「貴花田キラー」と呼ばれていた元相撲力士の三杉里公似さんを覚えていますか?
私は21なので失礼ながら知らなかったのですが(^^;)
そんな三杉里さんですが、現役時代は大活躍していたものも
引退後は不運に見舞われ、大変な人生を送られていました・・・
そんな三杉里さんの現在や、多額の借金の真相についてまとめました。
三杉里のプロフィールと経歴
名前:三杉里公似(みすぎさと こうじ)
生年月日:1962年7月1日
出身:滋賀県甲賀市
職業:元力士
三杉里さんは高校生の時、レスリングで成果を上げていました。
その才能はオリンピックにも出場できると言われていたほど。
そんな中相撲界に入ったきっかけは、思いもよらないことからでした。
相撲好きのお父さんが三杉里さんを相撲部屋の見学に連れて行った時のこと、
彼の体に惚れ込んだ初代若乃花親方が、なんと「新しい弟子」として皆に紹介してしまったのです。
ずいぶん強引ですね(^^;)
そうして三杉里さんは高校を中退し、二子山部屋(現在の貴乃花部屋)に入門。
初土俵から9年目で新入幕。(十両の力士が初めて幕内の番付に入ること)
さらに新入幕から1年で小結に。
1991年に、関脇の貴花田に5連勝し、「貴花田キラー」と呼ばれるようになりました。
横綱にも通算6つも金星をあげる活躍ぶり。
1998年に700勝を達成し、横綱を上回る成績を残したにもかかわらず、
年齢や体力を理由に引退しました。
2000年、間垣部屋の親方になります。
自分の部屋も持ちたい、と思った時に相撲部屋の新たな規定が設けられてしまうのです。
それまで相撲部屋を持つには「関取25場所以上の出場」だったのですが、
これが「幕内60場所以上の出場に」。
幕内53場所出場だった三杉里さんはこの規定によって、自分の部屋を持てなくなってしまいます。
引退してせっかくこれから第二の人生を歩み始めるという時に・・・不運ですね。
というか、そんな急に変えるだなんてあんまりです。
何しろ、このせいで借金を抱えることになるのですから・・・
(詳しくは次の見出しで)
悩んだ末、相撲界を離れることにした三杉里さん。
鎌倉でちゃんこ店を開いていたこともありました。
その後現役時代にお世話になり、あの松坂大輔選手の治療もしたことのある整体師、
井芹茂さんの紹介で、整体の専門学校に入学します。
この時三杉里さんは44歳。
その歳で新たに何か始めるって、相当な勇気と覚悟が必要ですよね。
しかも、長年関わっていた相撲界を離れるのも辛かったでしょう。
そして、2009年10月、46歳の時に整体院「三杉里ごっつハンド」を開業しました。
三杉里の借金
前述の通り、三杉里さんは引退後「自分の相撲部屋を作る」という夢を持っていました。
そのために、億単位の資金を集めていたのだそうです!
億って!
相撲部屋を作るのに、ものすごいお金が必要なんですね・・・
しかし、新しい規定により相撲部屋が持てなくなってしまった三杉里さん。
多額の借金を抱えることになってしまったのです。
2017年2月にテレビ出演した際には、「簡単に返せるレベルではない」借金の額だと言っていました。
あれから1年以上経ちましたが、現在その借金はどうなっているのでしょうか・・・
あまりにも不運としか言えないですよね。
自分のせいではないのに、タイミングの問題で自分の部屋が持てなくなり
多額の借金を抱えることになってしまった三杉里さん。
あと少し部屋を作るのが早ければ、こんなことにならずに済んだのでしょうか。
三杉里の現在
そんな苦難を乗り越え、相撲界を離れて第二の人生を歩み始めた三杉里さん。
現在は、東京の中野に「三杉里ごっつハンド」をオープンしています。
「ごっつハンド」って、「ごっつぁんです」と「ゴッドハンド」をかけているのでしょうか。
元相撲力士らしい、個性的でいいネーミングですね(^^)
中野駅から徒歩3分、と好アクセスのところにあるので、都内に住んでいる人はぜひ行ってみて下さい!
メディアでも度々紹介され、なかなかの評判のようですよ。
まとめ
かつて「貴花田キラー」と呼ばれ、大活躍した三杉里さんは
思いがけず多額の借金を抱えることになりましたが、現在は整体師として活躍されていました。
自分の相撲部屋は持てなかったかもしれませんが、自分の整体院を持てたのは良かったですね!
人生、どんな方向に転がっていくかわかりませんね。
40代からでも全く違う方向で人生を再スタートできるんだ、と勇気をもらいました。
これからも頑張って下さい!