の写真集を発売しています。
- 「SURI COLLECTION」(2015年9月10日発売)
- 「HEROES ヨシダナギBEST作品集」(2018年4月26日発売)
「写真家・ヨシダナギのファッションやプロフィール、写真集」まとめ
今回は写真家・ヨシダナギさんについて情報をまとめました!
- ファッションはヨウジヤマモトがお気に入り
- 独学で写真家となりプロフィールが波乱万丈
- 最新写真集の被写体はドラァグクイーン
独自の「かっこいい!」「好き!」を形にし、自由な世界を生きているヨシダナギさん。まさかカメラの使い方もそんなに分かっていない……なんて思ってもいませんでした。
本当に、そんなことを感じさせないパワーを写真から感じますよね。
今後はまた新しい被写体に向き合うこともあるのかもしれません。その時を楽しみに待ちたいと思います!