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朝ドラ『とと姉ちゃん』のキャストやあらすじ、見どころ一挙まとめ!

投稿日:2019-12-13 更新日:

朝ドラ『とと姉ちゃん』のキャストやあらすじ

早逝した父のかわりに、家族を守ることになった『とと姉ちゃん』。「とと」というのは「父親」の意味です。

ヒロインは、小橋家の長女・常子。

暮しの手帖社の創業者・大橋鎭子をモデルとし、常子と妹たちが、伝説の編集者・花山伊佐次と、雑誌「あなたの暮し」を作るため奮闘する、挑戦の物語です!

辻恵子による温かみのある切り絵を使ったオープニングが、ドラマ全体の温かい世界観を見事に表現し、5年の活動休止期間を終え、音楽活動に復帰した宇多田ヒカルが、主題歌「花束を君に」を歌い、ドラマに花を添えました。

一家の大黒柱・小橋常子を演じるのは、高畑充希

本作で、父親のかわりに家族を支える、おおらかで明るいヒロイン・小橋常子を演じるのは、高畑充希。

2,564人の中から、本作のヒロインに見事選ばれました。

 

高畑充希は、中学在学中に受けたミュージカルのオーディションで、9,621人の中から、主演に選ばれたのが女優デビューのきっかけで、

2007年から6年間、ミュージカル「ピーターパン」で主演をつとめあげるなど、舞台女優としても高く評価されています。

 

そんな彼女の朝ドラデビューは『ごちそうさん』。

『ごちそうさん』では、内気なヒロインの義妹が徐々に強くなっていく姿をていねいに演じました。

 

『とと姉ちゃん』出演後も、数々の映画・ドラマ・ミュージカルに出演。演技派女優として活躍の場を広げ、

本作と同時期に公開された『植物図鑑 運命の恋、ひろいました』で第40回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞しています。


 

朝ドラ『とと姉ちゃん』の主要キャスト

物語の舞台は、戦前から戦後まで。たくさんの素敵な人々に出会いながら、強く、たくましく成長する常子の姿が描かれています。

『とと姉ちゃん』キャスト
〜戦前編〜

浜松の染物工場で営業部長として働く小橋竹蔵(西島秀俊)・君子(木村多江)夫婦の間に生まれた常子。

常子の下には2人の妹、鞠子(相楽樹)・美子(杉咲花)がいます。

 

竹蔵の死後、一家は、東京にある母の実家「青柳商店」で暮らすことになります。

君子の母・青柳滝子(大地真央)は、時に厳しく、時に優しく、常子たちを支える大きな存在となりました。

 

このころ出会った、星野武蔵(坂口健太郎)は常子にとって運命の人。

しかし、様々な事情から、一生を共にすることはかないませんでした。
 

『とと姉ちゃん』キャスト
戦中・戦後 〜前編〜

タイピストとして働いていた常子ですが、誤解から職を辞めることになり、新たに甲東出版で働き始めることになりました。

その時に出会った花山伊佐次(唐沢寿明)とは、のちに出版社を立ち上げることとなります。

 

戦局の悪化で、苦しい暮らしを余儀なくされた常子たちでしたが、それを父の弟である小橋鉄郎(向井理)が助け、やがて終戦の日を迎えたのでした。

『とと姉ちゃん』キャスト
戦中・戦後 〜後編〜

常子は、花山とともに「あなたの暮し社」を立ち上げます。

経理担当として働く水田正平(伊藤淳史)と鞠子は結婚。

娘のたまき(吉本実憂)も、のちに、あなたの暮し社に入社することとなるのでした。
 

朝ドラ『とと姉ちゃん』のあらすじ

『とと姉ちゃん』のあらすじ
〜戦前編〜

1930年、浜松。小橋竹蔵・君子夫婦の間に、常子は三姉妹の長女として生まれました。

 

父の結核が悪化する中、父を喜ばせるために、工夫して花見を開くなど、発想力豊かで、行動力もある常子。

父の病床で、父親がわりとして家族を支えていくと約束した常子は、父の死後も、持ち前の聡明さで、家族のピンチを救い、とと姉ちゃんとして強く成長していきます。

 

父の死から4年、生活が困窮した小橋家は、母の実家である東京・深川に移り住むことに。

実家「青柳商店」は、君子の実母・青柳滝子がとりしきっており、君子とは、考え方の相違からしばしば衝突することにもなりますが、常子が仲を取り持ち、滝子と君子のわだかまりもやがて溶けていくのでした。

 

常子と鞠子は、東京の高等女学校に編入。

常子は、そのころに出会った、帝大生・星野武蔵と親交を深めていきます。

そして、迎えた進路選択。

常子は、家計を支えたいとの思いから、タイピストへの就職を決意することとなるのでした。

 

そして、一年後。一人前のタイピストとして働けるようになった常子に、大阪行きが決まった星野がプロポーズしますが、常子は、家族を守りたいとの思いから、それを断ってしまうのでした。
 

『とと姉ちゃん』のあらすじ
戦中・戦後 〜前編〜

1940年、ビアホールで酔客にからまれたことが職場に伝わり、あらぬ誤解を受け、常子はタイピストの職を失ってしまいます。

次の就職口は、甲東出版の事務職。

仕事で出会った花山伊佐次が常子のその後の生き方に大きく影響を及ぼすことになっていきます。

 

一方、祖母・滝子の体調が悪化。

滝子は引退を決め、青柳商店を廃業。東京を離れて療養することとなります。

こうして小橋家は、深川から目黒に転居することとなりました。

 

1944年、戦局は悪化。

甲東出版の男性は次々に徴兵されていき、残された常子は会社の本を貸し出す「貸し本業」を営むことで、なんとか生計を支え、妹の鞠子・美子もそれぞれ軍需工場で働いていたのですが、生活は困窮していきます。

 

不安を感じつつ過ごしていた中、叔父の小橋鉄郎がふらりと小橋家を訪ね、常子たちの家に同居することに。

以後、常子たちの生活が安定するまで、常子たちを支えていったのでした。

 

そして迎えた終戦。

常子は、戦争で様々なものを失いながらも、強く生きる女性のための雑誌を作りたいと思うようになります。

鉄郎の助言もあり、常子は甲東出版を辞し、姉妹で出版社を立ち上げ、女性誌を出版します。

 

人々の暮らしを豊かにする雑誌作りのため、常子たちは、花山伊佐次を口説き落として雑誌の編集長に迎え、新雑誌「あなたの暮し」を創刊。

第一号の目玉企画を「洋服」にし、少ない布地でできる直線断ちのワンピースの作り方を紹介、創刊号は好評を博します。

 

順調に売れ行きを伸ばすかに思えた「あなたの暮し」ですが、そう簡単にはいきません。

常子は販売数を伸ばすため、雑誌に広告を掲載することを決断。

しかし、記事の公平性が保たれないという理由で花山の猛反対にあいます。

反対を押し切り、広告掲載をしたため、花山は激怒し退職してしまうのですが…。

 

花山の予想通り、広告主から記事の内容に干渉されてしまったことで、常子も考えを改めます。

美子らの奔走もあり、花山とは、無事に和解。

新たに花山と取り組んだホットケーキのレシピ記事をきっかけに、「あなたの暮し」も再び売り上げを伸ばすことになるのでした。

『とと姉ちゃん』のあらすじ
戦中・戦後 〜後編〜

1955年、常子たちは、市場に出回る商品を検査比較するという企画を立ち上げます。

公平に検査できるよう、検査を自社で担えるように工夫する常子たち。

雑誌で低い評価をつけられた企業から嫌がらせを受けることもありましたが、信念をもって商品比較に取り組む常子たちの真摯な姿勢が、雑誌の評価を上げていくのです。

 

同じころ、常子は、東京に戻ってきた星野に再会。

妻を失った星野は、男手一つで子供2人を育てていました。

 

子供たちにもなつかれ、再び星野との結婚を意識した常子でしたが、子供たちとの生活を優先したい星野が閑職を希望して名古屋に移り住むこととなり、再び星野とは別々の道を歩くことになります。

 

鞠子と美子はそれぞれ結婚しましたが、妹夫婦たちの強い希望で、常子は住んでいた借家を土地とともに買い取って家を建て替え、妹夫婦たち・母・常子の大所帯で暮らすことに。

常子は、再び「とと姉ちゃん」としての日々を送るようになります。

 

時は流れ、1973年。

鞠子と水田の娘であるたまきが、あなたの暮し社に入社。

常子は、女性社員たちの働きやすさを考え、様々な職場改革に乗り出していきます。

 

同じころ、花山の体調が悪化。

戦時中の人々の暮しを記録に残したいという花山の気持ちを知った常子は、読者から戦時中の体験を公募し、それをまとめるという企画を出します。

この「あなたの暮し・戦争特集号」は発行部数が100万部を突破。

これが花山の最後の仕事となったのでした。

 

花山の死後、「あなたの暮し」は日本出版文化賞を受賞。

常子は夢に現れた竹蔵に今まで歩んできた道のりを報告、とと姉ちゃんとして生きてきたこれまでを懐かしく思い返すのでした。
 

『とと姉ちゃん』の見どころ

暮しに寄り添った雑誌作りのおもしろさ

なんといっても、このドラマの見どころは、常子と花山が取り組む雑誌作りのおもしろさにあります。

少しの布地で難しい技術を持っていなくても作れるワンピースの作り方、身近な商品の品質を比較検査する記事など、次々と人々の「知りたい」を追求したテーマを企画・立案していく2人に目が離せません。

「どうしたもんじゃろのう」が口癖の常子が、時に困難に阻まれながらも、理想を追い求める姿に勇気を与えられます。
 

常子の二度の恋、そして二度の別れ

常子が恋した相手、星野。

常子は星野と、一生で二度、恋に落ち、そして二度ともその恋はかないませんでした。

恋よりも、自分の家族を養うことを優先した一度目の別れ。

そして、結婚よりも、仕事を優先した二度目の別れ。

どちらの別れも、どこか爽やかなのは、きっとその別れが、常子にとってとても前向きなものだったからなのでしょう。
 

『とと姉ちゃん』としての成長

「父のかわりに、家族を守る」と約束をしたときの常子は、わずか10歳。

その日から、『とと姉ちゃん』として、常に家族を想い、父の役割を果たそうとする常子の芯の強さは、本当にたくましい!

のちに、母と妹家族と一緒に住む大きな家を建てることになり、ここでも「とと姉ちゃん」としての役割を果たしていきます。

そして、もちろん、会社でも、とと姉ちゃんぶりをいかんなく発揮する常子。

そう、常子の成長こそ、このドラマの魅力なのです!
 

朝ドラ『とと姉ちゃん』その魅力とは

激動の時代を、明るく、そして大らかに生き抜く常子。

「女性の幸せは結婚だ」というのが当たり前だった時代に、独身を貫き、立派に家族を幸せにしたその姿は、たくましく、そして美しいものでした。

雑誌「あなたの暮し」は、当たり前の暮しが当たり前ではなかった時代に生きた常子たちだからこそ、作り上げることができたのでしょう。

『とと姉ちゃん』は、「当たり前の暮らしを大切にすること」、その尊さを教えてくれる物語です。
 

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