このページでは『ケイジとケンジ〜所轄と地検の24時』最終回(2020年3月12日放送)のあらすじ(ネタバレ注意)や感想について紹介。
「ケイジとケンジ〜所轄と地検の24時」は、2020年1月16日スタートのテレビ朝日系のドラマです。
学歴も身分も収入も資格も捜査方針もまったく違う、決して交わらない“二人の男”が、一つの事件をきっかけに交わりだす。中途採用の情熱刑事×頭でっかちなエリート検事!? 桐谷健太と東出昌大が異色バディ結成!
【キャスト】仲井戸豪太(桐谷健太)/真島修平(東出昌大)/大貫誠一郎(風間杜夫)/樫村武男(柳葉敏郎)/仲井戸みなみ(比嘉愛未)/毛利ひかる(今田美桜)/目黒元気(磯村勇斗)など
『ケイジとケンジ』最終回 あらすじ
深夜、横浜の倉庫で若者の遺体が見つかった。
通報を受けた桜木署の刑事たちは現場へ走る。
頭部を殴られ、胸のタトゥーを焼かれた青年は、いかにもトラブルに巻き込まれそうな風体だ。
第一発見者は、倉庫の管理人だ。
何人かの男が倉庫に入り込んでいたところを見つけて大声をあげたところ、彼らは遺体を残して逃げ去った。
殺人事件の現場とあって、本庁の刑事たちがたちまち駆け付け、続いて真島検事(東出昌大)も到着した。
てきぱきと捜査の指示を出す真島には、成長のあとが見える。
仲井戸豪太(桐谷健太)は相変わらず、本庁組に邪魔にされているのだが。
遺体の胸にあったタトゥーから、身元が割れた。
殺された八尾は、ベイシャークスという半グレ集団の幹部だったのだ。
羽振りのよい男だったが、ベイシャークスが資金源としているぼったくりバーの売り上げを着服しているとして、他の3人の幹部と揉めていたという。
殺害現場から逃げた男の人数も3人。
おそらく、グループ内のトラブルが原因かと思われる。
こうした事件の概要について、捜査会議で報告したのは、所轄である桜木署の面々だ。
先日、決闘罪で逮捕した男たちがベイシャークスの下っ端構成員であったことから、とんとん拍子に捜査が進んだ。
逃げた幹部のひとりと思われる久我山も、児童虐待容疑で仲井戸たちが追っている男だ。
「おいおい、お前ら所轄だろぉ~?殺人事件の捜査してどうすんだ!権限超えてるぞ!」
「いえ、けっこうです。仲井戸刑事、続けて」
一課長の抗議を退け、真島は仲井戸の報告を重要視した。
「お前、なかなか話がわかるようになってきたやないか」
豪太は満足げである。
「桜木署はメンバーを確保、検察は総力をあげてメンバーを起訴に持ち込みます。一課は殺人事件の証拠を固めてください」
捜査方針を決定し、よどみなく指示を出す真島の姿に、みなみ(比嘉愛未)も思わず感心した。
桜木署に、幹部のひとりである椿の目撃情報が寄せられ、豪太と目黒(磯村勇斗)は尾行を始める。
豪太たちは、一カ所に集まった幹部たちを風営法違反と幼児虐待容疑で逮捕。
殺人の証拠固めが終わるまでは、八尾殺害の容疑がかかっているとけして気づかれてはならない。
ところが、久我山を取り調べしているうちに豪太はどんどんヒートアップ。
「お前はやおぉ!……やおぉもて!矢面に立つ気はないんか」
「や、やおぉ!……やおぉぉよろずの神様がお前の悪事を見てるんやぞ!」
「くそっ!やめさせろ!」
取り調べを見ていた真島は激怒。
奴らに、八尾の名前を出して警戒させるわけにはいかないのだ。
「あんたはどうして自分の感情を抑えられないんだっ!」
「お前はどうしてなんにも感じねえんだっ!支部長に認められたいだけだろっ!」
豪太と真島は取っ組み合い、お互いをにらみあう。
一触即発、いまにも相手に殴りかかりそうになっているふたりを、みなみが一喝した。
「やめなさいっ!ケイジとケンジがケンカしてどうするのっ!」
本来は、協力し合って犯罪者を捕まえなくてはならない立場のふたりがいがみあっていては、話にならない。
ふたりともそれは重々承知のうえで、なんとか怒りをおさめた。
動機も、犯行の様子もほぼ解明されているのだが、殺人事件の決定的な物証が出ない。
そうこうしているうちに、3人の勾留期限は過ぎてしまい、殺人事件での起訴は難しくなってしまう……。
豪太は、捜査本部で下っ端構成員を再度取り調べることを提案した。
「お前な、なんで後輩を誘ったんや。お前みたいな悪いおとなに誘われんかったら、あいつらもまじめに働いてたかもしれんのやぞ?」
「そ、そんなこというなら俺だって……。グループ抜けたかったけど、リーダーが怖くて……」
お得意の高校教師っぽい取り調べが功を奏し、幹部たちはスマホを2台持ちしていることが発覚。
そこには、殺害シーンの一部始終を撮影した動画が残されていた。
決定的な証拠を手に入れ、検察は3人を殺人容疑で起訴。
根城であったバーを摘発し、グループは壊滅。
桜木署は、警察庁長官賞をもらうことになった。
捜査にかかわったすべてのメンバーが集まって、喜びをわかちあった。
所轄も、捜査一課も、検察も、交番の田口さんも……。
「ケイジになってよかった……」
「ぼくも、ケンジになってよかったと思ってますよ」
「横浜、マイソウルタウン!」
「こてこての関西人なのに……」
この先、ふたりはどんな刑事と検事に育っていくのだろうか?
港の明かりが美しい夜だった。
『ケイジとケンジ』最終回 ネタバレ感想
おつかれさまでした~!
ケイジとケンジ、無事に最終回を迎えて大団円でしたね!
半グレ集団の内部抗争による殺人、ということでなんとも嫌な事件でしたが、グループは解体。
危険なリーダー久我山は逮捕起訴され、一件落着でした。
これまで、ずっと豪太のターンという感じだったのですが、最終回で真島検事が急成長しましたね。
殺人現場での落ち着いた様子、捜査本部での的確な操作指示、どれをとってもなかなかの手際です。
「みなみさ~ん」って言わなくなりましたからね。
いくつかの事件を経て、検事として一皮むけたって感じです。
もっと早めにこうなってくれたらよかったんだけど……。
実力をつけた真島検事と、元教師の経歴を生かして?捜査をひっぱっていくケイジとケンジのコンビなら、横浜の平和を守り続けてくれることでしょう。
しかし、正直神奈川県警ってあんまりよくない話題でニュースになることが多いんですけど、ドラマのなかではみんな大活躍なんですよね……。
現場のみなさんには、がんばっていただきたいです。
大貫所長(風間杜夫)みたいな上司がたくさんいればいいのかな?
今回の事件は、いわゆる別件逮捕というものでしょうか?
本命の容疑ではなく、別の容疑で逮捕して勾留し、その間に捜査を進めるわけですね。
そうしないと3人は高跳びしてしまう恐れもありましたし、検察と警察がよく使う手段です。
絶対に八尾の名前は出してはならない……。
この縛りは熱血刑事の豪太にとっては厳しかったでしょう。
だって目の前には、幼い子どもを虐待し、人を殺した男がすまして座っているのですから。
でもそう考えると、人を殺してなんとも思わないような人間と向き合わなくてはならないのですから、刑事も検事も肝がすわっていないとできない商売ですね。
へなちょこに見える真島検事も、それなりにすごいんだな、といまさらながら実感しました。
だって怖いですもん。実際そんな人たちと、積極的にかかわりあいになりたくないですもん。
強いモチベーションがなければ、できない仕事だと思います。
「支部長に認められたいっ」と常々言っている真島検事も、やはりそれだけじゃないのでしょう。
「わたしもよかった」と最後につぶやいたみなみさん。
「ぼくの事務官でよかったって意味ですよね?」
「いやいや、ただの事務官でよかった、やろ?」
ふたりの問いかけに、「どっちでもいいです」と言っていました。
ちょっと意味深ですが、このふたりは絶対にくっついてほしくないですね!
いつまでもこの絶妙なバランスの3人でいてほしいです。
もし!第2シーズンがあれば、実力をつけた真島と豪太のコンビが、もっと活躍するところを観たいですね。
もっと事件そのものに焦点をあてたドラマ作りができたら、警察と検察の面白いドラマになるんじゃないでしょうか。
一課の見城さんがなにげにいい味出してるし……。
半年後くらいに、スペシャルで放送があると嬉しいです!
そのころにはめぐちゃんとひかるちゃんもつきあってるかもしれないですね~。
期待して待ってます!
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