このページでは「ひとりキャンプで食って寝る」第3話のあらすじ・ネタバレや感想について紹介。
「ひとりキャンプで食って寝る」は、2019年10月28日スタートのテレビ東京のドラマです。
「ひとりでキャンプに行き、食べたいものを食べて、寝る」という贅沢な時間の過ごし方。キャンプをしながら「缶詰料理」に幸せを見出す男・健人と、「獲って食べる」ことに心を奪われた女・七子、二人の物語。
【キャスト】奇数話:大木健人(三浦貴大)/偶数話:七子(夏帆)/金髪の女性・あかり(北香那)
『ひとりキャンプで食って寝る』
第3話のあらすじ
健人(三浦貴大)は鼻歌を歌いながら、料理をしています。
曲は沢田研二の「TOKIO」
サビの部分を気持ちよく歌いながら、今日はホテイの焼き鳥缶をパッカン。
スキレットにねぎと焼き鳥を投入し、スプーンで炒めて、黒コショウを挽いてできあがり。
今日は、嬬恋のキャンプ場へ来ているのです。
受付でクマよけの鈴をもらったけど、クマ……出るのか。
湖のほとり、広々とした芝生サイトには、けっこう人がいます。
今回はホテイの焼き鳥シリーズ完全制覇の旅。
ベーコンがわりに焼き鳥をあえたカルボナーラがメインの予定。
しかし、とにかく周囲がうるさい!
静寂を求めて別サイトに移動した貴大は、金髪の女性が倒れているのを見つけました。
「だいじょぶですか~」
クマよけの鈴を鳴らすと、
「しーっ」
お姉さん(北 香那)に叱られてしまいました。
寝っ転がってイタチの巣の音を聞いていたお姉さんは結構な美人。
「さっきまでイノシシもこの辺にいたべ?獣くせぇ」
「え?獣……くさいですか?」
「においわかんねぇ?兄ちゃん東京の人だね?」
「はい、東京です」
「ふ~ん、肉くえっか?」
「肉?大好物です」
「ん、じゃこっち!」
お姉さんは金髪のマタギギャルでした。
「先週仕留めたイノシシ、ひとりで食いきれねぇほど持ってきちまってさ」
「それ、猟銃?本物?」
「そっさ。あったりめえだんべ。さっすがにキャンプ場じゃ打たねぇけどさ」
「クマも出るんでしたっけ、このあたり」
「まぁ森だからさ」
日も落ちてきました。
お姉さんの野営地で、貴大は料理をはじめます。
焚火のうえのフライパンに油をひいて、にんにくを投入。
「あー、もっとたっぷりだ」
「え?もっと?」
「あー、そうそう、もっともっと、そうそう」
お姉さんの実家はにんにく農家だそうです。
確かに、ホイルで包んでごま油で揚げ蒸し焼きにしたにんにくは大粒でおいしそ~。
お姉さんは猪の肉を手際よく切って、フライパンに放り込みました。
「けむっ!目いって!目いって!じゃ、そっちかんませ!」
「え?」
「かんませって」
「は?」
「だからかき混ぜろっての、こっち目いてぇから」
「かき混ぜろって言ってくれればわかったのに……」
「え?かんませって標準語だべ?」
そして、猪の肉の串焼き、ねぎと猪肉炒め、にんにくホイル焼きが完成!
「なんか、たくましいですね」
「うん、兄弟8人いるからさ、たくましくなるんさ」
「収まりきるんですか?家に?」
「いや、収まっちゃいけねえとこに収まってっから、いっつも酸欠だ」
「だからこうしてたまに山に入るんさ。ひとりでな」
「酸素ひとりじめだ」
「でも、東京だって酸欠だんべ?あそこ人多いもんな」
お姉さんは、甘いにんにくをデザートだといって食べさせてくれました。
テントに戻った貴大は、ひとり焚火を見つめます。
物音に怯えることもあるけれど、火を育て、見つめていると、不思議と胸のうちがほどけてきて、深い安堵に包まれていくのです。
翌朝、お姉さんはイノシシ狩りに出るといって旅立って行きました。
貴大にはにんにくをおみやげに。
余ったスパゲティとにんにくどうしよう……。
もったいないな。
薄切りにんにくをオリーブオイルで香ばしく揚げ焼きにし、そこへ焼き鳥缶と青ネギを投入。
いい感じに炒めたら、スパゲティと海苔を投入!
焼き鳥ペペロンチーノの完成!
はしでそのままズルズルと食べる!
「うっま」
ひとりキャンプの帰り道、運転しながら鼻歌を歌う貴大。
森のなかで、銃声が響きました。
「あ、撃った」
イノシシ、またとれたかなぁ……。
『ひとりキャンプで食って寝る』
第3話の感想
貴大の今日の缶詰は、ホテイの焼き鳥缶!
定番だー。
塩派とたれ派でよくもめるんだけど、どっちもおいしいです。
最近は、柚子胡椒とかガーリック味とか、新しいものが出ていますね。
焼き鳥は全部で6種類。つくねを入れると7種類ありますよ。
ねぎと炒めて黒コショウをかけたシンプルな「焼き鳥ねぎ炒め」がおいしそう!
キャンプ飯って、凝る必要はないですね。
ひとりだからスキレットから直食べしても行儀が悪いと怒られる心配もありませんし。最高!
このドラマの面白いところは、ソロキャンプの自由気ままな雰囲気と一期一会の出会い。
今回はマタギギャルに遭遇しましたね。
しかもにんにく農家の娘さん。
そして肉好きさんには嬉しいイノシシの肉!
まさにジビエですね。
野生動物のお肉を食べる機会はなかなかないですから、うらやましい。
野生動物のお肉は臭いというイメージがありますが、そんなことないですよ。
手早く丁寧に下処理したお肉なら、臭みはありません。
イノシシ肉のおいしさのキモは、脂!
にんにくと一緒に炒めたらすごくおいしいはず。
炭火で焼いた串も最高ですね。
貴大とお姉さんの会話も楽しくて、私もキャンプに行きたくなりました。
都会の息苦しさや、日々の生活で感じる閉塞感から抜けだして、森の中で酸素をいっぱい吸って、ひとりの時間を楽しむソロキャンプ。
貴大も「ゲゲゲのゲーテ」とか読書にはげもうとするのですが、すぐに寝ちゃうところがいいな、と。
自然のなかで、ただ火を見つめて食って寝るだけのシンプルな生活……。
たまにはそうやってリセットしないと、人間らしい心を忘れてしまいそうです。
お姉さんも8人兄弟の世話で大変なんだろうなと思いました。
田舎の人はいつものんびりしてるように見えるけど、田舎は田舎でいろいろあるんですね、きっと。
カルボナーラの予定がペペロンチーノに変更されて、これもまたうまし。
キャンプに行くときは、スパゲティの乾麺をあらかじめ水に漬けて持っていくとゆで時間が短縮されて便利ですよ。
貴大もそうやって持って行っていたのかな、と思いました。
缶詰調理で手を抜いているように見えて、黒コショウはちゃんと挽いて使っているし、けっこうこだわりがありますよね。
公式サイトでレシピを公開しているので、家で作ってみるのも面白いかもです。
お姉さんが最後に出してくれたデザートみたいなにんにくは、たぶん「黒にんにく」でしょう。
黒にんにくは、にんにくを熟成、発酵させたもので、味はドライフルーツみたいな感じだそうです。
『ひとりキャンプで食って寝る』
第3話のまとめ
今回の舞台は、群馬県嬬恋村にある「カンパーニャ嬬恋キャンプ場」でした。
ここは「無印良品」が運営しているキャンプ場なんですよね。
無印のキャンプ場は、自然がそのまま残っているのが特長!
クマは出たら怖いけど、木立のなかで肉を焼いて食べるソロキャンプ、やっぱりいいですね!
次回はどんな人と出会うのか、缶詰は何をチョイスするのか、楽しみです。