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はちみつの正しい保管方法!結晶化させないコツとは?

投稿日:2019-10-23 更新日:

はちみつの正しい保管方法!結晶化させないコツ

美味しくてダイエットにも効果的と言われる「はちみつ」。

はちみつは色々な食事に使え、栄養価も高い食品ということで家庭に常備している人も多いのでは。

でも、はちみつは放置しているとすぐに白く固まり結晶化してしまい、保管方法について悩んでいる方もいらっしゃると思います。

そこで今回は、はちみつの正しい保管方法や結晶化させない保存方法についてまとめてみました。

はちみつの成分

はちみつはブドウ糖・果糖などの「糖類」が約80%占めていて、その他にもビタミン・ミネラル・アミノ酸・ポリフェノール等をバランスよく含んでいる健康的な食品です。

はちみつに多く含まれるブドウ糖や果糖は「単糖類」と呼ばれ、これ以上分解を必要としないため、体内に素早く吸収されてエネルギーに変換される特徴があります。

また、ブドウ糖は非常にすばやく、果糖はブドウ糖より長い時間をかけて体内に取り込まれます。

はちみつは早く効き、長く働く、優れたエネルギー源というわけですね。

さらに、はちみつは普通の砂糖(上白糖)に比べて、2/3程度とカロリーが低い上に、白砂糖に比べて甘みを感じやすいので、砂糖をはちみつに置き換えることでダイエットにも効果的なんですよ。

 

はちみつはなぜ結晶化するの?

このように優れた食品である「はちみつ」ですが、一番困るのは保管していると「すぐに固まって結晶化してしまう」こと。

はちみつは、なぜすぐに結晶化してしまうのでしょうか?

実は、はちみつが白く固まってしまう「結晶化」ですが、はちみつに含まれる「ブドウ糖」が影響しているのです。気温が下がり、5℃〜14℃になるとブドウ糖が白く固まり、はちみつは結晶化してしまいます。

はちみつの種類によって結晶化しやすいしにくいがあり、たとえば、レンゲやナタネなどブドウ糖の割合が多いはちみつは結晶化しやすく、アカシアやトチなど果糖が多いはちみつは結晶化しにくいと言われています。
 

はちみつの賞味期限はどのくらい?

はちみつは糖度が高い食品なので、普通に保存されていれば腐ることはありません。

ただ、腐ったりすることはまずないのですが、汚れたスプーンなどを使用したり、パンくずなどの不純物が混ざったりすると、カビが生えたり発酵したりするので注意が必要です。

はちみつの場合、風味が保てる期限として賞味期限が2〜3年で設定されていますが、風味を気にしなければ、何年でも使用することができます。ただ、色や風味等を考えると、おおむね2年位をおいしく食べられる目安と考えておきましょう。
 

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はちみつの保管方法

白く固まり結晶化しやすいはちみつですが、正しい保管方法を見てみることにしましょう。

はちみつは、開封前・開封後ともに常温保存が基本です。

はちみつの保存に向かない保管場所は?

はちみつは、直射日光に当たるところ、高温のところ、湿度が高いところで保管すると、短期間で風味が落ちてしまいます。

また、5℃〜14℃になる場所は、ブドウ糖が白く固まり、はちみつは結晶化するので、保管するのは避けましょう。

はちみつの保存に向かないのは「直射日光」「高温」「湿度」「低温」といった条件になります。
 

はちみつの保管方法と保管場所

はちみつの保存に適した保管場所は、直射日光の当たらない暗所で、寒すぎず暑すぎずの場所になります。

よく流し台の下にはちみつを保管している方がいますが、はちみつは湿気を吸いやすい食品なので食器棚や戸棚など湿気が少ない場所を選びます。

食べ物ということで、冷蔵庫に入れて保存しがちですが、すぐに結晶化してしまいますので避けるようにしましょう。

 

はちみつを保管する容器ですが、基本的に購入時のままで構いません。

一般的なプラスチック容器だと、長期保存しているうちにプラスチック臭く感じる場合もあるので、気になる方はガラス製の瓶に移し変えて保管しましょう。

ガラス瓶は100円ショップにあるようなもので大丈夫ですが、大きな瓶に入れるよりも少し小さめの瓶で2つ〜3つに小分けしておくと使う時に便利です。
 

はちみつを冷凍庫で保管すると結晶化しないってホント?

家の中に、はちみつに適した保管場所がない場合はどうしたらいいでしょうか?

その場合は、冷蔵庫の中の冷凍室に入れてみましょう。

『えっ、冷蔵庫はダメなのに、冷凍庫はいいの?』と思われるかもしれませんが、実は、はちみつは糖度が高くて水分も少なく凍りにくい(はちみつが凍る温度はマイナス25℃程度)ため、一般家庭の冷凍庫なら入れても凍ることはありません。

冷凍庫に入れると結晶化が進みそうに思いますが、一般家庭にある冷蔵庫の冷凍室の温度はマイナス18℃くらい。

はちみつが結晶化する温度帯が 5℃〜14℃から外れているので、結晶化もせず凍らないという絶妙の “保管場所” なのです。

ただ、白く固まることはないものの硬めの水飴のように感じになるので、パンに塗る人には向かないかも・・・
 

もし、はちみつが結晶化してしまったら?

もし、はちみつが結晶化して白く固まってしまったら、湯せんして戻しましょう。

鍋に45℃くらいのお湯を用意して、はちみつの容器をお湯に入れます。スプーンや箸などでかき混ぜると次第にはちみつが溶けていきます。

結晶度合いにもよるが、30分~1時間ほど置いておくと元通りの柔らかいはちみつになると思います。
 

湯せんで戻すときの注意点

湯せんで硬くなったはちみつを溶かすときはお湯の温度に注意が必要です。

はちみつは50度以上の熱いお湯で湯煎すると、蜂蜜の栄養や酵素が分解され、蜂蜜本来の効果を得られなかったり風味が落ちたりするので、温度が高くなりすぎないよう気をつけましょう。

また、中途半端に溶かしただけだと、再び結晶化してしまうので、最後まで溶かすのも湯せんのポイントです。

このように湯せんで結晶化したはちみつを元に戻せますが、固まったものを何度も溶かすと風味が落ちるので、できるだけ固まらないようにしましょうね。
 

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はちみつの正しい保管方法 まとめ

はちみつの正しい保管方法、いかがでしたでしょうか。

はちみつを保管するポイントを抑えれば、白く固まって結晶化することはかなり減ると思います。

健康的な食品でダイエットにも効果があるはちみつ。正しい保管方法で美味しくいただきましょう!

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