学生、多くは大学生でしょうか。
妊娠、あるいは彼女の妊娠が発覚した時、あなたは何を考えるでしょうか。
どのような決断をするにしろ、子供のこと、学校のこと、親のこと、そして親になる覚悟のことなど学生が妊娠した時に考えるべき4つのこと、まとめてみました。
実際に学生で妊娠、結婚、出産して今は元気いっぱいな9ヶ月の息子を育てる私の考えです。
子供を養うことができるか
子供を育てるにはたくさんのお金がかかります。
妊娠した時から、出産後、幼稚園、習い事、小学校、中学校、高校、大学など...
相手が社会人ならまだ少しは安心できますが、
お互い学生となると、子供を育てるために必要なお金、どうやって手に入れますか?
バイトで稼ぐのか、学校をやめて就職するのか、親に仕送りしてもらうか?
学校はどうするのか
学生である以上、学校のことを考えなければいけません。
引き続き通い続けるのか、退学して就職するのか。
通い続けるにしても、休学はするのか。
就職するにしても、中退で仕事は見つかるのか。
親にはどう伝えるのか
自分たちの子なので、最終的に決めるのは自分たちであって、親ではないです。
しかし、親の祝福なしで出産しても複雑な思いが残ります。
最初、多くの親御さんは反対すると思います。
あなたたちを心配するが故の反対なので、当然でしょう。
ただ、あなたたちがどれほど本気かがわかれば、親御さんも理解してくれるでしょう。
そのためには、親になる覚悟あることと今後どのようにして子供を育てるかの計画を示して親御さんを安心させる必要があります。
正直、どんなに反対している親御さんでも、可愛い孫の顔を見れば許してくれると思います。
実際、私が母子手帳をもらいに役所に行ったときも、そう言われました。
なので親の反対などはそこまで重要なことではないと思います。
重要なのは次です。
親になる覚悟ができているか
一番大事なのはこれです。
出産した時から、いえ正確には妊娠した時から、あなたはもう親になります。
学生だから・・・若いから・・・は関係ありません。
あなたの子供にとってはあなたたちは唯一の親であり、学生、若いは関係なく親は親なのです。
親になるって、簡単なようで想像よりずっと大変です。
私も、自分が親になるまでわかりませんでした。
まず、出産する覚悟が必要です。
「お腹を痛めて産んだ子」と言うように、出産には痛みが伴います。
私は帝王切開でしたが、それでも術後は人生で一番の痛みで、
そんな中授乳をしていたので本当に辛かったです。
また、体だけでなく、相当心が強くなければいけません。
赤ちゃんの時は言葉が話せないので、伝えたいことはなんでも泣いて伝えます。
わけがわからなく泣くときもあります。
家事をやろうとしているのに「わーわーわー」泣かれた時、心を正常に保つ自信、ありますか?
少し大きくなってなんでも「イヤ、イヤ」わがままを言われた時、
イライラしない自信、ありますか?
出産前、私は「大したことじゃないでしょ」と思っていました。
いざ出産し、子供にわけもなく泣かれると、ほんっっっっっとうにイライラします。
「もうやめてええええ!!」と叫びたくなります。
こっちの方が泣きたくなります(꒦ິ⌑꒦ີ)
そんな時でも物を投げつけて自分が泣きわめかず、子供をぎゅっと抱きしめる心の強さが必要です。
更に、子供を育てるためには家族を養う覚悟が必要です。
学生であり続けるならアルバイトを、退学するなら社会人として
今まで以上に働かなければいけません。
夫は学生、しかも留学生でありながらアルバイトで、
毎月普通の生活が送れる&一定額貯金できるくらい稼いでくれます。
慣れない日本語での学業に励みながら、夜遅くまで働いてくれています。
毎日眠そうです。それでも週1日休みを取って家族と過ごす時間を作ってくれます。
親になると言うのは、そう言うことです。
自分の身を削って家族を養う、子供を守る覚悟が必要です。
決めるのは自分たち
ここまで色々と書きましたが、結局最後に決めるのはあなたたちです。
親でも大学でも社会でもありません。
妊娠がわかったとき、あなたはまず何を思いましたか?
「やばっ!親になんて言おう」それとも「守るべき大切な存在が一人増えた」?
色々考えても、結局それがあなたの本心ではないでしょうか。
ちなみに、私の妊娠がわかったとき、
夫は「ありがとう」と言って、私を抱きしめてくれました。(のろけではないです(´,,•ω•,,))
その時から夫も、私も、このお腹の子の親になる覚悟はできていました。
赤ちゃんは、人間です。人形ではありません。
あなたたちは一人の人間を育てる、と言うことを忘れないでくださいね。
今隣にすやすや寝ている息子を見ていると、この子に出会えて本当に良かったと思います。
時々イライラして気が狂いそうになるときもありますが、
そんな時は、妊娠がわかった時のこと、妊娠中のこと、出産してオペ室で聞いた産声のことを思い出します。
また、妊娠がわかった時に「ありがとう」と言って、私たちを一生守る決意をしてくれた夫には本当に感謝しています。