サンタクロースといえばフィンランド出身ですが、これって本当なのか、気になりませんか?
そもそも、本当かどうか別として、なぜフィンランド出身と言われるようになったのか、
その理由も気になります。
ということで、サンタクロースがなぜフィンランド出身と言われるようになったのか、その理由をまとめました。
サンタクロースは本当にフィンランド出身?
サンタクロース、フィンランド出身である、フィンランドに住んでいると言われることが多いですが、
このサンタクロースの元となった人物、なんとフィンランド出身ではなくトルコ出身です。
ただし、この時トルコはギリシャ領だったため、正確にはギリシャ出身、ということになります。
えええええー!て感じですよね。
サンタクロースとトルコやギリシャが関係しているとは、意外でした。
サンタクロースの元となった人物は4世紀に司祭だった聖ニコラウスという人ですが、
この方は、庶民の味方や守護聖人として知られていました。
というのも、貧しくて親に売られそうになった少女の家に煙突からお金を投げ入れたり
亡くなった人を生き返らせたりするなど、様々な逸話があるからです。
(このことから、サンタクロースは煙突から家に入る、というお話になったのですね)
サンタクロースがフィンランド出身と言われるのはなぜ?その理由は
では、サンタクロースがフィンランド出身ではなく、
トルコ、正確にはギリシャ出身にもかかわらず現代では「フィンランド出身」
だと言われているのか、気になりますよね。
諸説ありますが、以下で説明するのはその中の一説ですので、参考程度に読み進めてくださいね。
聖ニコラウスは、アルファベット表記すると Saint Nicholas ですが、
それが徐々に「センニコラウス→サンタクロース」と変化したと言われています。
(なるほど・・・わからなくもない)
聖ニコラウスがなくなった後も、守護聖人として12月6日に追悼され、
ニコラウス祭が各地で行われるようになりました。
そう、トルコだけでなく、国外にまで広まっていきました。
とりわけニコラウス祭が盛んだったオランダですが、
そのオランダからアメリカへ入植が行われていた頃に、聖ニコラウスの話もアメリカに伝わりました。
こうして、アメリカでもサンタクロースの名前は広まりました。
さらに、ニューヨークの新聞でも「聖ニコラウスの訪問」という詩が掲載されるなどして、
話題になったことからアメリカだけでなく、全世界でサンタクロースの名前が知られることとなりました。
そして、肝心のフィンランド出身と言われる理由ですが、
サンタクロースはトナカイと共にソリに乗って移動するというイメージから、
当初は寒い=北極出身、という設定になっていました。
しかし、フィンランドの新聞がジョークで
「北極での食料不足のため、トナカイにあげる餌がないので、
サンタクロースはフィンランドのラップランドに引っ越した」
と掲載したため(笑)、
サンタクロースはフィンランドに住んでいる、と言われるようになりました。
な、なんとーーー!
今ではすっかりお馴染みになっている
「サンタクロースはフィンランド出身、フィンランドに住んでいる」という
イメージですが、まさかのフィンランドの新聞社のジョークから始まったんですね(笑)
フィンランドの新聞社も、ちょっとしたジョークが
ここまで世界中に影響するとは思っていなかったでしょうね。
少々悪ふざけが過ぎている気がしますが(笑)
また、先にも述べたように上記はあくまでも数ある説の中の一説ですので、その点ご了承くださいね。
まとめ
以上、サンタクロースがフィンランド出身と言われるのはなぜ?という理由でした。
まず、サンタクロースの元となった人、聖ニコラウスがトルコ出身だった、というのがビックリですが、
もっとビックリなのが、フィンランドの新聞のジョークから
「サンタクロースはフィンランドに住んでいる」とい言われるようになったこと!
これは意外すぎてもはや笑っちゃうレベルでした。
実際、フィンランドに住んでいるサンタクロースから手紙をもらえるほど、
「サンタクロース=フィンランド」というイメージがすっかり定着した現在。
このまま、「サンタクロースはフィンランド出身」ということにしちゃってもいいかな〜と思った筆者でした。