昔に比べ、女性の活躍が目立ってきた現代。
それも、昔の女性方が男性社会の中でも頑張って生き抜いてきたおかげです。
そんな男性社会の中で戦ってきた女性に、龍角散の執行役員、福居篤子さんがいます。
ここでは福居篤子さんのwikiプロフィールと経歴、龍角散との関わりについて見てみましょう。
福居篤子のwikiプロフィール
生年月日:1964年
学歴:第一薬科大学薬学部薬学科卒業、名城大学薬学博士号取得
職業:龍角散の執行役員 開発本部長
福居篤子さんは、龍角散の服薬補助ゼリーを開発した方として知られています。
服薬補助ゼリーといえば、それまで飲みにくかった薬の飲み方を変えるような、革命的な商品ですね。
福居篤子の経歴
第一薬科大学薬学部薬学科卒業後、すぐに龍角散に入社したわけではありません。
最初は、福岡徳洲会病院で臨床薬剤師として病院で働いていました。
その時、薬の飲みにくさを疑問に思ったのです。
確かに、カプセルとかたまに喉につっかかりますもんね・・・
そして1991年に龍角散に入社。
女性が入れない部屋や触れてはいけない機械があったり、男性と同じ成果を出しても評価されないなど、
女性だからという理由だけで、対等に扱ってもらえませんでした。
27年前のことですからね・・・
今でさえ日本は他国の先進国と比べて女性管理職が少ないですから、当時のことでしたら尚更
女性の社会的立場は低かったことでしょう。
悲しいことです。
福居さんは転職しようと思っていましたが、
そんな福居さんを引き止めたのが、現在社長である藤井隆太さんです。
藤井さんは当時まだ係長でしたが、当時倒産の危機にあった龍角散を立て直すために
福居さんの力が必要だと感じて彼女を引き止めたのです。
見てる人は、ちゃんと見てるんですね。
性別で人を判断せず、個人の能力を見て判断した藤井社長も素晴らしいです。
藤井さんがこの時福居さんのことを引き止めていなかったら、今頃福居さんは違う会社の業績を伸ばしていたことでしょう。
そして、龍角散という会社も倒産してなくなっていたかもしれませんね。
1998年に、服薬補助ゼリー1号が発売されました。
2000年には、今も有名な「おくすり飲めたね」が発売。(発売当時は「おくすり飲もうね」でした)
薬を飲みたがらない子供を持つ母親にとっては、救世主とも言える商品でしょう。
しかし、同年左遷されてしまい、工場へ移動。
全く何もさせてもらえず、「まだやめない」と毎日言われていたのだそうです。
ひどい話ですね・・・
追い込んで退職させたかったのでしょう。
でも福居さんはそんなことではめげませんでした。
ストレスで湿疹が出ても、決してやめようとはしませんでした。
逆に彼女は、「左遷されるのは自分に非があるからだ」と思い、
製剤の知識を増やすために名城大学大学院に通い始めたのです。
本当に強い女性ですね。
相当心が強くなければできないことです。
左遷されている間に、社長に就任した藤井社長が会社の体制を変え、
福居さんは無事本社へと戻ることができました。
現在は執行役員になり、龍角散の服薬補助ゼリーは数々の賞を受賞したのです。
当時彼女を評価せずに左遷まで追い込んだ人たちは、今の福居さんを見てどう思っているんでしょうか。
きっとものすごく反省されているでしょうね。
男でも女でも関係ないです。
能力ある人、努力できる人は結果を残せるんです。
「福居篤子の経歴や大学は?龍角散を救った彼女のプロフィール」まとめ
龍角散の執行役員の福居篤子さんは左遷にもめげず、服薬補助ゼリーを開発して龍角散を救った
とても強くて尊敬するべき女性でした。
私も就活の時期が迫ってきていて、将来のことを考えなければいけないのですが
福居さんのように、辛い環境にもめげずにやると決めたことはしっかりやり通せるような人になりたいです。
福居さん、勇気をくれてありがとう!
これからもその強い精神力とパワーで世の中を変えてください。
男性社会で活躍した女性といえば、この映画の主人公もそうですよ↓
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