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睡眠薬の効果や副作用、飲み方の注意点とは?

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睡眠薬の効果や副作用、飲み方の注意点

寝つきが悪く、睡眠が足りない日々が続くと、心身共に大きなストレス。

睡眠に関する問題があり、それが1か月以上続き、生活に支障をきたしてしまっている場合は不眠症と診断されます。

不眠症改善にリラックス作用のあるグッズを使用したり、運動をしたり、ストレスを発散したりしているものの、なかなか改善が難しい場合は睡眠薬の使用を検討してみましょう。

ということで、今回は睡眠薬の効果や副作用、飲み方の注意点などを見ていきたいと思います。

睡眠薬(睡眠導入剤)で不眠症を改善できる?その効果とは

睡眠薬(睡眠導入剤)は医師の診察を受け、処方箋を出してもらうことで購入します。

睡眠薬は脳内の抑制系神経伝達物質GABAの働きを促進させ、脳の興奮を抑えます。

それにより精神的ストレスを緩和し、脳と体をリラックスさせて睡眠へ導く効果があるのです。

 

睡眠薬は種類があって、薬によって作用時間が異なります。

作用時間別に「超短時間作用型」「短時間作用型」「中時間作用型」「長時間作用型」の4つに分類され、不眠症の症状に応じた薬が選ばれています。

超短時間作用型(作用時間3~5時間)
短時間作用型(作用時間6~12時間)

作用時間が短いため、夜になかなか寝付けない「入眠障害」に効果的。一度寝付いてしまえば朝まで起きない人に適しています。

中時間作用型(作用時間12~24時間)
長時間作用型(作用時間24時間~)

超短・短時間作用型の薬では、途中で効果が切れてしまう不眠症状の人に効果的です。

夜中に何度も目が覚める「中途覚醒」、起床予定時刻より早く目が覚めてしまう「早朝覚醒」深い眠りができず、寝た気になれない「熟睡障害」の人に適しています。


 

長期服用・急な中断はNG!?睡眠薬による副作用や依存リスク

睡眠薬の副作用や依存リスクも頭に入れておかなければなりません。

現在の睡眠薬は安全面において改良されているため、服用量によって昏睡状態や死亡するといった生命に関するリスクはなくなったものの、以下のような副作用が存在します。
 

翌日も作用が持ち越される

作用時間がそれぞれ異なる睡眠薬。ものによっては、作用が次の日まで持ち越されて、「朝が起きづらい」「日中だるい」「仕事に集中できない」といった事に繋がる可能性もあります。
 

ふらつきによる転倒

睡眠薬には筋弛緩作用があるものもあり、それによって体がリラックスしやすくなりますが、ふらつきやすく転倒を招く恐れがあります。高齢者などは注意が必要です。
 

健忘

服用後の記憶がないといった症状がでる場合があります。覚えのない電話の発信履歴やお菓子を食べた形跡など、翌朝になって気づき驚いてしまいます。
 

反跳性不眠、離脱症状

睡眠薬を長期的に服用していた場合、自己判断で急にやめたりすると離脱症状を起こす場合があります。吐き気や身体の震え、不眠、不安感や緊張感の高まりといった症状が出ることも。
 

副作用の少ない睡眠薬はある?

睡眠薬は作用時間の他にベンゾジアゼピン系、非ベンゾジアゼピン系に分けることができます。

非ベンゾは筋弛緩作用が少なく薬の切れも早いため、ふらつきの抑制や翌朝の作用の持ちこしにくいといった特徴があるため、副作用はリスクも軽減されています。

 

現在の医療現場ではこのベンゾ・非ベンゾの2種類が主流です。

ベンゾ系は超短時間作用型から長時間作用型までありますが、非ベンゾ系は現在中時間作用型、長時間作用型の薬はありません。

ベンゾ系・非ベンゾ系よりも新しく登場した、「メラトニン受容作動薬」や「オレキシン受容体拮抗薬」などは副作用も少なく、依存リスクも低い睡眠薬として注目されています。

脳に直接作用して興奮や緊張を鎮める主流の薬に対し、睡眠ホルモンに働きかけて自然な眠りを促すため、リスクが低いと言われています。

しかし睡眠効果としては、ベンゾ・非ベンゾといった主流薬よりも乏しく、薬の副作用や依存リスクを避け睡眠をサポートする薬が欲しいという人向けの睡眠薬といえます。
 

睡眠薬を服用する上での注意点

できるだけ副作用や依存のリスクを避けるには、正しく服用することが大切です。

以下の点に気を付けていきましょう。
 

医師の指示に従って服用する

上でも説明したように、薬を突然やめてしまうと離脱症状が出たり、かといって長期的に服用を続けると依存のリスクも高まります。

効かないからといって過剰に摂取する事も、副作用の増強を招き身体もさらに強い薬を求めるようになってしまいます。

睡眠薬はどうしても眠れない時に服用する、徐々に薬を減らしていくなど医師の指示に従った調整が必要です。
 

薬を服用したら、速やかに布団に入る

睡眠薬の副作用である健忘。行動の自覚がないため、その時に外出したり、火や刃物を使った料理などを行なってしまっては大変です。

万が一のトラブルを防ぐため、薬を飲んだら速やかに布団に入りましょう。
 

アルコールと一緒に飲まない

夜にアルコールを飲む習慣がある人は特に注意が必要です。

睡眠薬はアルコールのような鎮静作用のある物質と一緒に摂るのは禁忌とされています。

双方とも脳に直接働きかけるため、作用が増強してしまうのです。

作用が増強すると副作用が更に強く出たり、最悪の場合昏睡状態を招きます。

睡眠薬を飲む予定のある日はお酒を飲まない、あるいは完全にアルコールが抜けきってから薬を飲むようにしましょう。
 

不眠症はできるだけ早く改善を目指そう

不眠の症状を放っておくと、うつ病などの精神疾患、肥満や糖尿病、心臓病などのリスクが高くなります。

様々な不眠対策をとっても満足のいく睡眠が得られない場合は、薬を使ってでも眠れるようにした方が賢明です。

しかし薬は不眠体質の根本を解決するものではありません。根本的に解決するには、原因となっている物事の解決が大切です。

場合によってはカウンセリングや心理療法も有効で、改善後の再発防止にも繋がります。

できるだけ早めに対策をとるようにしましょうね。

 

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