「授かり婚ってどうなんだろう?メリットとデメリットが知りたい」と思っているあなたへ。
元から結婚を前提に付き合っている中での妊娠はおめでたいことですよね。
ですが、順序が逆になることに対して不安を抱えている人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、授かり婚をした実の両親と妹、友人を持つ筆者が、「授かり婚のメリット・デメリットや注意点」についてご紹介します。
目次
授かり婚のメリット3つ
世間的には「順序が逆なのでは?」という声もある授かり婚。
ですが、メリットとしては次のようなことが挙げられます。
- 結婚のきっかけになる
- 結婚、妊娠、出産と嬉しいことが一度に訪れる
- 不妊の心配をしなくて済む
これら3つについて、詳しく触れてみることにしましょう。
授かり婚のメリット
結婚のきっかけになる
授かり婚のメリット、1つ目は「結婚のきっかけになる」ということです。
たとえば、長いこと付き合っているカップルや、結婚前に同棲をしているカップルは、現状に満足してしまい、いつまで経っても結婚に進展しない場合があります。
もちろん、それでお互いに満足しているのであれば問題ありませんが、実際は「私は結婚したいと思っているのに、彼がなかなかプロポーズしてくれない」とヤキモキしている女性も多いのではないでしょうか?
そんなカップルの関係を一気に加速させるきっかけとなるのが妊娠。
「ゆくゆくは結婚したいけど今じゃなくてもいいか」とのんびり構えている彼でも、自分の子供ができることで急に責任感が芽生えることがあります。
ただし、交際期間が極端に短いなど、相手のことをよく知る前の妊娠や結婚は後悔する可能性もあるため、くれぐれも注意してくださいね。
授かり婚のメリット
結婚・妊娠・出産と嬉しいことが一度に訪れる
授かり婚のメリット、2つ目は「結婚・妊娠・出産と嬉しいことが一度に訪れる」ということです。
周りから「結婚おめでとう」「妊娠おめでとう」「出産おめでとう」と、祝福される機会が一気に増えるため、人生の幸福度が急激に上がったように感じる人も多いと思います。
30代で授かり婚をした筆者の友人は、両親から「あなたのウェディングドレス姿も孫の顔も見られないと思っていたけど、本当に良かった」と泣いて喜ばれたと言っていました。
結婚、妊娠、出産という大きなライフイベントが一度に訪れると、もちろん大変なことも多くなりますが、そのぶん達成感や嬉しさもひとしおでしょう。
授かり婚のメリット
不妊の心配をしなくて済む
授かり婚のメリット、3つ目は「不妊の心配をしなくて済む」ということです。
近年では、日本人夫婦の3組に1組は、なかなか子供に恵まれず不妊の心配をしたことがあると言われています。
「え!?そんなにいる?」
「SNSでは出産報告ばっかり流れて来るけど?」
と思う人もいるかもしれませんが、公表していないだけで、実は不妊治療中だという人も大勢いるのです。
不妊の場合、治療のために多額の治療費がかかったり、場合によっては不妊が原因で離婚することになったりと、悩みのタネになる場合も多いもの。
だからこそ、不妊の心配をしなくて済むというのは大きなメリットだと言えるでしょう。
授かり婚のデメリット3つ
「結婚を前提に付き合っているカップルなら、授かり婚でも良いんじゃない?」という声もありますが、良いことばかりではありません。
たとえば、次の3つのようなことがデメリットとして挙げられます。
- 手放しでは祝福してもらえない場合がある
- プロポーズや結婚式、新婚旅行が飛ばされる場合もある
- 入籍後の手続きや、新居・病院探しなど一気に忙しくなる
では、それぞれご説明します。
授かり婚のデメリット
手放しでは祝福してもらえない場合がある
授かり婚のデメリット、1つ目は「手放しでは祝福してもらえない場合がある」ということ。
なぜかというと、本人同士は元々結婚する予定だったとしても、周りからは「計画性がない」と思われてしまう可能性があるからです。
特に、女性側の両親から許しを得るまでに苦労するケースが少なくありません。
娘のことを大切に思っているからこそ、彼に対して「結婚前に妊娠させるなんて」と怒りや不信感を抱いてしまうことも。
だからこそ、両親に報告する際には
- 元々結婚をする予定だったこと
- 順序が逆になってしまって申し訳ないということ
- しっかり家庭を築いて子供を育てていく覚悟があること
などを、誠意をもって伝えることが大切です。
授かり婚のデメリット
プロポーズや結婚式、新婚旅行が飛ばされる場合もある
授かり婚のデメリット、2つ目は「プロポーズや結婚式、新婚旅行が飛ばされる場合もある」ということです。
予想外の妊娠によって急遽結婚が決まると、正式なプロポーズや婚約指輪などがないまま「とりあえず婚姻届けを出そう」という流れになることもあります。
また、妊娠中のつわりなどがヒドイと、結婚式や新婚旅行の準備をすることすら難しく、子供がある程度大きくなるまで延期せざるを得ない場合も。
まさに筆者の妹がこのパターンで、「子供ができたのは嬉しいけど、大切なイベントがいろいろ飛ばされちゃって、ちょっと寂しい気持ちはあるよ」と言っていました。
授かり婚のデメリット
入籍後の手続きや、新居・病院探しなど一気に忙しくなる
授かり婚のデメリット、3つ目は「入籍後の手続きや、新居・病院探しなど一気に忙しくなる」ということです。
結婚をして苗字や住所が変わると、運転免許証や健康保険証、マイナンバーカード、銀行口座、クレジットカードなど、あらゆるものの住所変更や氏名変更の手続きをする必要がでてきます。
授かり婚の場合はそれに加えて、妊娠届を出して母子手帳をもらったり、出産する病院の予約をしたりと、さらにやることが増えるので、一気に忙しくなりそうです。
事前にお互いの両親に結婚前提の付き合いだと公表しておくことが大切
授かり婚を検討するうえでの注意点としては「事前にお互いの両親に結婚前提の付き合いだと公表しておくこと」が挙げられます。
本人同士は「子供ができたら結婚しよう」と考えていたとしても、事前に何も知らされていない両親にとって、突然の妊娠報告は大事件です。
驚きのあまり、反射的に反対してしまうということもあるかもしれません。
だからこそ、妊娠する前にお互いの両親に挨拶をして、真剣に付き合っていると伝えておくことをオススメします。
信頼関係がしっかりとできていれば、授かり婚になったとしてもきっと理解が得られるはずです。
「授かり婚のメリット・デメリットや注意点」まとめ
今回は、授かり婚をした実の両親と妹、友人を持つ筆者が、「授かり婚のメリット・デメリットや注意点」についてご紹介しました。
最後に改めてまとめます。
▼授かり婚のメリット3つ
- 結婚のきっかけになる
- 結婚、妊娠、出産と嬉しいことが一度に訪れる
- 不妊の心配をしなくて済む
▼授かり婚のデメリット3つ
- 手放しでは祝福してもらえない場合がある
- プロポーズや結婚式、新婚旅行が飛ばされる場合もある
- 入籍後の手続きや、新居・病院探しなど一気に忙しくなる場合がある
授かり婚は賛否両論ありますが、妊娠も結婚もおめでたいことに変わりありません。
「妊娠したから仕方なく結婚する」というネガティブな選択でなければ、結婚が先でも妊娠が先でも、きっと幸せな未来が待っているはずです。