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スケープゴートの意味や語源・使い方!心理学での意味は?

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最近たまに耳にする言葉、スケープゴート。あなたはこの言葉の意味をちゃんと理解していますか?

実は、あまり良い意味で使われることはありません。

どういった場面で使われるのか、具体的にどういう意味なのか、スケープゴートの意味や語源、使い方と心理学での意味についてご説明します。

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スケープゴートとは?その意味と語源

 

スケープゴートという言葉は、古代贖罪の日に行われていたユダヤ人の儀式に由来するものです。

古代贖罪の日というのは、ユダヤ人のすべての悪行、犯罪、宗教上の罪を告白する日のことです。

この贖罪の日の儀式はどのように行われるかというと、2匹のヤギを用います。

この2匹のヤギの頭上に両手を置き、自分の罪を告白します。

そして、そうすることによってヤギの頭に罪を被せることになるのだそうです。

この2匹のヤギのうち、1匹は神の生贄となりもう1匹は人々の罪を背負わされ荒野に放たれます。

この荒野に放たれたヤギのことをスケープゴートと呼びます。

現代では、ヤギのことを指すのではなく他人の罪を背負う者、身代わり、犠牲者などを意味するといわれています。

 

スケープゴートの心理学的意味

 

心理学的な意味も罪を背負う者、身代わり、犠牲者などと変わりません。

有名な心理学者、オルポートはスケープゴーティングのことを防衛機制だと主張しています。

防衛機制とは、不愉快な状態から自分を守るために無意識に行われる行動や思考のことです。

またスケープゴーティングとは、簡単に言うと他人に罪を背負わせる、他人のせいにするということを指します。

つまりオルポートは、自分自身を不安にさせるような思考や衝動を、誰かに帰属させることをスケープゴーティングと呼びました。

そして、帰属されるものをスケープゴートといいます。

例えば、魔女狩りなどが挙げられます。

現代的な例ではありませんが、世の中の不幸を全て魔女のせいにして、魔女の疑いをかけられた者が次々と処刑されるということがヨーロッパ中世に起こりました。

世の中に不幸をもたらしたのは、実際に魔女ではなかったと思います。

しかし、世の中の不幸に大きな不安を抱いた人たちはそれらを魔女のせいにすることで自分たちの中にある不安を解消しました。

この例でいえば、魔女がスケープゴートに値するといえます。

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スケープゴートの使い方

 

スケープゴートは、対象なので何かの事柄が誰かのせいになっている場合はその「誰か」がスケープゴートだといえます。

日常的にも、何らかの現象が特定の誰かのせいにされていることは多く見られます。

 

例えば、交通事故に関する報道ではまだ何も情報が出ていないのにもかかわらずその乗り物を提供している企業を非難する傾向にあります。

企業でなくとも、運転手がお年寄りであれば、事故を年齢のせいにして高齢者からは免許を剥奪すべきだという意見が挙がったこともあります。

この場合、高齢者や年齢がスケープゴートだといえます。

自分が高齢者だったら「スケープゴートにされてしまって、冗談じゃないよ」なんて使い方だと違和感はないと思います。

もし、高齢者でないのなら「スケープゴートにされて、かわいそうに」と言った使い方になります。

 

スケープゴートと記憶バイアス

 

どのようなものあるいは人がスケープゴートにされやすいかにおいて、近年の研究では記憶バイアスが関連していることが判明しました。

記憶バイアスとは「どのような内容が記憶に留まりやすいのか」という傾向のことをいいます。

マスメディアによって事件や事故が報道されると人々はそれらを何かのせいだと考えている人が多いと思います。

もっとわかりやすく言えば、責任の追及ということです。

その事件や事故の責任は誰にあるのかということに焦点を当てて、ワイドショーでも話されていることは多いですよね。

その責任を負わされる人は、スケープゴートになってしまうわけです。

 

これまでは、その事件や事故に関する個人がスケープゴートとして挙げられることが多くありました。

しかし、最近になって個人よりも国や社会などの抽象的な存在がスケープゴートとして挙げられることが増えてきました。

これは、事件発生直後には大量に出されていた報道が時間経過に伴って減少し、視聴者に与えられる情報量が少なくなってしまったためだと考えられています。

 

例えば交通事故に関して、最初の方は運転手のことであったりその時の状況などが詳細に報道されます。

しかし、時間が経つにつれてその交通事故に関する報道は少なくなっていきます。

その結果、「そもそもあそこの道は視界が悪すぎるんじゃないの?」という風に、より抽象的なもののせいにしてしまいます。

つまり、最も記憶にとどまりやすいものをスケープゴートとして人々が挙げてしまう傾向にあるといえます。

その事故や事件に関する情報で、最も記憶に残りやすいもののせいにしてしまうということです。

 

まとめ

 

スケープゴートとは、責任を負わされる者、犠牲者、身代わりといった意味です。ネガティブで「かわいそう」というニュアンスが強いです。

心理学的意味も、基本的には上述した通りです。オルポートは自分を不愉快な状態から守るために人のせいにすることをスケープゴーティング、その責任を負わされた人をスケープゴートと呼んでいます。

スケープゴートの使い方としては、日常的に積極的に使うことはあまりないかもしれません。日ごろのニュースなどで非難されている人たちは、スケープゴートの可能性もあります。

上でも言いましたが、「スケープゴートにされる」という使い方がオーソドックスじゃないでしょうか。

記憶バイアスとスケープゴート:これは、スケープゴートが挙げられる際に記憶バイアスが関連するということです。

ある事柄に関して、自分の中で最も記憶に残っているものがスケープゴートとして挙げられやすくなります。

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