このページでは『ケイジとケンジ〜所轄と地検の24時』第4話(2020年2月6日放送)のあらすじ(ネタバレ注意)や感想について紹介。
「ケイジとケンジ〜所轄と地検の24時」は、2020年1月16日スタートのテレビ朝日系のドラマです。
学歴も身分も収入も資格も捜査方針もまったく違う、決して交わらない“二人の男”が、一つの事件をきっかけに交わりだす。中途採用の情熱刑事×頭でっかちなエリート検事!? 桐谷健太と東出昌大が異色バディ結成!
【キャスト】仲井戸豪太(桐谷健太)/真島修平(東出昌大)/大貫誠一郎(風間杜夫)/樫村武男(柳葉敏郎)/仲井戸みなみ(比嘉愛未)/毛利ひかる(今田美桜)/目黒元気(磯村勇斗)など
『ケイジとケンジ』第4話 あらすじ
強行犯係にテレビ取材がはいることになった。
仲井戸豪太(桐谷健太)をはじめ、メンバーたちは大張り切り。
ところが、こんな日に限ってたいした事件は起きず、ぼやに終わった放火騒ぎが1件あったきり。
メンバーは、つまらない事件を豪太に押し付けて知らん顔だ。
「なんだよ、みんなずるいよぉ〜」
ぼや騒ぎの被害者は、太郎丸直樹(大東駿介)。
仲井戸みなみ(比嘉愛未)の元カレである。
犯人は、太郎丸の元恋人、石田貴理子(阿部純子)だった。
太郎丸に振られた腹いせに、彼のバイクを燃やそうとしたのだという。
貴理子はおとなしくまじめそうに見えるが、実はストーカー気質。
日に何度もメールをしてくる貴理子がうっとおしくなり、太郎丸は2カ月で振ったらしい。
「でもねぇ、自分から声をかけたんでしょぉ?それをたった2カ月で?しかも前の恋人と別れて1週間しかたっていないのに?」
豪太はここぞとばかりに、太郎丸を責め立ててやった。
ショックなのは真島検事(東出昌大)である。
好意を寄せているみなみに2年も同棲した恋人がいたなんて…。
しかも、その元カレが被害者である事件を担当するなんて…。
私情を挟まずにはいられないというものだ。
検察に連れてこられた犯人の貴理子は殊勝な態度だった。
消え入るような声で「申し訳ありませんでした…」と頭をさげるばかりだ。
これは情状酌量の余地があるのか?
本人が犯行を認めているため、真島としては、量刑の多寡を決めるのみである。
器物破損罪なら軽めだが、放火罪となるとぐっと量刑は重くなる。
「彼女を告訴しますか?」
真島は、太郎丸に尋ねた。
驚くことに、太郎丸は「告訴する」と即答した。
実は、貴理子との間に不穏な一件があったのだという。
別れ話をあっさり受け入れた貴理子だったが、太郎丸がマンションを出たところで、真上から植木鉢が落ちてきた。
すんでのところでぶつからずにすんだが、それは先刻まで貴理子が世話をしていたのと同じ、シクラメンの鉢だった。
もし、ぶつかっていたら?
真島は、豪太に貴理子の身辺を調査するよう依頼した。
関係者であるという理由で、真島の補佐を外されたみなみも、護送中の貴理子の態度に不審なものを感じ取っていた。
豪太の捜査で、貴理子が以前にも似たような事件を起こし、成功していたことがわかった。
不倫相手に別れを切り出されたあと、植木鉢を投げ落とし、けがをさせている。
物証がないためこの件は不問に処すしかないが、真島の心証は悪かった。
だが、豪太は男も悪いという。
豪太は真島を家に招き、意見交換をすることにした。
「仲井戸さんは、彼女に同情してるんですか?」
「だってそりゃ男も悪いやろ?お前かて太郎丸のこときらいやろ?」
「僕は太郎丸さんのことはだいっきらいですけど、関係ありません。どうして被害者が悪いんですか?」
「んもぉ、だからぁ~」
真島はどうにも飲み込めないようだ。
豪太は、ちょうど帰宅したみなみを強引に誘って話をつづけた。
「俺は同情してるんかなぁ~。でも、俺たちの仕事って石田貴理子を捕まえて、罰を与えて、それでいいんか?このままやったら彼女、絶対にまたやるで」
「やる、絶対」
「再犯の防止…」
結局、真島検事が求刑したのは「重要建造物放火未遂」。
ただ、彼女には真島なりの訓告をした。
これは、私個人とあなたを取り調べた刑事、そしてここにいない事務官の言葉だと思って聞いてください。
法で裁かれるのは、これで最後にしてほしい。
できれば、なんでも言い合える同性の友だちをつくること。
あの男はクズだ!ってね。
メールや電話はほどほどに。
そしてもう家のなかには、植木鉢を置かないこと。
石田貴理子は、泣きながら素直にうなずいた。
「申し訳ありませんでした、検事さん」
彼女には、何かが伝わったのだろうか?
もちろんそうだと信じる3人だった。
『ケイジとケンジ』第4話 ネタバレ感想
いや~、思わぬところでチームが結成されたいい回でしたね!
ここにきて、ぐっと3人の距離が縮まったというか、やっと仲良くなれたというか。
3人でピザを食べながら意見交換をするシーンには胸アツでしたよ。
いつもはカチンとくる真島検事の物言いも、今回はそんなにイヤじゃありませんでした。
太郎丸のことは個人的にむかつくけど、それとこれとは別!というか、わざわざそう考えようとするまでもなく、天然で別物だと感じている真島検事。
その公正さは、信頼できます。
恋愛経験のない小学生検事!と豪太は揶揄していましたが、いくらクズでも被害者は被害者。
真島検事のように、感情に引っ張られすぎないことも大事じゃないでしょうか。
とはいえ、豪太のような視点もすごく大事ですよね。
「再犯の防止」というのは、盲点でした。
刑事ドラマは、犯人を探し当てる犯罪捜査の面白さや、犯人逮捕のカタルシスが醍醐味です。
でも、実際はそこからが大変。
「犯人を逮捕して罰を与えて終わり」じゃないんですよね。
犯人も人間だし、被害者も人間。
そして刑事や検事も感情のある人間だからこそ、「公正さ」と「思いやり」のバランスが大事なんですね~。
その後の人情味のある真島検事の説諭も感動的でした!
一皮むけた感じですね!
ただ、ピザがすごく固そうなのがめちゃめちゃ気になりました。
撮影って時間がかかりますからね。
NG用に何枚くらい用意するんでしょうね。
しかも食べながらの演技ってけっこう難しいんですよ。
東出さんも桐谷さんもやっぱり上手ですね。
貴理子を演じた阿部純子さんもよかったです!
廊下を歩く際のやさぐれた態度は怖かった~。
雰囲気のある女優さんですね。
こういう性格だから友だちがいないのか、友だちがいないからこういう性格になったのか、どちらかはわかりませんが、たぶん執行猶予がつくと思いますので、更生を祈るのみです。
そして太郎丸がチャラすぎる!
自分から口説いておいて2カ月で振るなんてひどすぎますよ。
みなみもどうしてこんな男とつきあっていたんでしょうね?
最後に貴理子の手を握るところがまたクズなんですよ~。
まあ殺されたり?けがしたりすればいい、ってわけではないですが…。
今回のことでみなみがふっきれて、さっさとお箸を捨てられるといいなと思います。
警察密着24時は、いい感じにドタバタでした。
強行犯がひまなんて、平和でなによりです。
あまり重たい事件がないところが、楽しく観られる理由かもしれませんね。
でも、せっかくだからみんなの活躍する姿も見てみたい…。
というわけで、次回は目黒元気(磯村勇斗)が活躍します!
楽しみに待ちましょう!
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