花總まりは宝塚史上最高の娘役!?稀代の姫役者の軌跡とその魅力

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花總まりは宝塚史上最高の娘役!?稀代の姫役者の軌跡とその魅力に迫る!

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皇后、王妃、女王…高貴なる役柄を演じさせたら右に出る者はいない稀代の姫役者、花總まり(はなふさ まり)さん。

宝塚歌劇団時代から帝劇主演の常連となった現在に至るまで、多彩なヒロイン像で舞台ファンを魅了し続けてきました。

この記事では、溢れんばかりの気品と圧巻のオーラで観る者を惹き付けて止まない名女優、花總まりさんの軌跡とその魅力に迫ります。

花總まりの魅力
歴代最長の娘役トップ在任期間!伝説のタカラジェンヌ時代

花總まりさんを語る上で欠かせないのが、数々の伝説を生んだ宝塚歌劇団時代。

入団4年目の1994年から2006年まで、なんと12年3ヶ月に渡って娘役トップを務め上げてきました。

娘役トップとしての在任期間は宝塚史上歴代最長で、今後も塗り替えられることはないだろう圧倒的な記録です。

娘役トップ在任中、なんと5人のトップスターの相手役を異例で務めました。

 

また、雪組と宙組で2組に渡って娘役トップを務め、一時代を築き上げたことで知られています。

宝塚歌劇団時代に花總まりさんの評価を確固たるものとしたのが、1996年に雪組で初演となったウィーン発のミュージカル『エリザベート』のタイトルロール、エリザベート役です。

エリザベート役は、実在したハプスブルク家の皇后エリザベートの生涯を膨大な歌唱ナンバーで綴っていく難役。

当時の花總まりさんは、娘役トップとしては若い上に経験が浅く、大作ミュージカルのタイトルロールを演じることを不安視する声も少なくありませんでした。

 

しかし花總まりさんは、少女時代から晩年に至るまで、時に可憐に、時に凄絶に熱演し、自由を追い求める高潔な皇后像を見事に創り上げ、絶賛を浴びました。

この初演の成功により、『エリザベート』は宝塚歌劇内での再演はもちろん、外部でも上演し、現在では絶大な人気を誇るミュージカル演目となっています。

また、初演から2年後の1998年に宙組でも『エリザベート』を上演。

その時も花總まりさんはエリザベート役を演じ、大好評を博しました。

 

宝塚歌劇団時代には、他にも『ベルサイユのばら』の王妃マリー・アントワネットや『仮面のロマネスク』のメルトゥイユ公爵夫人、『鳳凰伝』のトゥーランドット姫など、気品を要する高貴な役柄で特に高い評価を受け、その全てが嵌まり役と称される程でした。

花總まりさんは、夢のような宝塚歌劇の舞台に数々の華やかなヒロイン像を刻んでいった伝説的な娘役として、今も憧れを集めています。
 

花總まりの魅力
芸能活動休止から、天性の姫役者の復活劇まで

宝塚歌劇団時代に数々の偉業を成し遂げた花總まりさんですが、2006年に相手役の元宙組トップスター、和央ようかと同時退団となり、宝塚を去ります。

退団後は、和央ようかの個人事務所を立ち上げてマネージャー業に専念、表舞台から退いてしまいます。

多くのファンから惜しまれ、女優としてもう一度舞台に立ってもらいたいと熱烈な声が集まるも、花總まりさん個人が女優として表舞台に立つことはありませんでした。

 

しかし、あの特別な才能がくすぶり続ける環境は、そう長くは続きません。

花總まりさんは、劇場中に大きな感動を生み出せる稀有な舞台人。

2010年から外部公演に少しずつ出演するようになり、出演作ではその確かな存在感と演技力で話題を集めました。

 

そして、2012年に『エリザベート スペシャル・ガラ・コンサート』に出演。

歴代の宝塚版『エリザベート』に出演した宝塚OG達を中心としたコンサートで、花總まりさんも自身一番の当たり役と言うべきエリザベート役で舞台に立ちます。

初演から16年経過しているとは思えないほどの衰えることのない美貌と、深みの増した圧巻のエリザベート像で大きな感動を呼びました。

このコンサートは、多くの人々が待ち望んだ姫役者、花總まりさんの完全復活の場であったと言えるでしょう。

自身の生きる場所を再確認し、舞台上で役として生きる喜びを全身で感じ、それが滲み出てくるような素晴らしい復活劇でした。
 

花總まりの魅力
不動の帝劇ヒロインへ!「憑依型」役者のその先へ

待望の舞台復帰を果たした後、花總まりさんは、2014年にイングランド女王エリザベス1世の半生を壮大に描いたミュージカル『レディ・ベス』で帝国劇場初主演を果たし、可憐さと高貴さを併せ持った演技で大好評を博しました。

 

因みにこの作品は、『エリザベート』と同じ製作陣(脚本/歌詞 ミヒャエル・クンツェ、音楽/編曲 シルヴェスター・リーヴァイ、演出/訳詞 小池修一郎)で作られたミュージカル。

あらためて世界的クリエイターによる歴史大作ミュージカルとの相性の良さを立証した形です。

 

そして2015年、花總まりさんは、多くのファンが待ち望んでいた『エリザベート』で帝国劇場主演を果たします。

美貌は宝塚歌劇団時代から衰えることのないまま、力強く進化を遂げた歌声と奥行きが倍増した演技、皇后然とした気品溢れる立ち姿で劇場中を感動の渦に巻き込みました。

大絶賛を浴びたエリザベート役は2016年、2019年にも演じ、2020年にもファーストキャストで主演予定です。

 

また、2016年には人気フレンチミュージカル『1789 ーバスティーユの恋人たちー』で、宝塚歌劇団時代の『ベルサイユのばら』ぶりにマリー・アントワネットを演じ、華美で艶やかながらも、切なさを滲ませた好演で高い評価を得ました。

2018年には、マリー・アントワネットを主役としたミュージカル『マリー・アントワネット』で帝国劇場主演。エリザベートとは毛色が異なる、華やか且つたおやかな王妃像を見事に確立し、大好評を博しています。

 

このように歴史上に実在した高貴なる大役をどれも見事に演じ切り、高い評価を得ている花總まりさん。

元宝塚娘役トップならではの衣装の着こなしも流石ながら、花總まりさん自身の育ちの良さや天性の気品を感じさせる優雅な佇まいは、彼女だけの唯一無二の魅力と言えるでしょう。

また、役に取り憑かれたかのような演技をする役者を「憑依型」と評することがありますが、花總まりさんの演技からは「憑依型」のその先を見ているような感覚があります。

役に取り憑かれる、なりきっていると言うよりは、歴史上の高貴なる存在がそのまま花總まりさん自身に降りてきたかのような、「降臨型」とでも称すべき演技は圧巻の極みです。

ただなりきっただけでは出せない、高貴なる風格を舞台上で醸し出せる点は花總まりさんの最大の強みではないでしょうか。
 

「花總まりの軌跡とその魅力」まとめ

舞台復帰後は、空白期間を埋めるような勢いでコンスタントに大役を演じ続け、その全てで成果を出し続けている花總まりさん。

2016年には、読売演劇大賞優秀女優賞受賞及び、菊田一夫演劇賞大賞を史上最年少で受賞し、名実ともに日本を代表する舞台女優として躍進を続けています。

2020年4月からは、『エリザベート』の4大都市ツアーに出演が決定。

不動の評価を得ながらも歩みを止めない、稀代の姫役者の更なる挑戦に期待が高まります!
 

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