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『ニッポンノワール 刑事Yの反乱』第6話のあらすじとネタバレ感想!

投稿日:2019-11-18 更新日:

『ニッポンノワール 刑事Yの反乱』のあらすじとネタバレ感想

このページでは『ニッポンノワール 刑事Yの反乱』第6話のあらすじ(ネタバレ注意)や感想について紹介しています。

『ニッポンノワール 刑事Yの反乱』は、2019年10月13日スタートの日本テレビ系列のドラマです。

〜ニッポンノワール 刑事Yの反乱〜

目が覚めると俺の横には女性刑事の亡骸が。俺がコイツを殺したのか。それとも何者かにハメられたのか。かつての仲間は一夜にして敵に。相棒は亡き女性刑事の一人息子ただ一人。一人の刑事が巨悪に反乱を起こす、予想を覆し続ける規格外の刑事ドラマ。

【キャスト】
遊佐清春(賀来賢人)/才門要(井浦新)/南武修介(北村一輝)/碓氷薫(広末涼子)/江國光成(杉本哲太)/本城諭(篠井英介)/名越時生(工藤阿須加) 他

『ニッポンノワール 刑事Yの反乱』第6話のあらすじ

清春の脳裏によみがえった衝撃の記憶。

「10億円強奪事件の犯人は、私よ」

 

謎を抱えたまま、逃亡犯となった彼は、克喜を安全な場所へ移し独自の捜査を進める。

同じ部署の同僚たち、同期の仲間、上司にいたるまで、誰も信用はできない。

 

しかし、逃亡生活も7日を超えると清春の捜査も徐々に手詰まりになりつつあった。

碓氷薫の告白によれば、10億円強奪犯人は薫自身。

だが、実行犯の若者を殺した奴は別にいる。

この計画を知るガスマスクを被った……

清春の記憶はそこで途切れている。

 

残された手がかりを追って陣内に接触した清春は、刑事たちに囲まれたが、再び才門要に救出された。

捜査会議では南武がニッポンノワールの存在を明かし、波紋を呼ぶ。

公安と対立し、身を守るために情報を開示した南武は心底怒っている。

「約束してくださいよ!あいつを生きたまま逮捕すると!」

公安の長、仁平は不敵に笑った。

 

克喜が飲んでいたクスリは、劇薬に近い精神安定剤だとわかった。

警察病院で処方されたクスリのはずだが、そんな危険なものをなぜ子どもに?

 

克喜だけは安全な場所へと思った清春だったが、公安に踏み込まれ、才門とともに明海のマンションに潜伏することになる。

その明海すら、完全には信用できないのだが。

 

克喜と南武が警察病院で撮った写真には、ベルムズのメンバーがふたり写っていた。

彼らはその後、行方がしれないという。

どうやら、事件解決の糸口は警察病院にあるようだ。

 

才門と清春は、病院への潜入を計画する。

子どもに人気のヒーローショーのスーツアクターとして病院の門をくぐれば……。

 

しかし、その情報は明海によって警察に手渡されていた。

ふたりを確保するため、病棟内には公安部の牧が率いるメンバーが投入されている。

牧は、清春を殺すことにある種の喜びを感じているような男だ。

 

ショーが終わると、牧は即座にヒーローを追い、マスクを剥いだ。

しかし、そこにいたのはまったくの別人。

清春たちは騒ぎに乗じて難なく病院内に潜入していた。

そしてベルムズのアルバイトたちに伝えられた方法で、秘密の部屋に下りていく。

 

ふたりがたどりついたのは、表情のない不気味な青年たちが襲い掛かってくる謎の施設だった。

彼らを振り切った清春と才門は、ガスマスクの男と対峙する。

そこで清春は、ニッポンノワールのマークを見せられて、またもや昏倒してしまった。

 

目が覚めると、ガスマスクの姿はすでになく、血まみれの才門がひとり立っていた。

才門はいまわの際に、清春にひとつのUSBを手渡す。

薫が克喜に託したといういわくつきのものだ。

「もっとチャーハン食っておけばよかったなぁ……」

苦しい息の下で、才門は軽口を叩く。

「近所にうまいチャーハン食わせる店があるんだよ。ここ出たら連れてってやる。死ぬんじゃねぇぞ、死んだらぶっ殺すぞ」

清春はUSBを手に奥の部屋へ向かった。

「俺が食いたいのは、星良のつくったチャーハンなんだ……」

才門は死に、清春は事件の真相に迫る。

 

碓氷薫の記憶がまた、よみがえる。あの記憶の続きだ。

ガスマスクの正体はわからない。ただはっきりわかっている許せない事実がある。

「克喜は、人体実験を受けたの」

禍々しい手術台に見入っていると、また無表情の若者たちが清春に近づいてきた。

何度倒しても向かってくる彼らはいったい……?

 

「おい!そこまでだ!」

南武の声が響き、南部班の面々が銃をかまえてなだれこんできた。

遊佐清治、覚醒まであと34日
 

『ニッポンノワール 刑事Yの反乱』第6話の感想

第二部、覚醒編がはじまりました。

逃亡生活中のあれこれも詳しく描写すればそれなりのドラマになりそうですが、冒頭の10分程度でさらっと見せていましたね。

 

とくに南部班のそれぞれが、それぞれに怪しい感じを醸し出していて、誰を信用していいかわからない!

 

面白いなと感じましたが、なかでも最近一番あやしかった明海が、実はそれなりにいい奴で寂しい奴だったということが発覚した第6話。

 

一介の刑事のくせにいい暮らししてやがるな……。

借金取りが来てるみたいだし、やっぱり悪徳警官なのかな……。

と思いきや、実は株で失敗した元婚約者の借金を背負わされて、子どももおろしていて、その罪悪感からしあわせになりきれず、粛々と借金を返す生活だったとは。

おしゃれなマンション、売っちゃえばいいんじゃ?と思わないでもないですが、いろいろと事情もあるのでしょう。

 

才門と清春の真の計画を知りながら、公安に偽の情報を渡し、南武班には清春奪還につながる情報をリークするとは、本気で才門に惚れていたようです。

しかし、その才門が殉死!

 

これまでなにかと清春を助けてくれていた才門が死んだとなると、いよいよ清春はひとりぼっちの闘いに身を投じるわけです。

彼がニッポンノワールに挑む大きなモチベーションが、血をわけた息子、克喜だということですね。

清春の過去(親子の愛情に薄い)が、ますます克喜への愛情を募らせていく要因になっているように見えます。

 

こうして見ると、このドラマの登場人物たちは一様に、「失われた愛」に囚われているのではないかと感じます。

明美しかり、才門しかり、わりとはやめに死んじゃった本庄理事官と娘の芹那、お姉さんの星良を殺された咲良だってそうだし、奥さんが病気で死にそうな江國さんも、なんか息子が失踪してる南武さんだって……。

 

さらに言えば、殺された碓氷薫も、元警察庁長官のお父さんとは確執がありそう。

いまんとこなーんにもなさそうなのは、パーティピーポォとか叫んでる名越くらいですよ!

まじめな同期の宮城くんも、警察病院で心電図はかっているみたいなカットがありましたからね。

なにかの闇をかかえていそうです。

「清春は無駄な殺しをやるようなやつじゃない。一緒にいてわかった」

という同僚に、

「いや!それは!」

と突っ込む宮城を見て笑ってしまいました。

お前は本当に清春を信じてないんだな!

 

警察病院の地下に秘密の実験場があるなんて、灯台下暗しですね。

こんなのバレたらまったく言い逃れできそうにないのですが、いいのでしょうか?

ゾンビみたいな若い子たちをたくさん収容しているみたいですし、突入していろいろ見ちゃった南武班のみなさんの今後が心配です。

 

ガスマスクの男の正体はいまだ謎ですが、まさか行方不明の南武さんの息子じゃないかと余計な心配をしてしまいます。

でも、こういうドラマは、正体がわかったときの意外性が大事ですから。

ガスマスクをとったときに、「え?誰?」ということになると面白さは半減です。

だから、これまでになにかヒントがあって関連のある人物だと思うんですよね。

候補は限られてくるので、予想をしながら第2部も楽しみましょう。

 

清春の記憶が、全部ニッポンノワールに植え付けられた嘘の記憶かもしれないですしね~。

ありとあらゆる可能性が考えられるドラマだと思いますよ。
 

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