春から夏の間が旬な新じゃが。
皮ごと食べることができ、じゃがいもより甘味のあるのが魅力ですよね。
ですが、皮ごと食べて本当に大丈夫なのかと少し不安にもなります。
私も怖くて皮を剥くこともあります。せっかく皮ごと食べられるのにもったいないですよね。
そんな方が、新じゃがいもを皮ごと食べられるような方法や洗い方、栄養や農薬は大丈夫なのか、そして気をつけるべき注意点などをご紹介します。
新じゃがの皮ごとの洗い方
新じゃがは皮が薄いのが特徴の一つです。ゴシゴシと強く洗うことで皮が取れてしまいます。
ですが、水洗いだけでは泥が残りそうですよね。
たわしで優しくなでるようにして洗うか、スポンジの固い方を使って洗いましょう。
この時、たわしなどでなくじゃがいもを動かすようにして洗うことで素早く綺麗になります。
それか、ボウルなどに水を張り、手でそっと優しく擦って汚れを洗うようにしましょう。最後は流水で流せば大丈夫です。
また、小さくて洗いにくい場合には、ボウルに入れ、水を張らずにザルをかぶせます。
水を少しずつ当てながら、ボウルを上下左右に強めに振ると土が落ちます。
早く落とすには、強めにじゃがいもをザルにぶつけるように振ると効果的ですよ。
新じゃがを皮ごと食べたいけど栄養や農薬は?
野菜のうま味成分と栄養の多くは皮の近くに含まれています。
そのため、皮ごとそのまま食べることのできる新じゃがはしっかりとその栄養を摂ることができるので、栄養満点ということになります。
しかも皮には栄養の約20%が含まれているとされています。皮ごと食べたほうが、栄養をしっかりと摂ることができます。
新じゃがには主にビタミンC、カリウム、ビタミンB1、ナイアシン、鉄分がたくさん含まれている栄養です。
その中でも1番多いのがビタミンCです。
なんとビタミンCで有名なレモンと匹敵するくらいたくさん含まれています。野菜なのに、意外ですよね。
ビタミンCは美容には欠かせない栄養ですので、しっかり摂りたいですよね。
また、もう一つ多く含まれているのがカリウムです。血圧を下げる効果があります。体内の塩分も排出してくれます。
そして、農薬も心配ですよね。
皮を剥いてしまえば安全な気がしますが、皮ごと食べる新じゃがは農薬も一緒に食べてしまっているのではないかと気になりますよね。
基本的に、国内産の野菜は出荷をする前に農薬の害が無くなるよう残留農薬の規定があります。
また、葉物の方野菜の方が農薬は残りやすいとも言われています。根菜のじゃがいもはそこまで気にすることはないということです。
ですが、どうしても農薬が気になってしまう場合には食器用洗剤で洗いましょう。
ゆすぐときに長めにしっかり洗剤を落とせば大丈夫です。ただし、じゃがいもの栄養は水溶性なので流れていってしまうことに気をつけましょう。
新じゃがの注意点
皮が緑色の新じゃがは注意が必要です。
じゃがいもは土から出し、日の光に当たることで緑葉体という物質ができ、光合成ができます。
それにより皮が緑に変化します。そのままさらに芽がでると、よく耳にするソラニンという毒の物質ができてしまいます。
ソラニンは、毒です。食中毒を引き起こしてしまう成分です。もし、ジャガイモの全体が緑色になっていたら危険です。
絶対に口にしたらだめです。死に至る可能性があります。
特に小さめの新じゃがにはソラニンがたくさん含まれている可能性がありますので、注意しましょう。
また、普通のじゃがいもと同じように新じゃがにも芽が生えます。この芽に毒のソラニンが含まれていますので、必ず取ってください。
じゃがいもは皮を剥くときに気づきやすいですが、皮がついたまま調理できる新じゃがでは見落としがちです。
しっかり芽が生えていないかを確認し確実に取り除くようにしましょう。
また、少しでも色の違う箇所があれば取り除きましょう。
ソラニンは紫外線が当たると増えてしまいます。
ですので、じゃがいもを保管する時は紫外線の当たらないような暗いところへ置いて保存しておくようにしましょう。
新じゃがの皮ごとの洗い方:まとめ
新じゃがは栄養が豊富でその栄養を丸ごと食べることができるため、とても身体にいい野菜ですね。
ソラニンにだけ注意して、美味しく食べてください。