戸建てに住んでいて、隣近所に引越してきた人達が引越しの挨拶に来ない事は、非常識なのでしょうか?
それとも、最近では昔と違って、当たり前の事になったのでしょうか?
今回は、引越しの挨拶をする側ではなく挨拶をされる側の立場に立って、他の人の意見を参考に、私の体験談も含めて「戸建てで引越ししないのはどうなのか」について見ていきます。
目次
引越し挨拶が常識、は一昔前?
戸建て、賃貸に関わらず引越し先で心機一転、新しい生活を気持ち良く始める前に、ご近所の方々への挨拶を終わらせておきたいです。
日本には古くから『向こう三軒両隣』ということわざがあるように、向かい三軒と両隣の家に挨拶するのが常識だと考えられていました。そして、その風習は、昔から現在まで受け継がれています。
しかし最近では、戸建て引越しでも挨拶をしない方々が増えつつあります。都会ほど挨拶に来ない方が多かったり、子供がいない20代の夫婦が挨拶に来ない方が多いというのは、想像がつくと思います。
でも意外にも、我が子が結婚して独立し夫婦2人になってしまった方々が挨拶に来ない事が多いのです。
戸建てで引越しの挨拶に来ない理由
引越し挨拶に来ない事を非常識に思う方々が多い中、挨拶に来ない方々にも理由があります。
- 挨拶の仕方がわからない
これは、初めての引越しの方におおいにあり得る話です。何か特別な決まりがあるわけではないですから、ただ挨拶すれば良いだけですけどね。
- 挨拶に行く方が逆に迷惑と思う。
人間関係で辛い思いをされた方や、時間帯によっては迷惑をかけてしまうと考える人もいます。
- 緊張する
- ご近所の方と生活時間が合わない
仕事が夜勤だったら家にいるのは日中ですが、ご近所の方は日中に仕事をしていて入れ違いになる場合もあります。
- 引越し整理でバタバタしていた
こういう風に理由を聞いてみると、なんとなくわかるところもあります。一概に非常識な人と決めつけるのもいかがなものかと思います。
戸建てで引越しの挨拶しない!非常識から変化
約5年前に私の自宅のお隣さんが引越され、新しい家族が引越して来ました。息子が通っていた小学校が集団登校という事もあり、引越して来た家族にお子さんがいる事は登校時にわかりました。
情報はそれくらいで、親の顔はわかりませんでした。
何日経っても挨拶に来ないので、家の中で「引越しの挨拶がないなんて、非常識」とよく文句を言っていました。
1,2週間くらい経っていたと思います。仕事から帰り、玄関の鍵を開けていると、、、「すみません。隣に引越しきた○○です。」とタイミングが合わず遅れてしまったお詫びと粗品を頂きました。
これ以降、引越してきた側にも色々と事情があると分かりました。なので、少し待ってみてもいいかもしれません。
戸建てで引越しの挨拶しない!待ってみても、音沙汰なし
待っても引越しの挨拶がないなんて事も、よくある話。
玄関を出たら、バッタリなんて事もあります。そんな風に会ったら、自分から挨拶してみるのもいいかもしれません。
挨拶が返って来たら、何かしら理由があったと大きな心を持って受け入れてあげて下さい。
反対に挨拶が返って来なかった場合、私ならそれまでの人と諦めます。それなりの付き合いしかしません。もちろん、その後はもう挨拶もしません。
戸建てで引越しの挨拶しない:世間の意見は?
世の中は、やはり非常識と思う方が大半を占めているようです。
- 今までした事も、された事もないが、トラブルは発生していない
- 自分は、挨拶されたいと思わない
- 知らない人と関わるのが怖い
- 知らない人と関わりたくない
これは、挨拶に来ない理由の中の1部で、「先に紹介した理由ならわからなくもないけど、この理由で来ないなら非常識だと思う」という世の中の意見です。
後から来たんだから、挨拶しに来るのが当然という意見もあり、挨拶に来ないとなると関わらないという意見が多いです。
戸建ての引越しで挨拶しない:大らかな心で対応してみよう
一言挨拶があるだけで、引越して来た人の性格までわからなくても少し安心感が湧きます。
それに挨拶は、最低限のコミュニケーションです。
挨拶に来れない理由があるかもと思ってしばらく待ってみると、何かのタイミングで挨拶に来る事もあります。こっちが先であっちが後など言わずに、広い心で顔を合わせたらとりあえず挨拶してみましょう。
早とちりをしてご近所トラブルが発生してしまう事だけは、避けましょう。自分が引越して来た時の事を思い出して下さい。知らない人がたくさんいる場所に引越して来た方も不安です。
ご近所さんが増えたことは、嬉しい事です。非常識かどうかを決めるのは、それからでも遅くないですよ。