寒くなってくるとスーパーでよく見かけるようになるのは塩鱈ですね!
鱈は魚偏に雪と書くように、冬の代表的な魚です。大体10月〜3月の間で採れる魚です!
お刺身で売られていたり、さばかずそのままで売られていたりしますが、塩鱈を買って家で調理すると思ったよりも、ん?しょっぱい?と思うことってないですか?
そのまま焼いて食べるにはちょっと辛いな...
そんなとき、塩鱈は塩抜きしなければいけないのか、甘塩鱈との違いや正しい塩抜きの方法を見ていきましょう!
目次
塩鱈は塩抜きをしないといけないの?必要性は?
塩鱈はたくさんの塩分を含み加工されているので、調理をする前には必ず塩抜きをする必要があります。
塩抜きをせずに調理すると、ただただしょっぱいお魚になってしまうので味わえず美味しくないまま終わってしまいます。
もちろん、体のためにも塩分の取りすぎは良くないので必ず塩抜きをして調理を行ってください。
正しい塩抜きの方法について
一般的な塩抜き方法として行われるのが、迎え塩。
薄めに作った塩水に浸し、ちょうどいい塩加減に調節することを「迎え塩」といいます。
えっ?普通のお水に浸して塩を抜くんじゃないんだ!
そう思われた方もたくさんいると思いますが、これが一般的な塩抜きのやり方です。
普通のお水でした場合、塩鱈とお水の塩分濃度の差が大きいため塩鱈が余計なお水を吸ってしまい、
塩分と一緒にせっかくの旨味が外に出てしまうので、塩鱈そのものも水っぽくなり美味しさも減ってしまうのです。
そうなると、せっかくの塩鱈も勿体無いですよね。
でも薄い塩水に浸すと、両方の水分量を一定に保とうとするため、適度な塩分を残しつつ余分な塩分は抜けていくのです。
迎え塩の方法は、塩鱈の塩加減によって変わりますが濃度1〜1.5%くらいの塩水に4〜5時間つけておけば、大丈夫です。
旨味を逃さず塩抜きをするためには、濃すぎず薄すぎずの濃度が必要となります。
なので調理する5時間前には、塩鱈の用意に取り掛かることも忘れないようにしなくてはいけませんね。
甘塩鱈も塩抜きをしないといけない?
塩鱈だけでなく、甘塩鱈もよく売られていますよね。
この甘塩鱈は、塩抜きしないといけないのか?というと、甘塩鱈は塩抜きする必要はありません。
これは鱈に含まれる塩分量が関係しています。
- 甘塩鱈…身の塩分濃度が3%未満
- 塩鱈…身の塩分濃度が3%以上6%未満
これは基準できっちり定められた数字ではなく、ある程度の指標として考えてください。
甘塩鱈を塩抜きをした場合、身が柔らかくなりすぎて、水っぽくなってしまうのでご注意くださいね。
ちなみに、私のオススメする甘塩鱈はこちら!↓
甘塩たら大判(半身1枚分)アラスカ産・良質真鱈(まだら)
スーパーではなかなか見ない大判サイズが嬉しい^^
そしてもちろん美味しい♪
塩抜きした鱈を使って色々なレシピ!
では、塩抜きした塩鱈を使った簡単なレシピをご紹介します。
まずは手軽で簡単!!
冬になると必ず食べたくなる鱈鍋
出汁に豆乳を入れると、豆乳のまろやかさの中に塩鱈の塩分もほのかに効いてコクのあるお鍋になると思います。
塩鱈を使った炊き込みご飯
塩鱈を使うので塩分の入ったお醤油などの調味料は普段作る炊き込みご飯より、塩を少し少なめに入れると良いです。
塩鱈から良い出汁が出て深みのある炊き込みご飯ができます。
子供も大人も大好きな味なので、是非お試しください!
塩鱈と白菜の酒蒸し
フライパンに材料と調味料を入れ、あとは蓋をして蒸すだけ。
簡単に美味しく出来上がります!
夜ご飯にもう一品欲しいなと思った時にすぐに出来る料理なので、忙しいお父さん・お母さんさんにはもってこい!の一品です。
塩鱈は焼き魚としてだけではなく、塩鱈は万能なのでいろいろなレシピに使えるとても良い食材ですね。
「塩鱈の塩抜き方法と必要性」まとめ
美味しいだけではなく、塩鱈に含まれる栄養成分は、
タンパク質・ビタミンB12(貧血予防、腰痛などの末梢神経などの回復効果、生活リズムを正常にする効果)があり、
且つ、低脂肪・高タンパク質な魚なのでダイエットにも最適です。
塩鱈の塩抜きって少しめんどくさいなって思う方もいると思いますが、思ったよりも簡単にできるし、
こんなにも万能で栄養豊富なお魚なので今年の冬は、塩鱈を使った料理をご家庭で是非作ってみてください。
冬にしか出ない貴重な塩鱈なので、少し多めに買って冷凍保存しておくのも良いかもしれないですね。
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