疲れているときやリラックスしたいときなど、様々な活用シーンがあるアロマオイル。
アロマを活用した製品にはさまざまなものがありますが、アロマオイルもそのひとつです。このアロマオイルには美容への効果もあることをご存じでしょうか?
アロマオイルはキャリアオイルと呼ばれるオイルとブレンドしてから、体のマッサージに使用することができます。
このページでは、おすすめのアロマオイルとその効果について詳しくご紹介してみることにしましょう。
目次
リンパの流れを良くするレモングラス
まず、リンパ周りのマッサージに使用したいのが、レモングラスです。
リンパ腺は体のあちこちにありますが、とくに顔や首の部分には集中してリンパ腺があります。たとえば、首の裏やあご、あご裏、耳の下の部分などです。
レモングラスというのは、文字通りレモンの香りのするハーブのことで、イネ科の多年草になります。
原産地は南インドやスリランカで、南アジアから東南アジアにかけての一帯で栽培されています。
タイ料理のトムヤムクンにもレモングラスが使われているので、ご存じの人も多いかも^^
このレモングラスには脂肪を分解しやすくするという働きがあり、リンパ腺周りのマッサージによく効きます。
よく足がむくんだときなどには、リンパ腺を優しくマッサージしてあげるとむくみが治まるのですが、これにはレモングラスが特に有効です。
レモングラスのアロマオイルは、脚だけでなく顔や頭皮などにも使うことができます。
レモングラスで顔のアロママッサージ
レモングラスを使った顔へのアロママッサージは、顔のむくみを取り、血液の流れをよくしてくれます。
そのため、小顔になりたい人向けのアロママッサージだと言うことができます。
実際、レモングラスを使ってアロママッサージをすると、すっきりと血の流れがよくなったのを実感することができます。
レモングラスを使って小顔マッサージをする場合には、まずは鎖骨周囲から首周りの部分までを優しくマッサージします。
その後はあごの裏側や耳の後ろなどを、やさしく円を描くようにマッサージしてあげればOKです♪
アロママッサージをした翌朝には、顔周りがすっきりとしているのを体感できるでしょう。
肌ダメージを軽減してくれるローズマリー
肌ダメージを回復させたいときには、ローズマリーのオイルがおすすめです。
ローズマリーはシソ科のハーブで、やや独特の香りをしています。若干苦手に感じる方もいますが、慣れてくればそれほど嫌な香りではありません。
ローズマリーは、中世のヨーロッパでは魔よけの儀式にも使われていたことがあるほどで、すぐれた薬効性を持っています。
とくに頭痛や関節痛の痛みなどによく効き、外用としても用いられています。その他には、ストレス性の消化機能不全をおさえるといった働きもあります。
ローズマリーには鎮痛作用のほかに、肌を収れんさせて引き締める働きもあります。
ストレスや不規則な生活などでダメージを受けた肌を回復させたいときには、ローズマリーのオイルを用いたアロママッサージが最適です。
とくに、お肌の疲れている部分に使用すると良いでしょう。^^
ローズマリーの使い方は簡単で、アーモンドオイルやオリーブオイルなどのキャリアオイルに混ぜて使います。これはレモングラスの場合も同様です。
そのほかのキャリアオイルとしては、グレープシードオイルやホホバオイル、月見草オイル(イブニングプリムローズオイル)などの種類があります。
キャリアオイルで希釈したあとは、顔や体の気になる部分を円を描くようにマッサージしましょう。
とくに効果があるのは、顔や頭皮などで、ローズマリーオイルで頭皮マッサージをした場合、乾燥によるフケなどもふせいでくれます。
ローズマリーには保湿作用があるためです。
もちろん、手足や体にも効果があります。
手足に使う際には、手足の先端部分から根元部分へとスライドさせるようにマッサージをしていくと良いですよ。
そうすることで、体の末端にたまっていた老廃物を体の外に出しやすくしてくれます。
お肌の炎症にも効くカモミール
お肌が炎症を起こしているときに使いたいのが、カモミールのアロマオイルです。
カモミールはハーブティーとしても販売されていますから、名前を聞いたことがある人は多いでしょう。
カモミールのハーブティーには深いリラックス効果があり、ナイトティーとしてもよく飲まれています。
このカモミールには、実は炎症を抑える強い働きがあります。
実際、カモミールを含んだ入浴剤なども販売されていて、主にアトピー性皮膚炎をおさえるために使われたりしています。
もちろん、健康な人でもカモミールを混ぜたお風呂に入れば、肌がすべすべになります。
カモミールのアロマオイルには眠くなる作用がありますから、使用するのはお風呂に入った後や睡眠前などにすると良いでしょう。
原液のまま体につけることはできないので、こちらもやはりベースとなるキャリアオイルにまぜて使います。
キャリアオイル10mlくらいにたいして、だいたいアロマオイルを1~3滴ほど混ぜるようにするとOKですよ。
カモミールで顔のアロママッサージ
マッサージの仕方は、レモングラスやローズマリーの場合と同じです。
体の末端部分から中心部分に向かってくるように、手で少しずつマッサージしていきます。
リンパ腺のように気になる部分は、円を描くように何度かマッサージすると良いでしょう。^^
カモミールには炎症を抑える成分、サリチル酸塩が含まれているので、乾燥肌や荒れ肌の人に向いています。
先に書いたように、アトピー性皮膚炎にも効果があります。
しかし、実際にじくじくと炎症を起こしている部分に使用すると、それが逆に刺激になってしまう場合もありますから注意するようにしてください。
基本的には、ローズマリーと同じようにお肌の保湿目的に使用するのがベターです。
ローズマリーやオレンジなど、ほかのアロマオイルとブレンドして使うのもおすすめです。
もし、カモミールの匂いが少し気になるようでしたら、レモングラスやオレンジなどのアロマオイルと混ぜてから使うと良いでしょう。^^
美肌にも効果あり!アロママッサージの効果 まとめ
いかがでしたでしょうか?
美容に良いアロマオイルには、このほかにもローズやラベンダー、ゼラニウムなど、様々な種類があります。
興味のある方は、本やインターネットなどの情報を参考にして、ぜひアロママッサージにチャレンジしてみてくださいね!