犬に何億も遺産を遺すことって考えられますか?
私は犬を飼ったことがないので、犬に対するそこまでの溺愛ぶりは到底理解できないのですが、
それを実際に行った人がいるのです。
それが、不動産王の妻で、犬に莫大な遺産を遺したことで全米で話題になったレオナヘルムズリーさん。
そんなレオナヘルムズリーさんの遺産や夫、犬、子供、孫などの家族についてまとめました。
レオナヘルムズリーのプロフィールと経歴
名前:レオナヘルムズリー
生年月日:1920年7月4日
出身:ニューヨーク
職業:経営者
没年月日:2007年8月20日
レオナヘルムズリーさんは、ポーランド人の両親のもとにニューヨーク市郊外で生まれました。
貧しい家庭出身だったレオナさんは、母親に「おとぎ話の主人公、プリンセスになれば幸せになれる」
と言われ、彼女はその言葉を信じてプリンセスに憧れるようになったのです。
1941年に弁護士の夫と結婚し、息子ジェイも出産しますが1952年に離婚してしまいます。
翌年に衣類会社の社長と再婚しますが、1960年にまた離婚。
しかし、プライベートとは違いビジネスの方ではうまくいき、勤めていた不動産会社の重役にまでなります。
そして1972年に、不動産王ハリーヘルムズリーさんと結婚します。
後述しますが、このハリーさんはすごい方でエンパイアステートビルや
パレスホテル、ヘルムズリービルディングなどの一等地を所有していた方です。
母親に言われた通り、憧れのプリンセスになったのです。
息子のジェイを夫ハリーの子会社の重役にしますが、1982年にジェイは病死してしまいます。
この時、レオナの家に住んでいた息子の妻と子供4人を追い出し、息子の資産は少しも渡しませんでした。
このようなことから、レオナさんは「意地悪な女王」とも呼ばれていました。
1980年には、レオナさんはヘルムズリー・ホテル・チェーンの社長に就任。
1986年に、経費の私的利用や脱税で18ヶ月の収監を課せられます。
服役を終えてからは、病院建設の寄付などの慈善活動を行います。
1997年に夫のハリーがなくなり、レオナもその10年後の2007年に病死しました。
レオナヘルムズリーの結婚した夫
レオナヘルムズリーさんは、1972年に3度目の、そして最後の結婚をします。
この時に結婚した夫がハリーヘルムズリーさんです。
このハリーヘルムズリーさんという人、なんと当時の資産は50億ドルと言われていた人です。
50億ドルですよ!日本円にして5000億円です。
もうね、桁が違いすぎて意味がわかりません(笑)
ただ元々は貧しい家庭の出身らしく、不動産ビジネスで成功してから得た成功だったのです。
レオナさんと同じですね。
にしてもレオナさん、最初の夫は弁護士、2度目の夫は衣類会社の社長、3度目の夫は不動産王
って、どの夫も優秀でお金持ちの人たちですね(笑)
レオナさんの男の見る目、ゲットする力がすごい・・・
レオナヘルムズリーの子供(息子)と孫
レオナヘルムズリーさんには、子供が一人だけいました。
それは、最初の結婚で弁護士との間にできた息子です。
20歳の時に結婚したレオナさんですが、21歳で子供を出産しています。
随分早いですね〜!あ、私はさらに早かったのですが(笑)
息子のジェイは結婚し、妻との間に4人の子供をもうけました。
レオナさんにとっては、4人の孫です。
しかし、ジェイさんは1982年に喘息で病死してしまいます。40歳という若さでした。
愛する一人息子にそんなに早く先立たれるなんて、レオナさんは辛かったでしょうね。
レオナヘルムズリーの遺産
レオナヘルムズリーさんは、2007年になくなりましたが、その時の遺産が話題になりました。
もちろん莫大な遺産だったのはもちろんですが、それよりも話題になったのが相続相手。
なんと、一番多く遺産を残したのが愛犬にだったのです!
彼女の遺言によると、一番多くの遺産が遺されたのは愛犬のマルチーズにでした。
その額なんと1200万ドル。
ていうと12億円・・・?!とかですが、いやいやいや・・・・
犬がそんなお金使うわけないでしょ・・・人間でも滅多に使わないのに。
犬だと餌代、洋服代くらいですよね。
そんなに遺された犬もわけわからないでしょ。
その次に弟に1000万ドル、孫4人のうち2人に500万ドルずつでした。
と遺書にはこう書かれていましたが、その後裁判所の命令で愛犬の相続学は200万ドルに減額されました。
遺書を作成した時、レオナさんは心神喪失状態だったという親族からの訴えがあったからです。
これは本当だったんですかね・・・親族のただの僻みだったのではないか、と疑うのは私だけでしょうか。
いやそれでも2億円ですからね?!
また、遺産が遺されなかった孫2人(この孫たちは何をしでかしたんだろ・・・気になる)
にも遺産が与えられました。
レオナヘルムズリーの犬
レオナヘルムズリーが1200万ドルも遺したという愛犬は、どんな犬だったんでしょうか。
マルチーズで「トラブル」という名前の犬でした。
名前に「トラブル」てかなり斬新ですね。
この愛犬は、レオナさんの死後、殺害予告があったため施設に匿われていました。
きっと愛犬に与えられた莫大な資産のために、殺害予告なんて出たんでしょうね。
宝くじ1等に当たった人も殺害のターゲットになりやすいとか聞きますけど、
人間だけじゃなく犬にも言えることなんですね・・・
怖い怖い。
愛犬「トラブル」はレオナさんが亡くなってから3年後の2010年12月13日に、12歳で死亡しました。
トラブルが遺した遺産は、慈善信託基金に引き継がれました。
まとめ
レオナヘルムズリーさんは、不動産王のハリーさんと結婚し、自らもホテルを経営し、
愛犬に莫大な資産を遺した人でした。
世の中にはほんと、色々な人がいますね・・・
余談ですが、現在ハマっている海外ドラマ「ゴシップガール」(今更・・・)では、
桁違いの大金持ちや不動産王やらが出てくるので、記事を書いているとそれを思い出しちゃいました。
これですね↓
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と思ったら、ゴシップガールの中でも主要なロケ地、セリーナやチャックが住んでいた場所として
使われたホテルは以前「ザ・ヘルムズリーパレス」という名前で、つまりハリーさんが関係しているホテルだったんです!
まさかの意外な接点があった〜〜〜〜!
こんなこともあるんだな〜となんだかドキドキしちゃいました。