このページでは『悪魔の弁護人・御子柴礼司~贖罪の奏鳴曲~』第1話(2019年12月7日放送)のあらすじ(ネタバレ注意)や感想について紹介。
「悪魔の弁護人・御子柴礼司~贖罪の奏鳴曲~」は、2019年12月7日スタートのフジテレビ系のドラマです。
~贖罪の奏鳴曲~
悪徳、法外な報酬、絶対勝訴。どんな依頼人でも必ず勝たせる悪魔の弁護士・御子柴礼司(要潤)には、凶悪犯罪を犯した元少年Aという衝撃の過去が!逆転に次ぐ逆転、戦慄の法廷ミステリーが開幕する!
【キャスト】御子柴礼司(要潤)/日下部洋子(ベッキー)/桜葉あすみ(玄理)/宝来兼人(本村健太郎)/横山紗矢(田中こなつ)/津田亜季子(奥菜恵)/稲見武雄(勝野洋)/岬恭平(津田寛治)
『悪魔の弁護人・御子柴礼司〜贖罪の奏鳴曲〜』第1話のあらすじ
黒衣の少年が、万能のこぎりを取り出した。
少年の前には、幼い少女が横たわっている。
少年の唇には、わずかな微笑みが浮かんでいるようにも見えるが……。
日下部洋子(ベッキー)は、「御子柴法律事務所」の門を叩いた。
無残に割れたプレートに不穏なものを感じたが、とにかく職を得なくてはならない。
ソファに横たわった男に声をかけると、男はカッと目を開いた。
「時間通りだな。採用だ」
「え?履歴書は?」
「顔を見ればだいたいわかる」
あっさり洋子を採用した彼こそが、弁護士御子柴礼司(要潤)その人だった。
目をさました御子柴は、そのまま洋子を連れて法廷へ。
そこで御子柴は、中学生の自殺事件を担当していた。
自殺の原因はいじめではなく、母親のプレッシャーによる将来への悲観だとして被告人を守った御子柴に向かって、被害者の母親は叫んだ。
「金さえもらえばなんでもするの?この悪魔!」
御子柴は、金さえもらえば黒を白とも言いくるめる悪魔の弁護人と呼ばれている。
その彼が、主婦が夫を殺害した夫殺しの控訴審に興味を示した。
弁護士に話をつけ、担当を変わった御子柴は、被告人・津田亜季子(奥名恵)と接見し、彼女の望みを聞いた。
「殺人は、計画的じゃない。一刻もはやく娘のもとへ返して。ここから出して」
亜季子は不倫の末、ふたりの娘を置き去りにして再婚しようと考えていたはずだが?
御子柴は、亜季子の自宅を訪ねて証拠を集めていった。
御子柴が事件を担当すると聞いて、検事局のエース岬恭平(津田寛治)が出張ってきた。
かつて自分が有罪にした事件を控訴審でひっくり返された恨みがある。
岬の信条は、「罰則こそが社会の秩序を保つ」というものだ。
罪には、それ相応の贖罪を。
亜季子が自己中心的な理由で夫を殺したというのなら、16年の実刑を甘んじて受けるべきだ。
しかし、御子柴は亜季子の無罪を主張した。
不倫相手と目されていた相手とは、そもそもそんな関係が一切ないこと。
殺された夫が株で大損をし、亜季子は借金の督促に悩まされていたこと。
長女と亜季子が、たびたび夫から暴力を受けていたこと。
第一審では隠されていたあらたな事実が明るみに出て、裁判の行方はわからなくなった。
しかし、当の亜季子の様子がなんだか他人事のようで、洋子は納得がいかなかった。
「その目は節穴じゃないようだな」
御子柴も、亜季子が何かを隠していると感じている。
それが何なのかは、まだわからない。
洋子はルームメイトの新聞記者・桜庭あすみ(玄理)と話していて、ふと幼少期の御子柴を見つけた。
少年犯罪を扱った、実名・顔写真記載のサイトに彼は居た。
御子柴本人が持っていた、写真と同じ顔の少年は、当時14歳。
「死体配達人」といわれた殺人事件の犯人だった。
かつて罪を犯した人間が、名前を変えて弁護士に?
「法律は絶対なのか?
救われないことがどんなに過酷なのか。
裁かれないことがどんなに苛烈なのか」
御子柴が岬にぶつけた言葉のなかに、答えがあるのだろうか?
御子柴はなぜ、財産もなにもない亜季子の裁判を担当したがったのだろう?
洋子はにわかに恐怖を覚えた。
『悪魔の弁護人・御子柴礼司〜贖罪の奏鳴曲〜』第1話の感想
原作は、「どんでん返しの帝王」と異名をとる中山七里氏のミステリ小説です。
すでにシリーズ4巻が発行されていて、原作ファンは楽しみにしていたのでは?
制作は、濃いドラマ作りには定評のある東海テレビ。
昼ドラで一世を風靡したあの独特の雰囲気が、土曜の深夜に楽しめるとは、嫌でも期待値があがりますね。
主演はシリアスもコメディもいける要潤。
相棒にはベッキーが抜擢されています。
不倫殺人の弁護か~、キツイなぁと思いきや、実は犯人は不倫でもなんでもなかったという殺人事件で、ちょっとホッとしました。
ドラマは、御子柴礼司の過去の犯罪をメインの謎として、彼が弁護士としてかかわる事件を描いていくようです。
第一章は、風呂場で裸になっている夫をカッターナイフで殺害した主婦の事件。
奥菜恵が凄みのある美人妻を演じています。
最近陰のある役がハマってますね。
美しい~。
腰縄と手錠で法廷に引き出される様子が残酷に見えてしまいます。
しかし、彼女はなぜ夫を殺害したのか?
隠している秘密とは何なのでしょう?
おそらく、長女の美雪ちゃんが鍵でしょうね。
最悪、美雪ちゃんがお父さんを殺しちゃったんじゃないかなという気がします。
カッターナイフというのが、まずあやしい。
とっさにしろ、計画的にしろ、相手を攻撃するときって自分が使い慣れたものを選ぶと思いませんか?
主婦なら絶対包丁を握ってしまうと思いますね。
カッターはない。
でも、フィクションとはいえ子どもが殺人を犯してしまう展開は辛すぎます。
そして、正当防衛を認めるなら、それ相応にひどい目にあっていたはずで、そうだとしたら二重に辛い。
「大人の土ドラ」と銘打った時間帯のドラマですので、こういうドロッとした濃いお話が作れるのでしょう。
御子柴の意味深なセリフも気になりますし、いろいろと考えさせられるシリーズになりそうです。
しかし、御子柴は意外に自分の内面をポロポロと出してきちゃいますね。
写真のことだって無視していればいいのに、微妙に情報を与えちゃってるし。
岬に対しても、黙っていたっていいのに。
でもそれではドラマが進みませんからね。
彼が何を守るために鎧をまとっているのか、洋子の視点で徐々に明らかになることを期待します。
法廷ドラマはよほどうまく作らないとセリフが多く単調になりがちですが、映像的にも工夫されていて集中して楽しめました。
しかし、第一審の弁護士は何をしていたんだとあきれる仕事っぷり。
不倫相手の男なんて、まるっきり事実関係がないじゃないですか!
動機自体が説得力に欠け、グラグラです。
担当していたのは儲け主義で事務員にも事件対応させていたような事務所ですから、しょーがないかもですね。
そんなところで細かくリアリティを追求しているくせに、最後は御子柴が倫子を殺すかも?とあり得ない恐怖感を煽ってくる演出がたまりません。
この事件はとりあえず次回で決着がつくようなので、亜季子は無罪!というどんでん返しを待ちましょうか。
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