母の日に家族からカーネーションを受け取り、大切に育てている人も多いことでしょう。
カーネーションの育て方をよくよく調べて、水やりも置き場所にも気を遣っているはずなのに、なぜかカーネーションンに異変がおきてしまい、対応策に頭を抱えてしまうこともあります。
それは赤い花びらのカーネーションが、何かの原因で白くなることです。
カーネーションの花びらが白くなるその理由と原因、対策や予防方法などをまとめましたので、ぜひ参照ください。
目次
カーネーションの花びらが白くなる!なぜ?理由は
カーネーションの花びらの色は、赤と白が一般的です。
カーネーションの花弁の形や花びらの色の種類をご紹介! (ご参考までに)
赤い花びらが白くなり、白い花びらは赤くなることがあります。
ここでは、赤い花びらが白くなるというその原因や理由について探ってみます。
カーネーションの花びらが白くなる原因その1
カーネーションの鉢植えなどを長時間、日の当たる場所に置いていることです。
カーネーションの花は、日の光(光合成)によって育つものと育たないものがあります。
カーネーションの状態が、受け皿にスポンジをおいてさしている状態か鉢植えにしているかでは少々育て方も違ってきます。
カーネーションの花びらが白くなる原因その2
カーネーションをおいている部屋の温度や湿度に原因のあることが考えられます。
5月から6月にかけては地域によっては、雨期に入ることもあります。
雨期になると湿気が多くなり、置き場所の温度や湿度の管理に注意しなければなりません。
あまり湿気が多いと、カーネーションに限らず、植物の根が腐食したり、葉の色が変色したり枯れることさえあります。
カーネーションの花びらが白くなる原因その3
定期的な水分補給時の水分が多すぎることも原因のひとつと考えられます。
スポンジにさしている状態でしたら、スポンジに含まれている水分が十分であるにもかかわらず、受け皿にあふれるほどの水が残っていることです。
鉢植えにしている状態でしたら、指で土の表面を触れたとき、硬くて湿っぽくなっていればよいのですが、
土が柔らかい状態のときは水分が必要以上に含まれている可能性があります。
カーネーションの花びらが白くなる原因その4
カーネーションの置き場所の温度管理に原因のあることも考えられます。
植物を育てるときにとても難しいと感じることは、温度管理ではないでしょうか。
植物を育てるための温室などがあればよいのですが、たいていは居室の一角に置き場所を作って育てている方が多いことでしょう。
カーネーションをおいている場所の温度管理が十分ではないことも原因の一つになります。
カーネーションの花びらが白くなる原因その5
カーネーションの花びらについている害虫が原因として考えられます。
カーネーションにとりつく害虫が、白くする原因となっていることがあります。
害虫が原因となれば、早めの対策が必要になります。
カーネーションの花びらが白くなるのは病気?
カーネーションの花びらが白っぽくなるのは、花びらについている害虫が原因であることがわかりました。
害虫は目に見えないほど小さなもので、放置しておくとたちまち植物としての生命が絶たれてしまいます。
花びらが白くなっている部分の大きさだけ害虫がついていることになりますので、病気であるともいえます。
病気のもとになっているのは「アザミウマ(スリップス)」という害虫です。
アザミウマ(スリップス)は、紫陽花、カーネーション、マリーゴールドなどに発生する害虫です。
そのほかに農作物のネギ、アスパラ、キュウリ、ゴーヤなどにも発生します。
アザミウマ(スリップス)を発見しましたら、速やかに駆除することをおすすめします。
カーネーションの花びらが白くなるのに対する対策や予防法について
では、カーネーションの話ブラが白くなることに対する対策として、また今後の予防方法としてどのようなことを行えば良いのか、ご紹介します。
カーネーションの花びらが白くなることに対する対策や予報方法その1
アザミウマ(スリップス)を発見したら、地道に捕殺します。
発見した数にもよりますが、農薬などの殺虫剤を使用する方法もありますが、
アザミウマ(スリップス)は農薬に対する耐性が強いため、反対に大量発生させる原因になることもあります。
根気強さと時間もかかりますが、捕殺するのがとても効果的です。
カーネーションの花びらが白くなることに対する対策や予報方法その2
カーネーションの周りに青と黄色の粘着テープをかざすことです。
アザミウマ(スリップス)は青色や黄色を好む性質があるため、同色の粘着テープをかざしておくことも大変効果的です。
このときはカーネーションの花びらなどに粘着テープがつかないよう注意が必要です。
カーネーションの花びらが白くなることに対する対策や予報方法その3
スポンジに挿し木したカーネーションや鉢植えのカーネーションの置き場所に銀色の反射シートを敷きます。
幼虫の時は粘着テープでも手で捕殺するのがとても有効ですが、成虫になると病気の進行度も早まる可能性があります。
成虫は太陽の反射光を嫌う性質がありますので、置き場所周辺には太陽の光反射を促す銀色のシートを敷いておくのも有効な方法の一つです。
カーネーションの花びらが白くなることに対する対策や予報方法その4
カーネーションを防虫ネットで囲むことです。
鉢植えには特に有効な手段であると考えられますが、防虫ネットで囲んで害虫を防ぐ方法です。
アザミウマ(スリップス)はとても小さな害虫です。
ネットの穴の大きさが小さくて、目の細かいものを選択するとよいでしょう。
これだけでも十分な対策や予防ができます。
カーネーションの花びらが白くなる:まとめ
いかがでしたでしょうか。
カーネーションの花びらが白くなる原因はアザミウマ(スリップス)という害虫であることがほとんどだということが、おわかりいただけましたでしょうか。
病気にかかると、治すための薬剤などはありませんので、育てる段階で予防と対策を立てることがとても重要です。
カーネーションの葉が枯れ始めたら、葉の裏側に害虫が住み着いていることも考えられます。
そこから深刻な病気になってしまいますので枯れている葉がありましたら、摘み取って他の葉に栄養分がいきわたるようにすることも必要です。
花弁は摘み取ってしまうと花のバランスが悪くなるので、つぼみがありましたら同様にそちらへ栄養分が行き渡るようにしておきましょう。
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