「誰からも好かれる人気者になりたい!でも平凡な私には無理かな・・・」と考えているあなたへ。
見た目がキレイだったり、ずば抜けたセンスや才能があったりと、カリスマ性のある人しか人気者になれないと思っているかもしれませんが、そんなことはありません。
人から好かれるために大切なのは、人の心理を理解して、相手が心地よいと感じる接し方を心がけること。
そこで今回は、誰にでも実践できる、人に好かれるための心理学的なコツについてご紹介します。
人に好かれるための心理学的なコツ5つ
人に好かれるためには、相手が心地よいと感じる接し方を心がけることが大切です。心理学的なコツとしては、下記の5つが挙げられます。
- 相手が過去に言っていたことを話題に出す
- 相手が気づいていない意外なところを褒める
- 「私たち」や「一緒に」という言葉を使い連帯感をアピールする
- 好意には条件を付けない、付けさせない
- 聞き上手になる
では、それぞれ詳しく説明してみましょう。
人に好かれるための心理学的コツ
1:相手が過去に言っていたことを話題に出す
人に好かれるための心理学的なコツ、1つ目は「相手が過去に言っていたことを話題に出す」ということが挙げられます。そうすることで「あなたに関心を持っている」という気持ちを伝えることができるからです。
あなたが相手に関心を持っていることが伝わると、相手もあなたに関心を持ってくれる可能性が高くなります。これを心理学では「好意の返報性」と言います。
たとえば「この前、赤ワインより白ワインが好きだって言ってましたよね」「○○さん、学生時代は吹奏楽部だって言ってましたよね」など、相手が何気なく話したことを話題に出してみるのがオススメ。
人に好かれたい、関心を持ってもらいたいと感じたら、まずは自分から相手を好きになり、関心を持つことが近道です。
人に好かれるための心理学的コツ
2:相手が気づいていない意外なところを褒める
人に好かれるための心理学的なコツ、2つ目は「相手が気づいていない意外なところを褒める」ことです。なぜかというと、人は今まで自覚していなかった自分の長所を知ることで、高い満足感が得られるから。これを心理学では「自己拡大」と言います。
たとえば、人からよく「おっとりしていて優しい」と言われるようなタイプの人には、「○○さんって意外と芯の強いところがあるよね!頼もしいよ」と強さも持ち合わせているという面を褒めてあげると良いでしょう。
また、一見褒め言葉には思えないかもしれませんが、「○○さんって不思議な人だね」「普通の人とは違う」「まわりにはいないタイプ」という言葉も響く場合があります。なぜかというと、特別扱いされているような気持ちにさせることができるからです。
反対に「わかりやすい人だね」と言うのは、相手をガッカリさせてしまうことがあるので注意しましょう。
人に好かれるための心理学的コツ
3:‟私たち“や‟一緒に”という言葉を使い連帯感をアピールする
人に好かれるための心理学的なコツ、3つ目は「‟私たち“や‟一緒に”という言葉を使い連帯感をアピールする」ことです。そうすることで、自分の気持ちに相手との強い連帯感が生まれていることをアピールできます。
たとえば「がんばろう!」と伝えるよりも、「一緒にがんばろうね」や「お互いがんばろうね」と伝えた方が、連帯感があってあったかい印象になりますよね。また「主婦は忙しいのよね」と伝えるよりも「私たち主婦は忙しいのよね」と伝えた方が共感を得られるはずです。
ちょっとした言葉のチョイスを変えるだけで、人の心を惹きつけることができます。相手との親密度を高めたい時には、連帯感をアピールする言葉を積極的に使ってみて下さいね。
人に好かれるための心理学的コツ
4:好意には条件を付けない、付けさせない
人に好かれるための心理学的なコツ、4つ目は「好意には条件を付けない、付けさせない」ということです。
誰からも好かれる人は、相手に対して「○○だから良い」「○○なところが好き」といった感じで好意に条件をつける言い方をしません。無条件で相手を認めると一緒にいる人は居心地がよく、心から安らぐことができるのです。
一方、好意に条件を付けてしまう人と一緒にいると、相手は「条件を満たさなければ切り捨てられてしまうのでは?」という不安や寂しさを抱えることになります。条件を満たしているうちはうまくいくかもしれませんが、どこか居心地の悪さを感じてしまうものです。
また、恋人に対して「私のどこが好き?」と聞くこともオススメしません。なぜかというと、恋人からの無条件の好意に、わざわざ条件を付けさせる行為だからです。自ら別れのリスクを高めるのはやめにしましょう。
人に好かれるための心理学的コツ
5:聞き上手になる
人に好かれるための心理学的なコツ、5つ目は「聞き上手になる」ということが挙げられます。
人との仲を深めるために大切なのは、会話をすることです。特に人は、自分の話を聞いてもらい、受け入れてもらえたと思えた時に、大きな満足感を得ると言われています。
「会話を盛り上げよう」と思うと、ついつい自分の話ばかりしてしまう人もいるかもしれませんが、会話がうまい人はたいてい聞き上手です。相手が気持ちよく話せるように、しっかりと耳を傾けながら、うなずいたり、ときどき質問したりとアシストしているのです。
聞き上手になるための「あまくさの法則」を、次の章でご紹介しますので、ぜひ参考にしてみて下さい。
聞き上手になるための「あまくさの法則」とは?
「人に好かれるためには聞き上手になることが大切だというけど、具体的にはどうすればいいの?」というあなたへ。聞き上手になるためには「あまくさの法則」を覚えておくと良いでしょう。
「あまくさの法則」とは、
あ:あいづちを打つ
ま:まとめてあげる
く:クエスチョンを出す
さ:賛美する
のことを指します。では、それぞれ詳しく説明してみましょう。
あ:あいづちを打つ
聞き上手になるためのあまくさ法則、「あ」は「あいづちを打つ」ということです。
相手の話にきちんと耳を傾けて、ウンウンとうなずいてください。ちゃんと聞いていたとしても、聞き手がノーリアクションだと話し手は話しづらく感じてしまうものです。
ただし、「うんうんうんうんうん」など、極端にうなずきすぎるのはNG。適当に聞いているフリをしているのか、もしくはふざけているのではないかと不信感を抱かせてしまいます。
適切なタイミングで「うんうん」「へぇ」「そうなんだ」「あ~」「えぇ」など、バリエーション豊かにリアクションを取ってあげましょう。
ま:まとめてあげる
聞き上手になるためのあまくさの法則、「ま」は「まとめてあげる」ということです。相手の話の要点を繰り返したり、まとめて伝えたりすることで、「ちゃんと理解してくれている」と感じてもらいやすくなります。
特に、相手の話が長くなった時にうまくまとめてあげると、「そうそう!それが言いたかったんだ!」と喜んでもらえるはずです。
ただし、相手が目上の人物だった場合、あなたが話をまとめると、「上から目線で失礼だな」と感じることもあるので注意しましょう。
く:クエスチョンを出す
聞き上手になるためのあまくさの法則、「く」は「クエスチョンを出す」ということです。ただ聞いているだけでなく、ときどき質問をして会話を膨らませましょう。あなたが興味を持って話を聞いていることが伝わり、より楽しく話してもらえるはずです。
また、相手があなたに質問してきた場合は、答えた後にあなたも同じ質問を聞き返すと良いでしょう。そうすることで、会話のラリーが自然と続いていきます。
さ:賛美する
聞き上手になるためのあまくさの法則、「さ」は「賛美する」ということです。話を聞く中で、さりげなく相手のことを褒めましょう。
「それはすごい」「本当によかったね」「がんばったね」「ふつうはなかなかできないよ」と、ポジティブな反応をすることで、相手はさらに気持ちよく話すことができるようになります。
ただし、大袈裟に褒めすぎると、相手が照れたり恐縮したりと、かえって話しづらくなってしまうこともあるので、あくまでもサラッとさりげなく褒めるようにしてください。
「人に好かれるための心理学的なコツ」まとめ
今回は、誰にでも実践できる、人に好かれるための心理学的なコツについてご紹介しました。最後にもう一度まとめてみましょう。
▼人に好かれるための心理学的なコツ5つ
- 相手が過去に言っていたことを話題に出す
- 相手が気づいていない意外なところを褒める
- 「私たち」や「一緒に」という言葉を使い連帯感をアピールする
- 好意には条件を付けない、付けさせない
- 聞き上手になる
▼聞き上手になるための「あまくさの法則」
- あ:あいづちを打つ
- ま:まとめてあげ
- く:クエスチョンを出す
- さ:賛美する
好かれる人になるために一番大切なことは、相手の気持ちを想像して行動することです。迷った時には、「どうしたら相手が喜ぶかな?」ということを考えて行動してみてくださいね。