魚の缶詰といえば、「鯖缶」が代表的かと思います。
鯖の水煮缶、鯖の味噌煮缶、美味しいですよね!
でも考えたら「アジの缶詰」って、聞いたことなくないですか?
私は、言われてみるまで聞いたことがありませんでした。
そこで、アジの缶詰がない理由とは?なぜ?ということについて、ご紹介します。
アジの缶詰がない理由
アジの缶詰がない理由とは?
正確に言いますと、鯵の缶詰はあるにはあります。
でも、水煮缶というのはほぼないです。濃く味付けした缶詰であれば、少ないながらも存在します。
その理由について、ご説明します。
鯖やさんまといった魚には、赤色タンパクという成分が多いです。
そして、ヒスチジンやイノシン酸などの旨み成分も多く、赤身魚は缶詰にも多く使われます。
しかし、アジの身には赤色タンパクの量が少なく、
ヒスチジンの量も他の赤身魚に比べて、圧倒的に少ないのです。
そして、脂分もとても少なく、アジは生臭くなりやすいです。
そのため、アジを水煮や油漬けに(ツナ缶のように)してしまうと、
美味しくなくなってしまうのです。
ですので、アジの水煮や油漬けの缶詰はほぼ売っていないですが、
臭みを消して、南蛮漬けや味噌漬けにした味の濃いアジの缶詰であれば、
数は少ないですが、販売されていますよ。
また、アジの身は柔らかくて崩れやすいので、
缶詰には向いていない、という話もあります。
アジの缶詰の購入場所・販売店・通販
では、アジの缶詰はどこで購入できるのか?購入場所や販売店・通販をご紹介します。
アジの水煮缶の購入場所・通販
アジの水煮缶はほぼない、とは言いましたが、ありました!
「どんちっち」というブランドのアジで、脂質はなんと10%以上のアジです。
先ほどもご説明しましたように、アジは、脂質が少ないのが難点。
でも、通常の3倍以上も脂質があるこのアジであれば、生臭くなりにくい。
だから、こうして水煮缶にできたのでしょうね!
ちなみにこちらは、「月曜から夜ふかし」にも登場し、マツコさんが絶賛されていましたよ〜
アジの南蛮漬けの購入場所・通販
アジの水煮缶ではなく、味付けされていて、なおかつもう少しリーズナブルな缶詰として、
マルハニチロさんの「あじ南蛮漬」の缶詰があります。
ということで、数は少ないですが、アジの缶詰もあるにはありますね!
アジ好きさんにとっては、嬉しい情報です!
アジの缶詰がない理由:まとめ
以上が、「アジの缶詰がない」と言われている理由でした。
正確には、全くないわけではありません。
でも、通常スーパーやコンビニではなかなか見かけないですよね。
通販では何点か購入できますので、アジ好きの方、ぜひ購入されてください。