小さい子供が習い事を始める理由というのは人それぞれですが、殆どの子供が親が進めて入る、
もしくは入れさせられるのではないでしょうか?子供が〇〇の習い事がしたい!と言って習い始めることは稀だと思います。
もちろん、こども自身がやりたいと思う習い事があればもちろんやらせたいと思いますよね。
親は子供に好きなことを見つけてその才能を伸ばしてほしい、いろんな経験を身に着けてほしいという考えから、習い事を始めさせると思います。
自分が子供の頃に経験できなかったことをさせたいという想いは、私以外にも多くの親が持つものではないでしょうか。
最近は、塾・習い事をするのが当たり前、それもひとつじゃなく複数を掛け持ちで学校から帰ればそのまま習い事。
今の子供は、大変だなぁと思ってしまいます。もちろん、子供自身がそれを好きでがんばっている
姿を見るとすごいなあと思います。
友達の子供は空手を習っていて動画を見せてもらいましたが、小さいながらにキビキビとした動きがとてもかっこよかったですよ。(^^)
でも習い事を始めると、子供はもちろん親も結構大変なんですよね。習い事への送り迎え、毎月の月謝・・・。
そのような、親の事情で子供の習い事をやめたいと思った時について、お話ししていきます。
子供の習い事を親がやめたいと思うのは、ダメなこと?
習い事はまず体験(体験できるようであれば)してみて、子供が行く気になれば始めるほうがいいと思います。
子どもが興味をもたないようであれば、やる気も起こらないだろうし、
やめてしまうのも無理はありませんよね。
どうせ習わせるなら長く続けてほしいし、技術はもちろん子供の精神的な成長にもなっていくと思います。
親として子供に習い事をさせる想いはいくつかあると思います。私もそうですが、
継続するということ、目標を持ってそれに向かってがんばれること、勝負することに
よってお互いの自信につなげていくことなど、子供の成長につなげていければと
思いながら通わせるはずです。
しかし、実際習わせてみると親も大変だと思いませんか?
習い事始めさせたけど、やっぱりやめてくれないかなぁと思ってしまうことがありませんか?
まず、習い事へ通うための送り迎えです。子供が小学生高学年だったり、
自分で通える距離であればいいのですが、未就学時や小学校低学年の場合は親の送迎が必要となります。
時間的に制約されるので余裕ができなくなります。
自宅からの距離があれば往復するのにも時間がかかるし、
その場で待つにも時間がもったいないと感じる人もいるのではないでしょうか。
スポーツ系の習い事であれば、休日に試合などで
親同士間での送迎や飲料水などの調達など当番制がありますよね。
以前、子供にサッカーの習い事をさせている友達が「休日になると試合、試合で忙しい」と言っていたので、
うちの子もやりたいと言ったら嫌だな~と思っていましたが、興味がなかったようで入らずにすみました(^^;)
それと、親同士の付き合いもありますよね。試合のあとの打ち上げだったり、休日に
親子一緒にバーベキューなど。人付き合いが得意な人、お世話好きな人は気に
ならないと思いますが、苦手な人にとっては面倒ですよね。
経済的な理由としては、月謝が家計に影響することではないでしょうか。月謝が
高い習い事もあるし、いくつも習い事を掛け持ちすれば少なからず家計に負担は
かかってくるはずです。家計をやりくりしているうちに、そのことがストレスの元に
なってしまうかもしれません。親がこうしてがんばっているのに子供を見ていると
やる気がない!ついイライラしてしまいますよね。子供にやる気がなければ、
習い事を続ける意味はないんじゃない?じゃあ、やめていいんじゃない?と思いませんか?
やる気はあるのに、がんばっているのになかなか上達しない。
一緒に入った友達との差が広がっていくため、子供本人にもストレスになってきたということもありませんか。
辞めたいけど言えないと思っている子供もいるかもしれません。
親としても、それがわかってて続けさせるのもつらいですよね。
このような様々な理由で、習い事やめてくれたらいいなと思うのはいけないことではないと思います。
それぞれの家庭には、それぞれの生活のリズムがあります。
子供のためなら親は何をおいても習い事をを優先すべき・・・ということではありません。
考え方は人それぞれです。辞めさせたいと思うことはダメなことではないと思います。
子供の習い事を親がやめたいときの対処法
子供にやる気がなければ、無理に続けさせる必要はありません。
子供と相談して辞めたいと思っているようであれば、辞めさせてもいいでしょう。
子供にも向き不向きはあります。苦手なことを無理して続けても成果は出ません。
子供は辞めたいと聞くと、辞めたくないというかもしれません。
しかし、様子を見て楽しく続けられていないようであれば
無理して続けさせる必要はないでしょう。
子供も成長とともに、興味を持つものが変わります。辞め時を見極めてあげることも親の役目ではないでしょうか。
経済的な理由で辞めさせようと思う場合は、その理由を子供にわかってもらうために
しっかりと言葉を伝えなければいけません。
習い事を続けるということは、手間もお金もかかるという事。
子供にお金の話をするのは恥ずかしいと考える親もいると思いますが、
今後家族で生活していく上で、家族の一員として親の事情をしっかり伝えることが大事だと思います。
子供の習い事を親がやめたいと思っても子供がやめたくないときは?
子供が習い事に行く理由として、習い事が楽しいだけではありません。
もちろん上達していく自分が楽しいと思う子供もいますが、そこで会う友達との
絆もあるんじゃないでしょうか。一緒に同じ習い事をすることによって、学校の
友達とはまた違う大切な友達になっていると思います。
また、習い事がどんどん上達していって、自分の自信になっているとしてそれを
やめることになったら、子供の自信を奪ってしまうことになりかねません。
そんな時はできる限り続けさせてあげたほうがいいでしょう。
子供もやめたくなる時があります。親もやめさせたくなる時があると思います。
いつまで習い事を続けるか、「辞め時」を親子でしっかり話し合っておくといいですね。
習い事は、一つではありません。他に興味を持つ習い事も出てくるかもしれませんし、
やっぱりまた同じ習い事をしたいというかもしれません。その時はまた親子でしっかり
話合うといいでしょう。