現代人は慢性的な睡眠不足になっている人が多いと言われています。
仕事中や授業中など眠くなることがあるという人は多いです。
コーヒーは眠気覚ましにいいとよく耳にしますよね。
本当にコーヒーにそのような効果があるのか、眠気が取れない・効果ないこともあるのか、などについてご紹介します。
目次
日中急に眠気が訪れる理由
日中眠気を感じるときに特に眠いなと感じるのは、昼食後という人は多いのではないでしょうか。
それは、ご飯を食べた後にリラックスさせる副交感神経というものが働いてしまうからです。
ですので、身体の構造上、眠くなるのは仕方のないことなのです。
少しでも眠気がこないようにするためには、量を減らして満腹にならないようにする、糖質を少なくする、
消化のいいものにする、などの工夫をすることで少し抑えることができます。
また、人の身体には「恒常性維持機構」と呼ばれる、生きていくために身体の内部の機能を一定に保つ働きがあります。
人間は脳が発達しているため、休息が必要です。そのために睡眠が不可欠です。
ですので、脳に疲れがたまってくると休めるために睡眠を促す物質が増えます。
この物質のせいで、日中でも眠くなるのです。
睡眠不足であったり、夜にしっかり寝ていなかったりすると脳に疲れがたまるため、日中も眠くなります。
夜もしっかり眠れているのに…という場合は、睡眠の質がよくないために脳が疲れているという可能性がありますよ。
コーヒーでかえって眠気が強くなる人も
コーヒーには、利尿作用があります。
そのため、コーヒーを飲み過ぎたせいでトイレへ行く、
ということを繰り返していると身体が脱水状態に陥ります。
そのせいで、疲れて余計に眠くなってしまうという人もいます。
また、冷たいアイスコーヒーを眠気さましに、と一気に飲むと身体が驚いて、
胃が疲れてしまい余計に眠くなってしまうということもあります。
眠気覚ましに飲む場合には、注意が必要です。ホットのブラックにするのが一番眠気に効果的です。
また、空腹時に飲んでしまうと胃が驚いてしまうので、何かと一緒に飲むようにしましょう。
コーヒーが眠気覚ましに効果ある人・効かない人
カフェインの効き方には、個人差があります。
おやつにコーヒーを飲むと眠れなくなる人もいれば、寝る前に飲んでもしっかり眠れるという人もいます。
カフェインに耐性のある人には、やはり効きづらいです。私の旦那がそうです。
毎日コーヒーを何杯も飲んでいるせいか、寝る直前まで飲んでいても布団に入ると数分で寝ています。
ですが、カフェインを毎日夜遅くに摂っていた人が全く摂らなくなることで
睡眠の質がよくなるというのもあるので、耐性がある人でも少しは効果があります。
コーヒーが眠気覚ましに効果あるのは嘘?
コーヒーが眠気覚ましに効果があるというのは、嘘というわけではありません。コーヒーによる覚醒作用はあります。
ですが、日ごろから常に毎日のようにコーヒーを飲んでいるという人は、
カフェイン中毒になっている可能性があり、効果が無い場合もあります。
そもそも日本人は緑茶を飲む習慣があるため、カフェインを摂取しています。
ですので、コーヒーのカフェインも感じづらいということもあるのです。
また、前にも書きましたが、利尿作用があるので
脱水になって眠くなってしまうという場合もあるために、嘘かもと言われてしまうのかもしれません。
コーヒー以外に眠気覚ましに効果ある方法
コーヒー以外の眠気覚ましに効果ある方法としては、
歩いてみる、体操するなど体を動かしてみるというのを実践している人は多いです。
これらも、非常に効果的ではあります。ですが、勤務中だったり、場合によってはできませんよね。
即効性がある方法ですと、まずツボ押しです。
中撃(ちゅうしょう)と呼ばれる中指の詰めの根元にあり、真ん中ではなく少し人差し指の方にあるツボと
労宮(ろうきゅう)と呼ばれる手のひらの真ん中にあるツボが効果的と言われています。
気持ちいいくらいの強さで、数秒押してみましょう。
また、ガムやチョコレートなど一口サイズのものを食べる、というのも効果的です。噛むことで脳が刺激されます。
ミント系のガムや覚せい作用があるダークチョコレートが特におすすめです。
他にも刺激系の目薬をさす、首の後ろを冷やす、息を止めて酸素を取り入れることで脳が目を覚ますようにする、
部屋の温度を変えてみる、換気するなどがあります。
コーヒーで眠気が取れない・効果ない:まとめ
コーヒーによる眠気覚ましは人によっては効果があったり、なかったりします。
毎日眠たくて毎日頼っていると効果はないので、ここぞ!という時だけ頼るのが一番効果的かもしれませんね。
あるいは眠気覚ましとしてのコーヒーは諦め、違う方法で眠いのから解放される方法を探すしかないですね^^;