カーネーションといえば、母の日に贈るお花として知られています。
様々な色があり、とてもかわいらしいお花ですよね。
カーネーションに限ったことではありませんが、お花を購入したりもらったりすると少しでも長く咲いていてほしいと思いますよね。
そんなカーネーションの花が咲かない理由と対策についてご紹介します。
目次
カーネーションの花が咲かない・枯れる理由は?
カーネーションは、日当たりのいいところを好みます。日当たりが十分でないと、蕾のまま枯れてしまうこともあります。
葉っぱが黄色くなり成長にも悪影響がでます。
ですが、高温に弱いので、真夏の直射日光を当ててしまうと生育が悪くなります。
また、多湿にも弱いため、ラッピングやビニールなどはすぐに外して風通しをよくしましょう。
カーネーションの花は触るなどの刺激を与えると、エチレンガスが出ます。これは花を老化させてしまう物質です。
花はかわいいので触りたくなるお気持ちもわかりますが、触らないようにしましょう。
鉢を見て、下から根が出ているようなら、根詰まりを起こしている可能性もあります。
その場合ですと、鉢が小さいので植え替えをしてあげましょう。
カーネーションの花が咲かない時に咲かせる方法
カーネーションの株に全ての花を咲かせる体力はありません。ですので、蕾を軽く押してみて、空洞になっているものは摘み取りましょう。
そうすることで、他の充実しているカーネーションの蕾に栄養がいき、開花します。つぼみの先を1ミリほど切ると、開花しやすくなりますよ。
また、日光が一日に大体3時間ほど当たるようなところに置きます。
そして、カーネーションを置く環境の温度にも気をつけましょう。カーネーションが育つ適温は15℃から25℃です。
カーネーションの花が咲かない?来年も咲かせるには
カーネーションは花が咲いた後の手入れで、来年も咲くかが決まります。
咲き終わった花や茎は見つけ次第、すぐに切り取りましょう。早く行えば、養分を次の成長に回せます。
そして全ての花が咲き終わったら、全部の茎を半分の高さに切りましょう。
カーネーションの花の増やし方の一つの挿し木は、春から秋に行います。
主茎から出ている若い茎を10~15センチほど切り取り、先端についている数枚の葉を残して、あとは全て取り除きます。
茎の切ったところを数日水に浸けて、挿し木用の土に茎を挿します。この時に切り口が潰れてしまわないように、注意してください。
また、もう一つのカーネーションの花の増やし方は、老化した株は育ちが悪く、草も乱れてしまいますので、
6月か9・10月頃にさし芽をし、新しく苗を増やす方法です。
茎の節から出る5・6センチのわき芽を根元から切り取り、下の方の葉を取ってから土に挿します。
わき芽ははさみなどで切るより、手で摘んだ方が病気にかかりません。
カーネーションの鉢植えの手入れや正しい育て方
カーネーションは、日当たりのいい乾燥している気候を好みます。そのため、水はけがいい場所で育てます。
高温や蒸れ、寒さや長雨などの多湿には弱いです。また、病気にも弱いので注意しましょう。
カーネーションは葉や茎などが密集しているため、カビによる病気が生じやすいです。
そのため、カーネーションの花の置き場は風通しのいいところにし、雨のときは雨よけのできるところにします。
真夏や真冬の時期は室内で育てたほうが安全ですが、それ以外は外の方が育ちはいいです。
カビによって灰色になった葉はすぐに繁殖をしてしまうので、素早く取り除きましょう。
肥料は、真夏の高温期以外は定期的に施してください。月に3回ほど液体肥料を施します。
カーネーションの花の成長が盛んになる春と秋には、肥効が途切れてしまわぬように多めに施しても大丈夫です。
秋の涼しくなった頃に根鉢をくずし、新しい用土での植え直しをします。
根詰まりしてしまうと蕾が開かなかったり、枯れたりしてしまうので一回り大きいものに植え替えましょう。
カーネーションへの水やりは、花と蕾に水がかからないように気をつけましょう。
土の表面が乾いたら、たっぷり水をあげます。
ですが、多湿に弱いため水をあげすぎると枯れてしまいますので、土の状態を見てから水をあげてください。
カーネーションの花が咲かない理由:まとめ
カーネーションを育てるには少し手間がかかりますが、
そこまで難しくはないですのでカーネーションが好む環境で大事に育ててあげてください。
そうすると、長く綺麗に咲いてくれますよ。
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