今回は声優の若本規夫さんについてまとめていきたいと思います。
声優さんやアニメに詳しくない方でも、若本規夫さんの声を聞けば「あ!どこかで聞いたことがある!」とピンとくること間違いなし!
有名な所では「サザエさん」のアナゴさん、「ドラゴンボールZ」のセルの声を担当しています。
今回は、若本規夫さんが一体どんなキャラクターなのか、有名なナレーションやモノマネについて見ていきましょう!
目次
若本規夫はアニメ「サザエさん」のアナゴさんで有名!
若本規夫さんと言えば、「サザエさん」のアナゴさんが最初に浮かぶ方も多いですよね。
「アナゴさん?誰だっけ?」という方のために簡単にご説明いたします。
アナゴさんの公式な表記は「穴子さん」。
本サイトでは親しみやすい「アナゴさん」で表記を統一させていただきますが、本来はあのうなぎに似た生き物の穴子から名前が取られていると考えられます。
サザエさんの夫・マスオさんが勤める「海山商事」の同期であり、年齢は27歳!
ちょっと厚めの唇に低い声で「フグ田く〜ん」と声をかけてくるサラリーマンと言えば、「あ!」と思い浮かぶのではないでしょうか。
見た目と声の雰囲気から「40代かと思った」という声もネット上ではチラホラとありますが、28歳のマスオさんより一つ年下なんですね〜。
ほうれい線や髪型のせいでしょうか?意外です……。
ちなみにアニメ「サザエさん」の中では、カツオのクラスメイト・花沢さんの父親の声も若本規夫さんが担当されていますよ。
若本規夫はドラゴンボールのセルの声でも人気!
次に若本規夫さんが担当したキャラクターとして人気なのは、「ドラゴンボールZ」に登場する人造人間・セル。
悟空やベジータなど、「ドラゴンボール」に登場する強いキャラクターたちの遺伝子を組み合わせたことでかなりの戦闘力を持ち、更にその人物の能力や技までもコピーしているという恐ろしさ。
このセルの声を若本規夫さんが担当されているのですが、実はこのセルがよく発する「ぶるぁぁぁ」という掛け声がファンの間で話題となっています。
ニコニコ動画ではカルト的な人気があり、若本規夫さんの声を使ったMAD(二次制作動画)が作られるなど話題に事欠きません。
若本規夫さんと言えば「ぶるぁぁぁ」、「ぶるぁぁぁ」と言えば若本規夫さん。といった感じでしょうか。
若本規夫はアナゴさん・セルの他にどんなキャラクターの声で有名?
今回ご紹介したように、アナゴさんやセルの声を担当していることで有名な若本規夫さん。
しかしそれ以外にも数多くの作品で活躍されていませすので、その一部をご紹介しますね。
「銀魂/松平片栗虎」
ジャンプで連載されていた「銀魂」ですが、アニメ化の際に原作者の空知英秋さんの希望で 松平片栗虎の声を若本規夫さんが担当されることになったそうです。
「金色のガッシュベル!!/ビクトリーム」
こちらはサンデーで連載されていた漫画のアニメ化作品。ビクトリームという体がブイの字のキャラクターを演じていました。
そしてキャラクターソングも発表されていて、タイトルは「ベリーメロン~私の心をつかんだ良いメロン~」。詞の中にあの「ぶるぁぁぁ」も含まれているので、ファンの方は楽しんで聞ける曲となっています。
「あずまんが大王/ちよ父」
四コマ漫画のアニメ化で、天才少女ちよちゃんの父親、ちよ父を演じていました。
シュールな猫型をしたキャラクターに、若本規夫さんの渋い声が相まって、とっても不思議な魅力を醸し出しているんです。
「銀河英雄伝説/ロイエンタール」
ベストセラーSF小説のアニメ化。
若本規夫さんが演じたのは銀河帝国の提督オスカー・フォン・ロイエンタールです。現在のちょっとコミカルな演技や「ぶるぁぁぁ」とは違い、二枚目感の強いキャラクターですね。
「カウボーイビバップ/ビシャス」
こちらもシリアスな若本規夫さんです。
コアなファンも多いアニメで、主演俳優のケガで撮影はストップしていますが、今後 Netflix での実写化も決定している作品。
ビシャスはチャイニーズマフィアの幹部であり、かなりハードボイルドな役柄となっています。
若本規夫は「すべらない話」のナレーションでもおなじみ
そして若本規夫さんといえば、「すべらない話」のナレーションも忘れてはいけません!
あの独特の言い回しは若本規夫さんの特徴ともいうべき部分で、アニメに馴染みのない人でも「すべらな〜い」という声が脳内で再生できるのではないでしょうか?
「すべらない話」以外にも、「嵐にしやがれ」「投稿!トクホウ王国」「有吉弘行のダレトク!?」などのナレーションも担当されていますよ。
若本規夫はモノマネされまくっている?!
若本規夫さんは、その特徴的な言い回しからモノマネされることも大変多いそうです。
「若本る」(若本さんのマネをする)という造語もできてしまうくらいですから、多方面から愛されているんだなと分かりますよね。
そして声優さんたちは若本規夫さんのモノマネがとてもうまく、ラジオやYouTubeなど色々な場面で若本規夫さんのモノマネを披露されています。
若本規夫さんのモノマネ上手い笑 さすが声優#杉田智和#櫻井孝宏#中村悠一 pic.twitter.com/8gdIoTiFYM
— T (@Grack157) November 28, 2016
※ちなみにTwitter動画内ゲームの「幽☆遊☆白書」に出てくる「酎」の声を若本規夫さんが演じているため、「幽☆遊☆白書」のゲームでみなさんがキャラクター「酎」を選択し、若本規夫さんのモノマネをしてる、という図になります(笑)
また、2012年には若本規夫さんのモノマネをする大会「全日本若本規夫選手権」が開催されていたようで、一般の方や事前に選ばれた6人の参加者がプロレスのリング上で実際にモノマネを披露!
もちろん若本規夫さん自身も審査員として参加されていました。
一部では「若本規夫さん自身はギャグキャラとして扱われる事を快く思っていない」という意見もあるそうなので、ファンの方の中には「若本る」という表現や「ぶるぁぁ」の一人歩きを不快と感じている方もいるそうです。
しかしこういった選手権にもご本人は参加されているので、心の広い方なのでは?という印象を受けました。
若本規夫のプロフィール
では最後に簡単ではありますが、若本規夫さんのプロフィールをご紹介いたします。
本名:若本紀夫(わかもとのりお)
生年月日:1945年10月18日
出生地:山口県下関市
身長:167㎝
血液型:A型
大学は早稲田大学法学部を卒業し、警視庁の機動隊に入隊していました。
その後、消費者連盟事務局で働いていましたが、上司ともめてしまい解雇となってしまいます。
そんなある日、ふと目に入った新聞に、アテレコ声優の養成所オーディションの広告を発見。
組織や団体で働くことに向いていないと感じていた若本規夫さんは、翌日そのオーディションを受ける事を決意。
そして、東北新社の中野寛次さんに認められ、無事に養成所に所属することができました。
その後「サザエさん」のアナゴさん、ナレーションの仕事、セルの声などを経て、2000年代ごろからゲームやアニメの出演が増え始めました。
そのことによりアニメファンの間で人気が上昇。
現在の地位を築き上げました。
「アナゴさんやセルの声優・若本規夫!有名なナレーションとモノマネ」まとめ
今回は声優の若本規夫さんについてまとめてきました。
- アナゴさんの声優として有名
- セルの「ぶるぁぁぁ」という掛け声がアニメファンの間で人気
- 「すべらない話」のナレーションで一般にも浸透
- 色々な人にモノマネされている愛されキャラ
若本規夫さんは、2020年のお誕生日で75歳になられます!
艶のある声を出すためには肺活量や体力も必要のようで、いまでも身体を鍛え続けているんだとか。だからこそ、若々しくいられるんですね〜!
まだまだ色々な作品で若本規夫さんのお仕事に触れていきたいと思いますので、今後も今まで以上にたくさんのお仕事でわれわれ視聴者を楽しませていただきたいですね!