「高知に観光に行きたいんだ!オススメの観光地を教えて!!」
と言われて出てくるのが、桂浜や高知城などです。
そして同じくあげられる観光地が「ひろめ市場」です。
いわゆる「市場」を想定すると面喰らいます。
行った人の中にはあそこを(酒飲みの)「ユートピア」と表現する人もいます。
ここでは、ひろめ市場に行くおすすめの時間とお土産について、地元に住む私がご紹介します。
目次
ひろめ市場:基本情報
そもそも、このひろめ市場は土佐藩の家老である
深尾弘人の屋敷があった場所にあり、
かつてはこの一帯を弘人屋敷(ひろめやしき)と呼んでいました。
それがひろめ市場の名前の由来と言われています。
ご家老の屋敷跡なので、高知城に近いという好立地でもあります。
コンセプトとして「高知をひろめる」が掲げられており、
内部には高知のお土産や名産品、グルメを扱うお店がひしめき合っています。
出入り口は2箇所あり、高知城側から入るとお土産コーナーが、
市場側から入るとグルメコーナーが迎えてくれます。
グルメといっても、いわゆるフードコートを考えてもらう方がいいです。
真ん中にテーブルと椅子が並んでいて、周囲に店があります。
テーブルを確保できたら、周囲の店に好きな料理を取りに行く方式です。
席数は500程度しかありませんので、基本は相席です。
なお、分煙はしていませんので、悪しからず。
店は鰹のタタキの専門店から居酒屋、中華、イタリアン、ザンギなどなど、幅広くあります。
そのため、「ここに行っておけば大丈夫」と言われる場所でもあり、
地元の人も多く集ってきます。
所在地・場所
〒780-0841 高知県高知市帯屋町2-3-1
アクセス・行き方
土佐電鉄大橋通電停より徒歩3分
営業時間
営業:8時~23時
休業:店舗により異なる
駐車場
あり(有料)70分300円
230台
ひろめ市場に行くおすすめの時間
朝は8時から開いていますが、全ての店が開いているわけではありません。
朝定食を出しているお店もあるので、それを目当てに地元の人がいたりします。
お土産物店は開いているので、朝早くからお土産を買いたい場合は重宝します。
鮮魚店は9時や10時に開いていますが、
全ての飲食店が開くのは11時ごろでしょうか。
それでも人気店は、開店前から列が形成されています。
お昼時は結構混むので、時間をずらす方がいいでしょう。
テイクアウトの唐揚げもあるので、それを買って小腹を満たすのも良いです。
同じく、夕食時もかなり混みます。
お土産をみたい人や雰囲気を味わいたい人は、いつでもいいとは思います。
食事を楽しみたい人は席とりが大変だと思ってください。
なにせ、地元の人でさえ取れないくらいですから。
私が食事に利用する時に行っていたのはだいたい17時くらいです。
それでもテーブルはほとんど空いていません。
実は、ひろめ市場は席の予約が可能です。
平日だと、案内所で予約できますが、
土日は中に入っている店舗を通じて予約します。
土日の予約は、結構先まで埋まっているそうです。
周囲で「ひろめ市場にテーブルを予約できた」なんて聞いたら羨望の的でもありました。
ひろめ市場の土日の混雑具合などについては、こちらの記事でどうぞ↓
私が狙っていたのは、「19時から予約あり」とされたテーブルです。
ということは「18時半くらいまでに食事を済ませて席を立てば良い」と解釈して使っていました。
そうでもしないと座ることはできません。
そこまでしてひろめ市場に行く理由は、
家族が高知に来た時にここに来たがったからです。
なんでもあるので、店選びをさせないという気遣いもあったようですが、
なにより、お酒のおつまみの種類が豊富です。
普段食べることのないウツボやマンボウもタイミングが合えば食べられます。
「屋台村」のような雰囲気が好きな家族にとって、
ワイワイガヤガヤしていて、「ザ・高知」という雰囲気も好きだったようです。
ひろめ市場でおすすめのお土産
ひろめ市場では、お土産も揃っています。
高知のお土産としてあげられるものとして、
ゆずドリンクの「ごっくん馬路村」、民謡「よさこい」
のお話にちなんだ土佐銘菓の「かんざし」、
表面パリパリ中柔らかな水車屋の「塩ケンピ」があげられます。
他にも「土佐日記」(紀貫之が流任されてきたことに因んで)、
須崎名物の「鍋焼きラーメン」、昔ながらのビスケット「ミレー」などなど。
これらはひろめ市場で購入できますので、ご安心を。
他にも、「龍馬」Tシャツなんかもありましたね。
ところで、お酒好きに有名な高知のお土産があります。
「べく盃」(可盃とも)というのですが、ご存知でしょうか?
これは「床に置けないように」工夫された盃で、
天狗やひょっとこをかたどったものや、円錐形の盃があります。
飲み干すまでは置けない上、ひたすらお酒が注がれるというものです。
元々は高知のお座敷遊びで使われていたもので、
酒宴の余興として使われています。
でも、最近ではお酒の弱い人もいますし、あまり使われないようですが。
(高知は車社会でもありますから、飲む飲めないをしっかりとしていますし、
飲めない人にお酒を勧めるくらいなら、自分が飲むという意識があります。)
一応、「べく盃」も販売されていますので、見てみてください。
ひろめ市場に行くおすすめの時間とお土産:おわりに
高知のひろめ市場についてご紹介しました。
よく観光する際に「土地の人の様子も見たい」という人がいます。
そういう人にとっては、ひろめ市場は絶好の場所です。
そこでは、ジョッキ片手に朝定食を食べるおじさんや
お酒を飲む場所にもかかわらず小さい子供を連れている家族連れ、それに対して別に不思議と思わない高知の人たち。
老若男女がつどう、ごちゃついた雰囲気を楽しむ、
それを含めて、ひろめ市場はユートピアなんだと思います。
なお、「鰹のタタキが食べたい!」という人は外の専門店に行くことをオススメします。
その方がゆっくりと食事を楽しめますので。
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