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『チョコレート戦争』第4話のあらすじとネタバレ感想!

投稿日:2020-02-01 更新日:

『チョコレート戦争』のあらすじとネタバレ感想

このページでは『チョコレート戦争 ~朝に道を聞かば夕べに死すとも可なり~』第4話(2020年2月1日放送)のあらすじ(ネタバレ注意)や感想について紹介。

「チョコレート戦争 ~朝に道を聞かば夕べに死すとも可なり~」は、2020年1月11日スタートのtvk(TV神奈川)放送のドラマです。

チョコレート戦争
~朝に道を聞かば夕べに死すとも可なり~

芸能クラスを備え、毎年バレンタインデーが重要イベントの私立百瀬学園。

バレンタインデーに一番多くのチョコレートをもらった男子生徒は“キング”と呼ばれ、先の芸能活動も保証されるのだが、今年の2月14日、事件は起こった。“キング”確定と噂されていた篠田康太が誰かからの毒入りチョコレートが原因で死亡したのだ。

篠田のクラスの副担任・仁科智也は、篠田が所属していた学園内アイドルユニット“Dust Kiss”のメンバー、吉川優、村木乃亜、宮田健介、小暮海斗(TAKA)に話を聞いて行くが……。

果たして誰が、毒入りチョコレートを渡したのか。そして物語は仁科の隠された過去へと遡ることになる…。

【キャスト】仁科智也(小澤廉)/松井俊二(小林且弥)/篠田康太(立石俊樹)/吉川優(小南光司)/村木乃亜(古谷大和)/宮田健介(星元裕月)など

『チョコレート戦争』第4話 あらすじ

大きな窓を背に、仁科智也(小澤廉)はカバンを抱えて座っている。

ここはあるプロダクションのオーディション会場で、同じようにパッとしない若者たちが数名、仁科の隣に並んでいた。

 

威圧的な社長と、常に社長の顔色を窺っているびくびくした社員たち。

ただひとり、横柄な態度で椅子に座っている鮮やかな色をしたスーツの若者が目を引いた。

「仁科智也、18歳です。えと……終わりです」

ひたすら暗く、地味な自己紹介に場がしんとなる。

 

「なんかないの?自己PRとか」

「ものまね、とか……?じゃ……森進一」

「もういい!」

若干くいぎみに、社長の怒声がとんだ。

大笑いする若者。

社長は静かに「出ていけ」と言った。

 

傍若無人な態度の若者は、社長の息子らしい。

オーディションに同席するように言われたようだが、終始小ばかにした態度で、親父の威圧的な経営手腕に納得していないようだ。

「雅樹、二度と顔を見せるな」

言われた若者は部屋を出ていくとき、仁科を呼んだ。

「おい、森進一。こい」

「はい。では、失礼します」

こうして、仁科のアイドル人生が始まった。

 

辻雅樹(小早川俊輔)に連れていかれた場所は、彼が経営する人材派遣業の待機部屋だった。

訳アリのようで妙に明るい女たちが仁科を歓迎し、芸名を決めてくれた。

「新堂京平です」

これが仁科のふたつめの名前だ。

いったいどんな風にことが運ぶのかはわからなかったが、とにかく仕事があるのはありがたかった。

 

もともと仁科は、アイドルになりたかったわけではない。

バイト先の古本屋がつぶれて、次の仕事を探していただけだ。

あのときは、ただのバイトの面接だと思っていたらオーディションが始まってしまったので、焦った。

 

雅樹について出たのも、ただ帰りたかったから。

正直に告げると雅樹は余計に面白がって、仁科をアイドルにすると言い出したのだった。

とはいえ、愛想もない、色気もない、そもそも本人にやる気がない仁科がどうやってアイドルになるのだろう?

雅樹の腕の見せ所である。

 

「I have a dream that one day……」

1963年公民権運動に沸くアメリカで、マーティン・ルーサー・キング・ジュニア牧師が行った演説をつぶやきながら、女性が次々に写真を撮っていく。

被写体は、雅樹の抱える女性キャストと戯れる男たちだ。

この写真が雅樹の切り札になる。

 

男たちは、芸能企画の社長であり、一流の美容師であり、スタイリストであり、カメラマンであり、ダンサーだった。

弱みを握られた男たちは、見るからにさえない仁科を変えていく。

「これこれ!この曲!『プリティウーマン』って知ってる?大富豪がコールガールをいい女に磨き上げていくやつ!」

雅樹は楽しそうに映画の曲をハミングしている。

ポージングも、ダンスも、正直雅樹のほうが数段うまいのだが、どうしても仁科をアイドルにして売り出したいらしい。

 

「世の中に偶然ってあると思う?俺はそんなもんないと思ってる。偶然と思ってることも、全部前から決まってる。必然だよ。お前と俺が出会うことも決まってたんだ」

雅樹はそう言うのだが、本当にそうなのだろうか?
 

『チョコレート戦争』第4話 ネタバレ感想

学園内の謎解きにちょっと飽きてきたかな~というタイミングでこの展開。

面白いですね。

 

にっしー、アイドル志望じゃなかったんだ。

無理やりアイドルにさせられたんだ。

前回の予想はまったく大外れでした……。

 

脚本だれ?と思ったら、監督が脚本を書いているんですね。

堀内博志さんという監督さんです。

40代後半の方で、ちょっとびっくり。

もっと若い方かと勝手に思っていました。

キング牧師の演説を使うところはちょっと雰囲気ありますよね。

 

若手の舞台俳優さんを起用し、魅力を引き出すのが得意ということで、仁科役の小澤廉さんも辻雅樹役の小早川俊輔さんも、確かにすごくいいです。

30分という短い時間なので、ふたりの役者さんをじっくり見られるのが嬉しい。

 

雅樹はどうやら、大手芸能プロダクションのドラ息子。

父親は支配的な性格で、「怒り」を道具にして社員やタレントを統括しているようです。

それでもついてくるやつが本物だ、という考え方のようですが、正直旧世代ですね。

いまはなんでもほめて伸ばす時代ですよ~。

 

雅樹はなんでもそつなくこなすタイプで、女あしらいも上手。

本人がタレントになってもいいぐらいですが、やっぱり父親を見返したいんでしょうか?

 

本気でにっしーがアイドルになれると思っているのかな?

ギラギラした野望のないにっしーが面白く思えたのでしょうか?

世の中そんなに甘くないと思いますけど……。

 

にっしーアイドル化計画は本当にうまくいったのか?

殺された篠田康太(立石俊樹)は、新堂京平の存在をどこで知ったのか?

そして、なんの目的でにっしーにその事実を伝えたのか……。

やはり、にっしーの過去にいろいろと謎があるようですね。

 

にっしーは流されやすい性格で、他人に対して強く自己主張することがないタイプっぽい。

せっかく入った大学も行ってないし、まじめそうに見えてそうでもないし。

デリヘル嬢の控え室に入れられてもたいして動じてないし、すぐになじんで女の子の手配とかしてる。

(女性キャスト斡旋業ということで、雅樹の仕事は広義のプロダクションといえなくもないですが、やっぱデリヘルですよね、あれは)

 

ワルじゃないけど、ピュアでもない。

無気力というか、なんというか、ちょっとつかみどころがない人なんですよね。

世の中の人が、舞台の上で一生懸命生きているとしたら、それを舞台袖でじっと見ている傍観者のような……。

どう転んでも殺人者になるような熱量はなさそう。

う~ん。

 

ますます、篠田くんを殺した犯人がわからなくなってきました。

それよりも、にっしーと雅樹の物語の続きが気になりますね。

 

にっしー役の小澤廉さんのツイッターには、今回は放送されていないシーンの様子がアップされています。

なんか、雅樹が井戸から上がってきたり、ドラキュラのように棺桶から起き上がってきたり……。

妄想シーンか?

 

仲がよさそうで結構ですが、雅樹の明るさには逆にやばみを感じます。

お父さんとの確執が意外に根深く、彼を支配しているような気がするんです。

アハハと笑いながらビルの屋上から飛んでしまいそうな危うさとでもいいましょうか。

「お前、おもしろいな!」と何度も言うのは、ほかになにひとつおもしろいことがないからじゃないか、とか。

ひとりぼっちのときは、全然顔が笑っていないんじゃないか、とか。

 

考えすぎでしょうか?

小早川俊輔さんは、深読みしたくなる雰囲気の役者さんですよね。

 

次回は、また新たな登場人物がいるみたいです。

第2章、しばらくにっしーの過去の物語が続きますね。

でも「バレンタインの怪人」も忘れないでねー!
 

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