大家族なら、キャベツを1玉購入しても、あっという間に使い切ることも考えられますが、
1人暮らしや少数の家族であれば、1玉は多すぎて、何回かに分けて調理することになるのではと考えられます。
以前はあまり見られませんでしたが、キャベツを必要量だけあらかじめカットしたものが店頭に並ぶようになりました。
1玉購入して自宅でカットするよりは、あらかじめカットとされているキャベツを購入した方が調理しやすいので、店頭に並ぶと同時に売り切れとなることもあります。
ところで、キャベツを購入して調理した後に、少しでも余ってしまった時はどのようにすればよいでしょうか。
キャベツの保存方法としては、冷蔵でもよいのですが、賞味期限が2~3日と短いことから冷凍保存します。
翌日以降に使用するときは、冷凍保存したキャベツを解凍することになります。
ということは、解凍する方法がいくつか存在するのではないかと考えることができます。
冷凍したキャベツをシャキシャキ感を残したまま解凍する方法や、再び冷凍保存の期間、コツなどをまとめましたので、ぜひ参照ください。
目次
キャベツの冷凍保存後の美味しい解凍方法
キャベツを下茹でして水を切り、フリーザーバッグなどに小分けして冷凍保存します。
すでに冷凍保存している状態でしたら、調理に使用する分だけ冷蔵庫に入れて自然解凍させます。
スープやみそ汁などに使用するのであれば、こちらも使用する分量だけ冷凍庫から取り出してそのままあたためます。
野菜の多くは、冷凍状態から自然解凍させると閉じ込められていた栄養分や水分が外に出ますが、
キャベツの場合は水分が外に出にくいため、生野菜としておいしくいただくことができます。
炒め物をするときは、こちらも自然解凍せずに、冷凍のまま、他の食材と調理することでおいしさを保ちながら食すことができます。
キャベツの冷凍保存後、シャキシャキの状態で解凍する方法
キャベツを下茹でして、水分をふき取り、フリーザーパックに入れて空気を抜いた状態で冷凍保存することでシャキシャキ感が残ります。
調理内容にもよりますが、解凍するときは冷凍庫から冷蔵庫に移して自然解凍させます。
冷凍のまま、炒め物などに使用することで栄養の損失が少ない状態で食することができ、またシャキシャキ感も味わうことができます。
自然解凍した後は、あまり時間を空けずにサラダや炒め物で使用することをおすすめします。
自然解凍してから一度空気に触れることで雑菌が繁殖する恐れもありますので、怪しいと感じたら、湯通しするか軽く炒めてから食するとよいでしょう。
自然解凍からだいぶ時間がたっている場合は、腐食している可能性もあるため、色合いやにおいなど少しでもおかしいと感じたら廃棄することです。
キャベツの冷凍保存する期間
キャベツを冷凍保存する期間は保存する前の下準備によって違ってきます。
- キャベツを千切りにして冷凍保存する~1か月保存可能
- キャベツをざく切りにして塩もみする~1か月保存可能
- キャベツの葉を1枚ずつはがして熱湯にサッと湯通しする~1か月保存可能
- キャベツを丸ごともしくは1/2または1/4カットにしてフリーザーパックに入れる~1か月保存可能
- ※使用するたびに空気を抜いて保存することが必要です。
次回のために:キャベツの美味しい冷凍保存方法とコツ
キャベツを千切りにする
キャベツを小分けするために千切りして水に浸した後、水分をしっかりふき取って空気を抜きながら、フリーザーパックに入れて冷凍保存します。
その後、冷凍庫へ保管する。
キャベツをざく切りにする
キャベツをざく切りにして塩をまぶしてからしばらく時間を置くと水分が表面に出てくるので、
しっかり絞ってからフリーザーパックに入れ、空気を抜きながらジップロックして冷凍庫へ保管します。
キャベツの葉を1枚ずつはがす
キャベツの葉を1枚ずつはがし、熱湯にサッと湯通ししたと、冷ました後、ざるにおいて水分を落とし、
1枚ずつラップに包んでさらにフリーザーパックに空気を抜きながら入れて保管します。
キャベツを丸ごと保管
キャベツの芯を上にして、菜箸などを使って1~2㎝ぐらいの深さに5か所ぐらいの穴をあけます。
その後しばらくすると、水分が放出されますのでキッチンペーパーなどでしっかりと水分を吸引します。
水分が抜けたころを見計らって、キッチンペーパー2枚を水に濡らし、キャベツの芯に貼り付けます。
キッチンペーパーを張り付けたまま、ビニール袋もしくはラップに包み、さらに新聞紙で包んだ後、冷蔵庫に入れます。
この場合は、使用の都度、外に出ている水分をふき取り、キッチンペーパーを貼り付けて冷蔵庫に保管します。
調理をするときは外側の葉から使用する枚数分だけはがしていき、調理が終わったとは、先の手順と同じようにして冷蔵庫に保管します。
ビニール袋やラップに包んで保管する理由は他の食品のにおいがつかないようにするためです。
冷凍したキャベツの解凍方法:まとめ
いかがでしたでしょうか。
キャベツの保存方法についてまとめてみました。
葉物野菜は日持ちしませんので、購入するときは調理に必要な分量だけ用意すればよいことですが、
毎回カット野菜などを購入するよりも1玉購入して調理するときに必要分だけカットして使った方がお得なこともあります。
こうした保管方法を知識として持っていれば、役に立つこと間違いなしです。