母の日というとすぐに思い浮かぶほど、誰もが知っている花であるのがカーネーションです。
あまり普段は気にしないかもしれませんが、カーネーションといってもいろんな色や種類があるのをご存知でしょうか?
カーネーションの種類について、花弁の形や花弁の色などをご紹介します。
目次
カーネーションの花弁(花びら)の形
カーネーションが属しているナデシコ属は、約300種類の花があります。
ですが、カーネーションは花びらの色が8種類と約3000以上の品種があります。
品種改良などによって新しい形や性質、色をもったカーネーションが生まれています。
花の形の特徴や、花がどのように茎についているのかでタイプ分けされています。
まず、カーネーションの花の付き方で分けると「スタンダード」と「スプレー咲き」に分けられます。
そして花の特徴で分けると「剣弁咲き」「極剣弁咲き」「丸弁咲き」「ひと重咲き」というタイプに分けられます。
それぞれの違いや見分け方をご紹介します。
スタンダード
このタイプのカーネーションは、一本の茎に1輪の花がついています。
花びらがたくさんついており、花が大きいのでボリュームがあり、とても華やかな印象のタイプです。
以前は、こちらの大型の一輪タイプのカーネーションが主流でした。
スプレー咲き
こちらのタイプのカーネーションは品種改良が進み、枝分かれしている茎の先につぼみも含めた3~10輪ほどの数輪の花がついています。
花が小さめなので、かわいらしい印象のタイプとなります。切り分けて使用することができるので、お得な感じがあります。
また、1本で様々なあしらい方をすることができます。花束などによく使用されています。
剣弁咲き
こちらのタイプのカーネーションは、花びらのふちの部分にギザギザとした切れ込みが入っている昔からの代表的な花の形です。
カーネーションというと、この形を思い浮かべる人が多いのがこのタイプです。
極剣弁咲き
先端にギザギザがあり、花びらが細く剣のように尖っているのがこのタイプです。とてもユニークな形をしています。
別名スター咲きとも呼ばれています。つぼみも含めて、ぱっと見はカーネーションには見えないような珍しい種類のタイプです。
丸弁咲き
こちらのタイプのカーネーションは、花びらのふちに切り込みがありません。もしくはとても少ないのがこのタイプです。
よく花びらを見てみないと、剣弁咲きとの違いがわかりにくいです。
最近は柔らかい雰囲気が好まれており、品種も増えてきています。
ひと重咲き
ひと重、または半八重咲きのタイプのカーネーションです。ナデシコと少し見分けがつきにくいです。
楚々としている小輪です。主役というよりは、アレンジのアクセントなどに使用されています。
カーネーションの花弁(花びら)の色の種類
カーネーションは、花弁の色ごとにも品種に分けられています。
イオス
鮮やかな赤色のカーネーションの園芸品種です。時間が経っても、黒っぽくなりにくいのが特徴です。最もメジャーなタイプの一つです。
ベルマウス
濃い赤色が特徴のカーネーションです。もっと黒いブラックベルマウスというのもあります。
サラ
薄いピンク色で花びらがフリルのようになっている品種のカーネーションです。
コノハ
鮮やかな緑色の園芸品種のカーネーションです。珍しい色ですね。
ポネ
濃いオレンジ色の品種のカーネーションです。株がまとまって咲きやすいのが特徴です。蕾の時は緑色をしています。
メレ
淡い黄色の品種のカーネーションです。嫉妬という花言葉をもっているので、プレゼントには向きません。
ネロ
複色と呼ばれている品種のカーネーションです。混合色をもっており、個性的な雰囲気です。
ムーンストーン
純白の品種のカーネーションで、あまり市場に出回りません。
ムーンダスト
青色に近い青紫色の花のカーネーションで、世界で初めての栽培に成功したため、一躍有名となりました。
日本とオーストラリアが共同で作った園芸品種です。園芸品種の中でも人気が高く、有名です。
カーネーションの花弁(花びら)の形と色:まとめ
カーネーションにも、花弁の色や形によってたくさんの種類があります。
色によっては花言葉も全て違っているため、贈る際には贈る人に合った花言葉のカーネーションを探してみてくださいね。
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