日本人ならほぼ毎日食べるのがお米です。どの家庭にも必ずといっていいほど常備されているものですよね。
ですが、一人暮らしや実家からの仕送りなど思いがけずお米をもらった、あるいはスーパーで安くてまとめ買いしたなど保管に困った経験はありませんか?
お米は精米したてがおいしい状態とも言いますが、すぐに食べきるのは無理ですよね。
そこで、お米の保存の仕方について、袋のままでも大丈夫なのか、などについてご紹介します。
目次
お米の保存は袋のままでも大丈夫?
結論から言うと、袋のままで保管しておくのはNGです。
市販されている米袋には、目には見えないくらい小さな穴が無数に開いており、空気を通すようにできています。
お米が酸化しやすく、もし、使いかけなどで輪ゴムなどを使用し口を縛っていても虫の侵入や湿気を防ぐことはできません。
虫やカビが発生してしまうこともあります。
すぐに食べる場合以外は、別の容器に移し替えて空気を遮断するようにしましょう。
お米を袋のままで保存しない!保存する上での注意点
では、お米はどのように保存するのが適切なのか?まずは、お米を保存する上での注意点をご紹介します。
お米が劣化してしまう5つの悪条件は、こちらです。
乾燥
乾燥したお米は、炊飯時に水に入れると割れます。
そうなると炊いたときに、弾力のないご飯になってしまいます。
高温、直射日光
米につく虫は気温が20度前後になると活動を始め、20度から25度以上になると活発に活動します。
におい移り
お米はにおいを吸収しやすい性質をもっています。
保存場所の近くに肉や魚など、生臭いものやせっけんなどがあるとにおいが移ります。
湿気
湿度が高すぎると、お米にカビが発生する原因になります。
なので、シンク下などの湿度の高い場所は要注意です。
普段は大丈夫でも、雨の日や梅雨の時期に湿度が高くなる場所も注意です。
酸化
精米されたお米は空気に触れることで酸化し、品質が劣化します。
お米の保存に袋のままはダメ!必要なアイテムは?
お米の保存は、温度的には冷蔵庫の野菜室が理想です。
ですが、お米は温度変化に弱いため、頻繁に開け閉めする場合は向きません。
また、庫内は乾燥しやすいため長期的な保存には向きません。
冷蔵庫用の米びつやしっかり密閉できる保存容器を選びましょう。(後ほど詳しくご紹介します)
ペットボトルはもっとも安く済ませられ、場所も取りにくく人気です。
ですが、ジュースなどの空きボトルですとにおいが移る可能性があるため、
なるべくお水のペットボトルかホームセンターで未使用のペットボトルを買ってくるのがいいでしょう。
移し替えが大変なのが少し難点ですが、漏斗を使用するとうまく移し替えられます。
また、ジッパー付きの保存袋も使えます。
使っているフリーザーバッグは、こちらです↓
もともと食品を美味しく保存するためのものですので、しっかり密閉もしてくれます。
スペースも取らなくていいのですが、大量に入れることはできません。
私は、5㎏のお米を買ってきたら5.5合ごとにジップロックの袋にいれて分けて冷蔵庫に入れています。
(1回に5.5合のお米を炊くため)
こうすれば、毎回わざわざお米をはからなくても、1袋分のお米を取り出せばよいだけなのでとっても楽ちん!
冷蔵庫で場所を取りますしお米を買った最初の作業は面倒ですが、
どうせ毎回はからないといけないので、最初にやってしまった方が簡単だと私は思っています。
ジップロックの袋はめちゃくちゃ便利なんですよね!
もちろんお米だけでなく、いろいろな食品、さらに食品以外のものにも使えるので、非常に重宝しています!
お米に虫がわかないような保存方法、場所
米に付く代表的な虫は「コクゾウムシ」です。
虫にとっての好条件である高温・多湿で孵化しお米を内側から食べつくし、他の米粒に卵を産み付けます。
20℃を超えると、孵化します。
お米に付く虫は一般的に無害なものですが、やはり気持ちが悪いですよね。
そのため、気温があまり年間通じて上下せず、乾燥せず湿度が高すぎない、直射日光が当たらない、
におい移りの心配がなく、なるべく空気に触れないように保存をする必要があります。
米びつがやはり一般的ですが、プラスチック製の米びつはお手入れに気を付けなければなりません。
意外と汚れていることが多いです。
お米に付いているヌカ部分は酸化を進ませ、劣化させます。
使い切った米びつは、毎回必ず洗うようにしましょう。
そのままつぎ足すと、酸化の進んだヌカから虫が発生する危険もあります。気持ち悪いですよね。
中が複雑な構造になっているものですと、十分にお手入れが行き届かないこともあるので気を付けましょう。
プラスチックの密閉性が高いものでも、ガラスが一番密閉性が高いです。
そのため、お米の収納場所がシンク下しかないという方には、ガラス製の米びつが向いています。
密閉性の高いものは湿気や虫の侵入を防いでくれます。
長期保存に最もおすすめなのは桐の米びつです。桐には虫よけ効果や温度調節機能があります。
このためよほど湿度が高くなければ、常温でも十分保存が可能です。
お米の保存は袋のままで大丈夫?適切な保存方法:まとめ
お米は、意外としっかり保存しなくてはいけない食品です。
保存期間や季節によっても最適な方法は違ってくると思います。
またスペース、見た目、コスパなど何を優先して保存するかによって保存方法は変わってくるので、
ご自身に合った保存方法を見つけてみてください。