キルギスの「コクボル」と言う競技を知っていますか?
キルギスだけでなく、中央アジアのいくつかの国で行われており、国際競技大会が行われることも!
日本ではあまり知られていないですが、ちょっと衝撃的?!な斬新な競技なので、記事にしてみました。
と言うことで、コクボルとはどんな競技なのか、見ていきましょう!
コクボルとは?
コクボルとは、騎馬民族の文化を現代に伝える、中央アジアで行われている伝統競技です。
騎馬ラグビーというとわかりやすいです。
英語でも、horseback rugbyと言います。
つまり、馬に乗りながらラグビーをするのです。
一部の地域では、「ブズカシ」とも呼ばれています。
英語ではBuzkashiで、英語だとこちらの方が知られているようです。
ブズカシは、アフガニスタンの国技にもなっています。
騎馬ラグビーとも言えるコクボル。
しかし、ラグビーは普通ボールを使いますが、コクボルではボールを使いません。
代わりに・・・
ヤギを使います。
えっ(゚Д゚≡゚Д゚)
ええ、私も最初は「えっ!」と思いました(笑)
ヤギの皮に詰め物をした物をボール代わりに使うのです。
コクボルの競技方法
8騎で1チームですが、実際に出場するのは4騎です。
残りの4騎は控えていて、試合中このメンバーと交代は自由です。
1セット20分、これを3セット行って1試合になります。
対戦前には、選手宣誓が行われます。
正々堂々と勝負し、先祖の伝統を受け継ぐことを神に誓うのです。
試合が始まると、
サイドラインに並んだそれぞれのチームから4騎ずつ、
計8騎が真ん中に置かれたヤギを目がけていきます。
ヤギを拾う時は、当たり前ですが馬を降りて拾うわけではありません(笑)
馬に乗ったまま拾うわけですから、今にも落ちそうな危ない体勢になります。
更に、ライバルの馬が押しのけようとぶつかってきます。
人同士ではなく、馬同士なわけですから結構な迫力です。
しかもこのヤギ、20~30kgと結構な重さです(´Д` )
ヤギを抱えながら、馬に乗らなければいけないわけですから
選手には相当な力が必要でしょうね。
私なんて、5kgのお米を持ち運ぶので疲れます(笑)
20~30kgを抱えながら馬に乗るなんて、想像がつかないです。
見事ヤギを拾って抱えることができたら、あとはそのままゴールに馬を走らせます!
それぞれのチームにはゴールがあり、円形になっていて中が窪んでいます。
そこにヤギを投げ入れることが目的なのです。
私の拙い文章では伝わらないでしょうから、動画を見た方が良いかと思います(笑)
最初、観客があまり盛り上がっていないような感じでしたが、
ヤギを持った人が独走したところで観客も一気にワッと湧きましたね!
それまでの馬と選手のぶつかり合い、結構激しいです。
動画の最後では、馬から落ちた人もいますからね。
足を痛めたようでしたが、大丈夫だったんでしょうか。
時にヤギと一緒に、自分も投げ入れちゃう場合もあります(笑)
動画を見るとわかるように、試合中選手が落ちるのは当たり前、
馬が転ぶのも当たり前の競技です(´Д` )
なんと、フィールドの外には救急車が待機しているんだそうです!
それくらい激しい競技ということですね。
でも救急車が必要なほど激しいなら、もっと重装備であるべきだと思うのは私だけでしょうか(笑)
いやだって動画を見る限り、半袖に普通のパンツですよね?
かなり軽装じゃないですか?
ヘルメット・・・までいかないにしても、
膝のサポーター?(バレーボール選手が膝に当てているようなもの)
とかあった方が怪我も少なくなりますし、いいと思いますけどね〜
まとめ
コクボルとは、キルギスで行われているヤギを使った騎馬ラグビーでした!
救急車も必要なほど激しいスポーツ。
しかもヤギの死体を使っているということで、ちょっと残酷なような気もしますが
実際に見てみたいような気もします。
頻繁に開催されるものでもないみたいなので、
もしキルギス(あるいは他の中央アジアの国)に行った際には、開催していれば観戦してみてください!
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