暖かくなってきて、春が近づいてくると嫌なアレがやってきますね・・・
そう、アレ。花粉です。
今や日本人の4人に1人が花粉症と言われています。
私もその1人です(╥﹏╥)
私の場合、子供の頃は違ったのですが高校1年生の春に、
突然鼻水が異常に出るようになり「あれ?風邪?花粉症?」と思って
医者に行ったら見事陽性でした(;´д`)トホホ…
一度かかってしまうと一生付き合い続けることになると言われている花粉症。
しかし時代は変わったのです(๑• ̀д•́ )✧+°
従来の花粉症の症状を軽減させる治療法ではなく、
長期的に続けることで花粉症の症状を抑えるだけでなく、
アレルギー症状を完全に治すことも可能にできる治療法ができたのです。
それが、舌下免疫療法です。
私も最近始めてみたので、今回はこのことについて書いてみたいと思います。
舌下免疫療法とは?
舌下免疫療法とは、アレルゲン免疫療法の一つで、アレルゲン(アレルギーの原因となる物質:花粉やダニなど)を含む治療薬を舌の下に投与することで徐々に体をそのアレルゲンに慣らす治療法です。
数年間、毎日服用することで、アレルギー症状の改善や治療が期待できます。
定期的な受診は必要ですが、薬の投与自体は自宅で手軽にできます。
これであの嫌な花粉症とおさらばできるなら是非ともやってみたいですよね!
今日は舌下免疫療法の中でも、スギ花粉症患者に使われるシダトレンという薬について書いてみました。
シダトレンとは?
出典:鳥居薬品株式会社
シダトレンとは、スギ花粉のエキスから作られた薬です。
この薬を少量から服用し、徐々に体をスギ花粉に慣らしていきます。
少しずつ増量していき(2週間)、その後は決まった量を数年にわたり毎日服用します(3年以上推奨)。
服用方法
まず、大まかな流れとして、最初の2週間は、ディスペンサーのボトルに入ったシダトレンを使います。増量期と呼ばれる時期です。
舌の下にその日の服用量をシュッ、とボトルをプッシュします。初日は1プッシュ、その後2プッシュ、3プッシュ。。と増やしていきます。服用スケジュールは医者に説明されるのでしっかりと守りましょう。
最初の2週間が終わると、一回使い切りのパックに変わります。維持期と呼ばれる時期です。
ここからはずっと同じ量を服用するので、毎日このパックを1包服用します。
次に、具体的な服用方法を説明します。
舌の下に薬を投与します。飲み込まずに口の中で2分間薬液を保持します。
2分経ったら飲み込みます。
その後5分間はうがいや飲食はしないでください。
服用スケジュール
まず、スギ花粉が飛散していない時期に治療を開始しなければいけません。
具体的には6月〜11月、遅くても12月までには始めた方がいいです。
そして、最初は少し面倒です(´-ω-`)
この薬はスギ花粉症患者しか服用できないため、スギ花粉症の確定診断が必要です。
そのため、もし証明できるもの(検査結果)がなければ、採血をしてもらう必要があります。
スギ花粉症であることが証明されれば、いよいよ治療スタートです。
初めての服用は、必ず病院ですることが決まっています。初めてなので副作用が出たら危ないからですね(⁎˃ᆺ˂)
医者から処方箋をもらったら、薬局に行って1週間分の薬を受け取ります。最初はディスペンサーの容器です。
また病院に戻って、初めての服用をします。そのまま20〜30分ほど待機するように言われます。
何も問題がなければ帰宅できます٩(๑❛ᴗ❛๑)۶
また1週間後、医者に行き、変わったことがなかったか聞かれます。
問題がなければまた1週間分処方されます。
さらにその1週間後、また医者に行き、変わったことがなければやっと1ヶ月分処方されます。
今度は1回ごとに使い切りのパックに変わります。ここからは毎日同じ量を服用します。
毎回1ヶ月分しか処方されないため、毎月受診する必要があります。
少し面倒ですが、薬の服用自体は自宅でできるので少しの我慢ですよ(^O^)/
副作用・気をつけること
シダトレン服用後、口の中のかゆみや腫れ、喉や耳のかゆみ、頭痛などの副作用が起きる場合があります。
稀に、重大な副作用としてアナフィラキシーがおこることもあります。
また、スギ花粉のエキスを体に入れているわけですから、最初の頃は鼻水などの花粉症の症状が出るのは当たり前です。
妊娠中、授乳中の場合はお医者さんに要相談です。
私の場合、授乳中でも大丈夫と言われ、治療を始めました。
今回は、舌下免疫療法、その中でもスギ花粉症患者用のシダトレンについて書きました。
実際に私も始めたので、その様子や効果などを別記事で少しずつお伝えしていきたいと思います。
早速書いています→スギ花粉症治療のシダトレンを服用してみた(最初の2週間)
シダトレンを検討している方は、ぜひ参考にしてください٩(๑•̀ω•́๑)۶