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『ひとりキャンプで食って寝る』第10話のあらすじとネタバレ感想!

投稿日:2019-12-21 更新日:

『ひとりキャンプで食って寝る』あらすじとネタバレ感想

このページでは『ひとりキャンプで食って寝る』第10話(2019年12月20日放送)のあらすじ(ネタバレ注意)や感想について紹介。

「ひとりキャンプで食って寝る」は、2019年10月28日スタートのテレビ東京系のドラマです。

〜ひとりキャンプで食って寝る〜

「ひとりでキャンプに行き、食べたいものを食べて、寝る」という贅沢な時間の過ごし方。キャンプをしながら「缶詰料理」に幸せを見出す男・健人と、「獲って食べる」ことに心を奪われた女・七子、二人の物語。

【キャスト】奇数話:大木健人(三浦貴大)/偶数話:七子(夏帆)

『ひとりキャンプで食って寝る』第10話のあらすじ

今日も七子(夏帆)はひとり、さばいた魚を鍋で炒めています。

アジのように見えますが……ここは、海?

 

女性がひとり、クーラーボックスとキャンプ用品を持って歩いてきました。

後ろから、背の高い男性が続きます。

「あ~、海!いいなぁ!今までなんで一緒に来なかったんだろう?」

男性は嬉しそうです。

でも、女性はそうでもないようで、しきりに話しかけてくる彼を無視して、無言。

 

「テントどこにはる?」

「順平はどこでも好きなところにはればいいと思うよ」

やっと答えた声も冷たいものです。

どうやら女性は冬子さん(山下リオ)といって、ソロキャンプのベテランのようです。

 

順平くん(中島歩)は、ワンタッチテントを広げて海へ!

そのすきに、ペグダウンしていなかったテントが風に飛ばされるなど、てんやわんやしています。

通りがかった七子は、無言でテントを捕まえてあげました。

 

カレーを作っている冬子さんになにかと絡んでくる順平くん。

しかし冬子さんの態度はかたくなです。

「急にキャンプついてくるってなに?なんかの埋め合わせみたいに……」

「埋め合わせってなんだよ」

 

順平くんは、そもそも冬子さんのソロキャンプ趣味をバカにしていた模様。

態度の急変は……浮気がバレた、とか?

ふたりの言い争いはどんどん過激になっていきます。

「ひとりで生きていけると思ってんのかね?!」

「あんたに言われたくないんだけど!ひとりでなんかやったこと1個もないくせに」

図星だったようで、順平くんは黙ってしまいました。

 

しかも、冬子の車で来ているものだから、ひとりで帰ることもできず七子にウザがらみ。

久々に釣果に恵まれた七子も、冷たい反応です。

「あっち、空いてますよ」

 

「ソロキャンプってさ、言葉を変えたら遭難だよね」

順平くんはつぶやいています。

 

真っ暗な海辺で、カレー味のあら汁を作っていた七子のもとに冬子さんがやってきました。

「いいにおいですね」

どうやら、話を聞いてもらいたい様子で、すこし遠巻きにしていますが去ろうとはしません。

「彼氏さん、あっちですよ?」

「瀬戸際なんです」

七子はビールを差し出しました。

冬子は嬉しそうに受け取ると、ちょこんと七子のとなりに。

多少とまどいながらも、七子は話を聞いてやることにしました。

 

あら汁を飲んで泣き出した冬子をほうってもおけず、

「君、今日はうちに泊りな!」

男前の七子です。

 

翌朝、順平くんは冬子さんを探してウロウロ。

心配な様子です。

当の冬子さんは、泣いて話して一晩寝たらスッキリした模様。

七子はキスを釣りあげ、ごきげん。

冬子さんは、自分のテントに戻って、そこで眠っている順平くんを見つけました。

 

七子はキスをさばきます。冒頭の魚は、キスだったんですね。

麺をゆで、油で炒めたキスとあわせて、パスタっぽく仕上げます。

 

遠くから、冬子さんと順平くんが仲良く並んで歩いてきました。

「食べる~?」

「これ釣ったの?」

冬子さんは順平くんに、キスとキスしている写真を見せました。

「キスとキスしてる」

ふたりはスイーッと立ちあがって食器をかたしにいきます。

「って思う人もいると思うけど、今のはわざとだからね!」

多少うざくても、とにかく仲直りです。
 

『ひとりキャンプで食って寝る』第10話の感想

今回のタイトルは、「ラブユー!もう一人のひとり」でした!

それにしては不穏な滑り出しで、どうなることかとハラハラしましたね。

 

冬子と順平は、同棲中のカップル。

車は冬子の持ちもので、部屋は順平名義で借りているようです。

家賃は折半していて、家電や家具は冬子のもの。

別れようにもスッキリとは別れられないほど、いろいろ入り組んだ関係なんですね。

この複雑さに、同棲生活の長さが感じられます。

 

のちほど七子との会話でわかりますが、すでに順平は冬子の両親にも会っているし、籍を入れてもおかしくない段階。

しかし、順平のほうが煮え切らないようです。

今回も、冬子のごきげんをとって関係を修復するために、無理やりついてきたっぽい。

 

でも、冬子だって断固拒否しなかったわけですから、また仲直りしたいとは思っていたのでしょう。

ただ、簡単に許す気にはなれない。

 

ソロキャンプという自分の領域に踏み込んできた他者を受け入れられるかどうか?

そこを判断する大事なキャンプだったのだと思います。

 

順平もなにをして地雷を踏んだかわからないのですが、たぶん浮気なんじゃないかな~。

七子にしきりに話しかけてきた感じを見ると、ナンパとかも抵抗なさそう。

長身でちょっとかっこいいし、一応あたりはソフトだし。

けんかしていたときはちょっと怖かったですけど……。

 

こういう男って、ちょっといいなと感じている間は、「社交的で話も途切れないし感じのいい男」でいられるのですが、実は「軽くてこっちの気持ちもわからず話しかけてくるウザイ男」と紙一重ですので。

 

人の気持ちなんて、あてにならないものです。

ただ、冬子さんがいなくなったのかと思って必死に探しているところは、ちょっと感動。

ソロキャンプって、危ないですもんね。

何かあってもひとりだし。

心配なんだな~とほっこり。

そのまま冬子さんのテントで寝ちゃう間抜けぶりも、まぁご愛敬です。

 

一方の冬子さんは、ソロキャンプを愛する女ですが、だいぶん心が弱っている感じ。

七子のとなりに座ってみたり、いきなり泣き出したり、この子も相当ウザイかも……。

 

でも、そこは男前の七子です。

人間、弱気になることはある。

ソロキャン女子ならそれも当然。

順平にはひたすら冷たかった七子も、冬子さんには優しいのです。

 

武士の情けってやつでしょうか?

七子は何があっても、こんな風に弱ったりしなさそうですけどね。

 

「ワインもあるから勝手にやって!」

こういう距離感が、ああ、わかってるなという感じ。

女同士ってやっぱりいいよね、と思ってしまいました。

 

ソロキャンプは、自分を見つめなおす旅。

そしてときどき交わる旅人の縁が、喜びだったりするんですね~。

 

七子と冬子さんの出会いに焦点をおいて描かれた回だったので、料理シーンは少な目です。

まぁ、魚のさばき方ってどれもたいてい同じですからね……。

 

メジナにカレイにキス、今回は本当に大漁です。

七子の腕もあがったな。

 

油のうすいメジナはあら汁に。

カレー粉はちょっと……と思いますが、たぶん冬子さんのカレーのにおいにつられちゃったんですね。

 

カレイはそのまま揚げ焼きにしたのかな?

夜食べていましたね。

 

キスはさばいて唐がらしの小口切りと油(たぶんオリーブ油)でいため、ゆでた麺を投入!

この麺、縮れていて黄色っぽい太麺なのですが、中華麺でしょうか?

ちゃんぽんの麺みたい。

 

最後のバターと黒コショウがきいています。

おいしそう!

 

いつもはクラシルのサイトに作り方が掲載されているのですが、残念ながらまだ掲載されていません。

でも簡単だから、適当な分量で作っても大丈夫だと思いますよ!

やっぱり決め手は麺ですかね。

 

ただね、キャンプ飯って、現場で食べるからおいしい!ってことが多々あるのです。

レシピにもよりますが、お家で再現するときは、ちょっと凝ったりアレンジしたりするといいかもです。

 

さて、次回は最終回!

いつかは交わるかと思っていた健人と七子のソロキャンプ導線は、まったく交わらずに終わりそうです。

まさに、ひとりキャンプで食って寝る!

タイトル通りの潔さですね。

 

冬場は閉鎖されているキャンプ場が多いなか、視聴者のみなさんのキャンプ熱はひそかに燃えているのではないでしょうか?

冬場はロッジを借りて、焚火だけ外で……という楽しみ方もできるので、思い立った方はぜひ、週末キャンプに出かけてほしいと思います♪

 

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