焼き立てパンのいい匂いを嗅ぎながら仕事ができるパン屋さんは、女性がなりたい職業ランキングで上位に入る内の1つです。
あわよくばタダで焼き立てパンを食べられたり、売れ残りを持って帰れたりと、得する事がたくさんあるな!と思っている女性も、中にはいると思います。
そこで、パン屋の製造のバイトは女性でもやって行けるのかなど、私の体験を元に役立つ情報を提供したいと思います。
目次
パン屋の製造のバイト仕事内容
実際に、パンを焼きます。
個人店ではオーナーが全て製造して、バイトは、焼いたパンを店頭に並べたり使った道具を洗ったりなど、補助的な部分をすることが多いです。
チェーン店となると、バイトでもオーナーや正社員と同じように製造部門を担当するところもあります。
私はチェーン店でバイトしたので、製造部門を担当していました。では実際にどんな事をするか、ご紹介していきます。
仕込み、成形
お店によって多少差はありますが、お店がオープンする4時間位前に出勤します。私は、朝5時30分出勤でした。
出勤するとまず、オーブンを温めます。パンは種類により使う材料の分量が違うので、1つずつ正確に計量します。
そして、全ての材料を大きなミキサーに入れて、スイッチを入れると混ぜてくれます。混ざり終わるのを待つ間に、別のパンの材料を測って用意をしておきます。
分量は、パンごとにマニュアルがあったので覚えなくても大丈夫でした。
生地が出来上がると、作るパンに合わせて成形します。生地が赤ちゃんの肌を触った時の感触に似ていて、気持ちがいいです。
そして、型に入れたりアルミ板のトレイに並べたりして、冷蔵庫くらいの大きさの発酵器に入れて発酵させます。
焼き
発酵したパンをオーブンに入れます。オーブンは、一段ごとに扉があり、1つの棚に1種類あるいは同じ焼き時間のパンを入れて焼き上げます。
タイマーが鳴って、オーブンの扉を開けた瞬間、パンの焼き上がったなんとも言えないいい匂いがして、たまらないです。
仕上げ
菓子パンには、粉砂糖を振りかけたりフルーツで可愛くデコレーションします。おかずパンには、色どりが良くなるように粉末パセリやソースをかけます。
これは、パンの見栄えがお客さんの購買意欲に直結するので、とても重要です。丁寧に作業する事が大事です。
『仕込み、成形、焼き、仕上げ』は、朝だけでなくお昼時、15時、18時といったお客さんの生活時間に合わせて焼き立てパンをお店に並べられるように、1日数回焼きます。
全種類の時もあれば、その日の売れ方で2回目以降に追加するパンを決めます。
パン屋のバイト、製造は女性でも大丈夫?
パン屋の製造バイトをするのに、女性だと「重い物を持ったりするんじゃない?」、「混ぜたり捏ねたり、腕が疲れそう」など、体力面の心配があると思います。
重い物だと小麦粉で一袋30㎏くらいありますが、男性にお願いして近くまで持ってきてもらいましょう。男性の従業員がいない場合は、何回か往復して分量を測れば大丈夫です。
パン屋も最近では機械を導入している所が多いので、混ぜたり捏ねたりも大きなミキサーを使うので、放ったらかしで腕も疲れません。
パン生地を入れた型や成形したパンをのせたトレイをオーブンに入れますが、フライパンを持っているくらいの重さしかないので力仕事とまではいきません。
パン屋のバイト、製造はこんなところが女性に向いてる
パン屋の製造バイトは、成形する時の繊細なタッチが、女性に向いてます。
例えば、成形する時、大きい生地を切り分けた後テーブルの上で、パンを卵くらいの大きさにまるめます。この時、生地を触るか触らないかギリギリのタッチでやらないといけないのです。
後、仕上げの丁寧な作業の時に本領発揮できます。可愛らしく飾り付けして、お客さんに喜んでもらえたら嬉しいですよ。
パンを買いに来るのも女性が多いので、どんなふうに飾り付けがしてあったら自分が買うか想像すると、売り上げも上がること間違いなしです。
まとめ:パン屋のバイト、製造の経験者からのアドバイス
今回はパン屋の製造バイトの良いところを中心にご紹介しましたが、もちろん大変なこと・きついことだってたくさんあります。そちらについては、こちらの記事で↓
パン屋の製造バイトは未経験だと大変と評判?きついのか・太ることある?
でもやっぱり、パン作りが好きという気持ちが1番。
どんな仕事でも言える事ですが、外から見るだけでは大変さはわかりません。仕事をして初めて楽しさや大変さがわかり、想像と違ったりする事がほとんどです。
そんな時こそ、『好き』という気持ちをいつでも持って仕事をすればお客さんに伝わって、喜ぶ顔が見られます。
最初は上手にできないパンの成形も、1週間くらいで出来るようになります。焼き上がるとふっくらとなって、気になっていたところも目立たなくなりますよ。
火傷は、必ずしてしまうという事を頭に入れて置いてください。火傷防止として長袖を着たくなりますが、オーブンが高温なので素材によっては溶ける恐れがあるのでやめた方がいいです。
オーブンからパンを取り出す時に、細心の注意を払うしかありません。
パン屋は朝早くからの仕事ですが生活習慣の改善が出来ると思って、焼き立てのいい匂いの中で頑張ってみて下さいね^^